※本記事はBirdmanが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
Birdmanの2025年6月期連結業績は、売上高319百万円(前期比▲84.7%)、営業利益▲561百万円、経常利益▲684百万円、当期純利益▲715百万円となった。会社は、2024年6月期末時点で債務超過となり上場維持基準(純資産基準)の改善期間入りとなったことを受け、第三者割当(新株式及び新株予約権)による純資産基準の適合に取り組んだが、新株予約権の権利行使が難航し、コア事業であるMX事業に必須の外注費用の資金確保ができなかったため、受注が予定を大きく下回り、大幅な売上減少と営業損失計上に至ったと説明している。
連結業績(2025年6月期 実績)
売上高は2,085百万円(2024年6月期)から319百万円(2025年6月期、前期比▲84.7%)へ減少した。売上総利益は▲447百万円から18百万円に、販管費は1,392百万円から579百万円(同▲53.9%)に縮小したが、営業利益は▲561百万円、経常利益は▲684百万円、当期純利益は▲715百万円と、いずれも損失を計上した。増減率が「-%」と記載されている項目は資料の表記のとおり増減率を示していない。
| 項目 | 2024年6月期(連結) | 2025年6月期(連結) | 増減額 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,085 | 319 | ▲1,766 | ▲84.7% |
| 売上総利益 | ▲447 | 18 | 466 | -% |
| 販管費 | 1,392 | 579 | ▲812 | ▲53.9% |
| 営業利益 | ▲1,840 | ▲561 | - | -% |
| 営業利益率 | ▲88.2% | ▲175.9% | - | -% |
| 経常利益 | ▲2,021 | ▲684 | - | -% |
| 当期純利益 | ▲3,028 | ▲715 | - | -% |

財務状態
2025年1月発行の第三者割当により、2025年6月期末の純資産は255百万円の正に転換した(2024年6月期末は▲1,446百万円の債務超過)。資産合計は1,886百万円(増減額+1,511百万円)、うち現金及び預金は1,721百万円(同+1,612百万円)に増加した。
| 項目 | 2024年6月期末 | 2025年6月期末 | 増減額 |
|---|---|---|---|
| 流動資産 | 302 | 1,809 | 1,507 |
| 現金及び預金 | 115 | 1,721 | 1,612 |
| 売上債権 | 241 | 20 | ▲221 |
| 固定資産 | 73 | 77 | ▲3 |
| 資産合計 | 375 | 1,886 | 1,511 |
| 流動負債 | 1,405 | 1,436 | 30 |
| 短期借入金+1年内長期借入金 | 1,053 | 791 | ▲261 |
| 固定負債(長期借入金) | 417 | 195 | ▲221 |
| 純資産 | ▲1,446 | 255 | 1,701 |
| 負債純資産合計 | 375 | 1,886 | 1,511 |
上場維持基準(純資産基準)への適合
会社は、2024年6月期の連結会計年度末において連結純資産が14億46百万円の債務超過となり、2024年9月26日付で東証グロース市場の上場維持基準(純資産基準)に係る改善期間入りとなった。その後、第三者割当により純資産基準の適合に取り組んだものの、新株予約権の権利行使が当初計画に比して難航し、2025年6月期末ぎりぎりでの基準充足となった。2025年6月期連結会計年度末時点の連結純資産は255百万円の正となり、2025年9月29日提出の第13期有価証券報告書において連結純資産の額が正となったことが確定し、同日「上場維持基準(純資産基準)への適合に関するお知らせ」を公表した。会社は、新株予約権の権利行使が進んだことでMX事業資金が確保できたとし、2026年6月期の黒字化に向けて信頼回復に取り組むとしている。

セグメント別の状況
2025年6月期のセグメント別業績は、MX事業が売上高315百万円・セグメント利益▲40百万円、EX事業(エンタメネクスト除く)が売上高3百万円・セグメント利益▲175百万円で、連結子会社Live-adのイベント事業は通期の売上・利益とも「ー」(該当なし)としている。会社は、MX事業について新株予約権の権利行使難航により事業資金の確保ができず受注件数が前期実績を大幅に下回ったこと、EX事業についてはMX事業の収益化を最優先とする方針のもと2024年6月期に計上した多額の損失の処理を行ったことをそれぞれ要因として挙げている。
| セグメント | 売上高 | セグメント利益 |
|---|---|---|
| MX事業 | 315 | ▲40 |
| EX事業(エンタメネクスト除く) | 3 | ▲175 |
| Live-ad | ー | ー |

2026年6月期業績予想
会社は、個別事業ごとの計画を策定中であり、現時点において合理的に業績を算定することが極めて困難であるため、2026年6月期の業績予想は未定としている。合理的な算出が可能となった時点で速やかに公表するとしている。MX事業については、第三者割当にて発行した新株予約権の権利行使が期末時点で相応に行われ、事業展開に必須の外注費用を確保できたことから、同事業の立て直しを本格化するとしている。EX事業については全面的な見直しを行い、「イベントプロデュース」「IP(Intellectual Property)」を中心に再生に取り組むとしている。
中期ビジョン・売上目標
会社は中期ビジョンとして売上高目標を示しており、資料の期間表記(「2024年7月-12月」「2025年1月-6月」を含む区分が「2024年度」、「2025年7月-2026年6月」が「2025年度」、「2026年7月-2027年6月」が「2026年度」)との対応関係から、それぞれ2025年6月期・2026年6月期・2027年6月期に相当する。目標値は2025年6月期3.1億円、2026年6月期5億円、2027年6月期10億円としている(2025年6月期の実績売上高319百万円は、この目標にほぼ沿う水準となった)。2025年度(2026年6月期)の取り組みとしては、コーポレートサイトのフルリニューアルや営業売上案件の戦略的獲得、新規ビジネスの計画的進行などを掲げている。

配当・株主還元に関する記載は資料にない。
※本記事はBirdmanが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。