※本記事は塩水港精糖が公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
本記事は、塩水港精糖が2026年5月8日に開示した「2026年3月期 決算短信」に基づく簡易サマリーです(同社は決算補足説明資料の作成および決算説明会の開催を「無」としています)。2026年3月期の連結業績は売上高32,982百万円(前連結会計年度比1.4%増)、営業利益3,047百万円(同5.8%増)、経常利益3,339百万円(同9.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,765百万円(同29.4%増)となり、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ過去最高を更新しました。一方、2027年3月期の通期予想は減収減益を見込んでいます。
連結業績(2026年3月期 実績)
決算短信のサマリー頁および連結損益計算書によると、売上高は32,982百万円、営業利益は3,047百万円、経常利益は3,339百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,765百万円でした。営業外収益には持分法による投資利益119百万円(前期30百万円)、受取配当金195百万円などが含まれ、特別利益として投資有価証券売却益605百万円(前期40百万円)を計上しています。包括利益は4,369百万円(前期比39.4%増)です。財政状態は、総資産が前期末比2,407百万円増の31,813百万円、純資産が同3,984百万円増の20,603百万円、自己資本比率は64.8%(前期末56.5%)となりました。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2,658百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,132百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,928百万円の支出で、現金及び現金同等物の期末残高は2,892百万円です。期末の有利子負債残高は6,730百万円と記載されています。
| 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 32,982百万円 | 32,519百万円 | 1.4%増 |
| 営業利益 | 3,047百万円 | 2,880百万円 | 5.8%増 |
| 経常利益 | 3,339百万円 | 3,052百万円 | 9.4%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,765百万円 | 2,136百万円 | 29.4%増 |
| 包括利益 | 4,369百万円 | 3,135百万円 | 39.4%増 |
| 1株当たり当期純利益 | 100円58銭 | 77円91銭 | - |
| 自己資本当期純利益率 | 14.9% | 14.1% | - |
| 売上高営業利益率 | 9.2% | 8.9% | - |
| 総資産 | 31,813百万円 | 29,405百万円 | - |
| 純資産 | 20,603百万円 | 16,618百万円 | - |
| 自己資本比率 | 64.8% | 56.5% | - |
| 1株当たり純資産 | 748円70銭 | 605円50銭 | - |
セグメント別の状況
報告セグメントは「砂糖事業」「バイオ事業」および「その他」で、セグメント利益は営業利益ベースの数値です。砂糖事業は、精糖及びその他糖類など国内販売において家庭用製品が低調に推移したものの、業務用製品で大阪万博開催をはじめとした観光・インバウンド需要等の増加により売上高が前年同期を上回り、適正価格での仕入・販売に努めた結果、売上高31,368百万円(前連結会計年度比1.6%増)、セグメント利益4,193百万円(同8.7%増)となり、それぞれ過去最高を更新しました。バイオ事業は、オリゴ糖部門で大容量タイプ等のコアユーザー向け商品が堅調に推移した一方、一部の家庭用及び業務用製品の販売が低調で売上高が前年同期を下回り、サイクロデキストリン部門とビーツ部門は売上高が前年並みとなった結果、売上高1,603百万円(同1.3%減)、セグメント利益282百万円(同10.7%減)でした。その他は、ニューESRビル事務所の一部賃貸等により売上高139百万円(同2.8%増)、セグメント利益77百万円(同0.2%減)となっています。なお、セグメント利益の調整額は△1,506百万円(前期△1,372百万円)で、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び研究開発費です。
| セグメント | 指標 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) |
|---|---|---|---|
| 砂糖事業 | 売上高(計) | 31,368百万円 | 30,864百万円 |
| 砂糖事業 | セグメント利益 | 4,193百万円 | 3,858百万円 |
| バイオ事業 | 売上高(計) | 1,603百万円 | 1,625百万円 |
| バイオ事業 | セグメント利益 | 282百万円 | 316百万円 |
| その他 | 売上高(計) | 139百万円 | 135百万円 |
| その他 | セグメント利益 | 77百万円 | 77百万円 |
| 報告セグメント計 | セグメント利益 | 4,554百万円 | 4,253百万円 |
| 調整額 | セグメント利益 | △1,506百万円 | △1,372百万円 |
| 連結財務諸表計上額 | 営業利益 | 3,047百万円 | 2,880百万円 |
通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の連結業績予想は、売上高32,100百万円(前期比2.7%減)、営業利益2,400百万円(同21.3%減)、経常利益2,600百万円(同22.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円(同34.9%減)、1株当たり当期純利益65円47銭です。決算短信では、砂糖事業について高甘味度甘味料の台頭や人口減少により砂糖消費量が年々減少傾向にあるとし、前期に国際相場の下落等を受け約7年ぶりとなる価格改定(値下げ)を実施したうえで、引き続きコスト管理の徹底と適正価格での販売に注力するとしています。また、2026年3月期から2031年3月期を対象とした中期経営計画「NEXT 2030」を策定し、2026年5月8日に開示したことが記載されています。
| 項目 | 2027年3月期 予想 | 2026年3月期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 32,100百万円(2.7%減) | 32,982百万円 |
| 営業利益 | 2,400百万円(21.3%減) | 3,047百万円 |
| 経常利益 | 2,600百万円(22.1%減) | 3,339百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,800百万円(34.9%減) | 2,765百万円 |
| 1株当たり当期純利益 | 65円47銭 | 100円58銭 |
| 1株当たり年間配当金 | 16円00銭(第2四半期末8円00銭・期末8円00銭) | 20円00銭(期末20円00銭) |
| 配当性向(連結) | 24.4% | 19.9% |
株主還元
2026年3月期の配当は期末20円00銭(年間20円00銭)で、前期の年間15円00銭から増配となりました。配当金総額は550百万円、配当性向(連結)は19.9%、純資産配当率(連結)は3.0%です。2027年3月期の配当予想は第2四半期末8円00銭・期末8円00銭の年間16円00銭、配当性向(連結)24.4%としています。配当支払開始予定日は2026年6月29日です。自己株式については、期末自己株式数が7,480,346株(前期末7,553,429株)、期中平均株式数は27,494,158株で、連結キャッシュ・フロー計算書上の自己株式の取得による支出は△0百万円と記載されています。
※本記事は塩水港精糖が公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。