※本記事は放電精密加工研究所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
放電精密加工研究所は2026年4月16日、2026年2月期決算説明会資料を公表した。売上高は14,312百万円(前年同期比11.0%増)で過去最高を更新し、営業利益も1,122百万円(同63.0%増)で過去最高益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は823百万円だった。放電加工・表面処理セグメントを中心に業績が好調に推移したほか、中期経営計画2027は2年目にして営業利益の最終年度目標を1年前倒しで達成した。

連結業績(2026年2月期 実績)
2026年2月期の連結業績は、売上高14,312百万円(前期12,898百万円、前期差+1,414百万円)、売上総利益3,626百万円(前期3,096百万円、前期差+530百万円)、営業利益1,122百万円(前期689百万円、前期差+433百万円)、経常利益1,038百万円(前期643百万円、前期差+394百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益823百万円(前期583百万円、前期差+239百万円)だった。いずれも2025年10月2日公表の計画(売上高14,101百万円、営業利益800百万円)を上回った。
| 項目 | 2026年2月期実績 | 2025年2月期実績 | 前期差 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 14,312 | 12,898 | +1,414 |
| 売上総利益 | 3,626 | 3,096 | +530 |
| 営業利益 | 1,122 | 689 | +433 |
| 経常利益 | 1,038 | 643 | +394 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 823 | 583 | +239 |
セグメント別の状況
セグメント別では、放電加工・表面処理セグメントの売上高が9,906百万円(前期8,341百万円、+1,565百万円)、営業利益は2,025百万円(前期1,441百万円、+583百万円)と、航空・宇宙分野(航空機エンジン部品・防衛装備品)や環境・エネルギー分野(遠心圧縮機部品・ガスタービン部品)の需要増加により増収増益となった。金型セグメントは売上高3,367百万円(前期3,318百万円、+48百万円)と増収したが、国内向けアルミ押出用金型の減収により営業利益は297百万円(前期333百万円、▲35百万円)と減益だった。機械装置等セグメントは売上高1,039百万円(前期1,238百万円、▲199百万円)、営業利益33百万円(前期36百万円、▲2百万円)といずれも減少した。
| セグメント | 指標 | 2026年2月期実績 | 2025年2月期実績 |
|---|---|---|---|
| 放電加工・表面処理 | 売上高 | 9,906 | 8,341 |
| 放電加工・表面処理 | 営業利益 | 2,025 | 1,441 |
| 金型 | 売上高 | 3,367 | 3,318 |
| 金型 | 営業利益 | 297 | 333 |
| 機械装置等 | 売上高 | 1,039 | 1,238 |
| 機械装置等 | 営業利益 | 33 | 36 |

通期業績予想
2027年2月期の連結業績予想は、売上高16,073百万円(前期差+1,760百万円、前期比112.3%)、営業利益1,200百万円(同+77百万円、106.9%)、経常利益1,081百万円(同+43百万円、104.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益708百万円(同▲114百万円、86.0%)としている。セグメント別では放電加工・表面処理の売上高が11,424百万円(+1,517百万円)、金型が3,490百万円(+123百万円)、機械装置等が1,158百万円(+118百万円)を見込む。
| 項目 | 2027年2月期予想 | 2026年2月期(実績) | 前期差 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 16,073 | 14,312 | +1,760 |
| 営業利益 | 1,200 | 1,122 | +77 |
| 経常利益 | 1,081 | 1,038 | +43 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 708 | 823 | ▲114 |

株主還元
配当金は、2026年2月期は期初予想15円から18円に増額した。2027年2月期の配当予想は20円としている。株主に対する利益還元を経営の最重要課題のひとつと考え、事業収益をベースに内部留保資金の確保などを勘案し、安定的かつ継続的な利益還元を実施するとしている。

中期経営計画2027の進捗
中期経営計画2027は2年目にあたる2026年2月期において、2024年4月9日公表の最終年度目標である営業利益8.9億円を1年前倒しで達成し、3年連続の増収増益となった。最終年度となる2027年2月期は航空機エンジン部品・ガスタービン部品への投資を加速する方針で、三菱重工業株式会社との資本業務提携によるシナジー創出も進めるとしている。
※本記事は放電精密加工研究所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。