※本記事は福留ハムが公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
福留ハムは2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)の連結決算を発表した。本記事は同社の決算短信に基づく簡易サマリーである(同社は決算補足説明資料の作成および決算説明会の開催が「無」と開示)。売上高は237億56百万円(前期比3.5%減)と減収となり、営業損失は7億94百万円(前期は営業損失6億21百万円)、経常損失は7億92百万円(前期は経常損失6億14百万円)と損失が拡大した。一方、固定資産売却益や投資有価証券売却益などの特別利益12億37百万円を計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は3億17百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失6億40百万円)と黒字に転換した。
連結業績(当期 実績)
決算短信によれば、原材料価格ならびに諸経費が高値で推移したことに加え、人件費高騰と人材確保難、物価高のなかでの競合他社との価格競争激化により企業収益が圧迫された。同社グループは2025年10月1日に締結した業務提携を含む「(2026年3月期から2029年3月期の4カ年における)事業再構築計画」を策定・実行したが、想定以上に厳しい経営となったとしている。損益計算書では特別利益として固定資産売却益4億81百万円、投資有価証券売却益4億62百万円、役員退職慰労金免除益2億92百万円(特別利益合計12億37百万円)を計上した一方、特別損失に減損損失1億3百万円を計上し、税金等調整前当期純利益は3億41百万円となった。1株当たり当期純利益は95.07円(前期は1株当たり当期純損失191.87円)、自己資本比率は19.6%(前期末14.7%)である。なお同社は、8期連続の営業損失計上および4期連続の営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在するとしたうえで、事業再構築計画の実行および資金余力の確保により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断している。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 23,756百万円 | 24,621百万円 | 3.5%減 |
| 営業利益 | △794百万円 | △621百万円 | - |
| 経常利益 | △792百万円 | △614百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 317百万円 | △640百万円 | - |
| 1株当たり当期純利益 | 95.07円 | △191.87円 | - |
| 自己資本比率 | 19.6% | 14.7% | 4.9pt上昇 |
セグメント別の状況
報告セグメントは「加工食品事業」「食肉事業」の2区分。加工食品事業は新商品「MIRAI(無塩せき商品)」が順調に伸びたこともあり売上高は前年同期を上回ったが、原価低減・生産性向上に努めたものの原材料価格ならびに物流コスト・労働コスト等の上昇分を賄いきれず、利益は前年同期を下回った。食肉事業は、物価高による消費者の低価格志向が高まるなか、輸入肉ならびに国内豚肉相場が高値かつ不安定で推移したことや国内牛肉の商品仕入が困難だったことから売上高が前年同期を大きく下回り、販売重量および販売額の減少により利益も前年同期を下回った。報告セグメント計の損失174百万円に全社費用6億19百万円が加わり、連結の営業損失は7億94百万円となっている。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 加工食品事業 | 売上高(外部顧客への売上高) | 10,326百万円(前年同期比1.2%増) | 10,202百万円 |
| 加工食品事業 | セグメント利益又は損失(△) | △13百万円 | 128百万円 |
| 食肉事業 | 売上高(外部顧客への売上高) | 13,430百万円(前年同期比6.9%減) | 14,418百万円 |
| 食肉事業 | セグメント利益又は損失(△) | △160百万円 | △155百万円 |
| 報告セグメント計 | 利益 | △174百万円 | △27百万円 |
| 全社費用 | - | △619百万円 | △594百万円 |
通期業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高256億円(前期比7.8%増)、営業利益1億60百万円、経常利益1億40百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1億40百万円(同55.9%減)、1株当たり当期純利益41.96円としている。第2四半期累計では売上高120億円(前年同期比1.8%増)、営業利益0百万円、経常損失10百万円、親会社株主に帰属する当期純損失20百万円、1株当たり当期純利益0.00円の見込み。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高(通期) | 25,600百万円(前期比7.8%増) | 23,756百万円 |
| 営業利益(通期) | 160百万円 | △794百万円 |
| 経常利益(通期) | 140百万円 | △792百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(通期) | 140百万円(前期比55.9%減) | 317百万円 |
| 1株当たり当期純利益(通期) | 41.96円 | 95.07円 |
| 売上高(第2四半期累計) | 12,000百万円(前年同期比1.8%増) | - |
| 営業利益(第2四半期累計) | 0百万円 | - |
| 経常利益(第2四半期累計) | △10百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(第2四半期累計) | △20百万円 | - |
| 年間配当金(2027年3月期予想) | 0.00円 | 0.00円 |
株主還元
2026年3月期の年間配当金は0.00円(第2四半期末0.00円・期末0.00円)で、前期の2025年3月期と同じく無配であった。配当金総額、連結配当性向、純資産配当率はいずれも「-」と記載されている。2027年3月期についても年間配当金0.00円(第2四半期末0.00円・期末0.00円)を予想している。自己株式の取得に関する方針は決算短信に記載がない(連結キャッシュ・フロー計算書には自己株式の取得による支出0百万円を計上)。
※本記事は福留ハムが公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。