丸山製作所

丸山製作所、2025年9月期は増収も営業減益に 当期純利益は24.4%増

決算サマリー 2026.08.28
丸山製作所、2025年9月期は増収も営業減益に 当期純利益は24.4%増

※本記事は丸山製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社丸山製作所の2025年9月期(2024年10月1日~2025年9月30日)連結業績は、売上高41,266百万円(前年同期比+3.2%)と増収となった一方、営業利益は1,080百万円(同▲7.5%)と減益だった。経常利益は1,173百万円(同+5.8%)、当期純利益は743百万円(同+24.4%)といずれも増益となった。日本では大型防除機・動力噴霧機の増加が売上を牽引した一方、北米向け工業用ポンプおよび刈払機の減少が海外売上の重荷となった。

目次

連結業績(2025年9月期 実績)

会社側は変動要因として、日本では大型防除機の増加・動力噴霧機の増加、海外では欧州向け工業ポンプの増加があった一方、北米向け工業用ポンプおよび刈払機が減少したと説明している。売上高は期初の通期予想41,000百万円を上回る41,266百万円となった一方、営業利益は通期予想1,200百万円に届かず1,080百万円にとどまった。経常利益の増減要因としては、売上の増加(+350百万円)、値上げの影響(+304百万円)、為替影響による利益増(+83百万円)がプラス要因となった一方、原材料高騰等の影響(△313百万円)、販売管理費の増加(△360百万円)が押し下げ要因になったとしている。

項目2024年9月期実績2025年9月期通期予想2025年9月期実績前期比
売上高40,006百万円41,000百万円41,266百万円+1,260百万円(+3.2%)
営業利益1,168百万円(売上高比2.9%)1,200百万円1,080百万円(売上高比2.6%)▲87百万円(▲7.5%)
経常利益1,109百万円(売上高比2.8%)1,200百万円1,173百万円(売上高比2.8%)+63百万円(+5.8%)
当期純利益597百万円(売上高比1.5%)700百万円743百万円(売上高比1.8%)+145百万円(+24.4%)
丸山製作所 経常利益増減要因分析
2025年9月期 増減益要因分析[経常利益] 出典:丸山製作所 2025年9月期 決算説明資料 P.11

セグメント別業績概要(2025年9月期 実績)

セグメント別では、農林業用機械が大型防除機や動力噴霧機の増加により売上高32,020百万円(前期比+5.9%)、営業利益1,309百万円(同+16.3%)と伸長した。一方、工業用機械は売上高6,581百万円(同▲3.5%)、営業利益1,269百万円(同▲11.8%)と減収減益、その他の機械も売上高2,472百万円(同▲10.4%)と減収だった。不動産賃貸他は売上高400百万円(同▲5.3%)とやや減収となったものの、営業利益は247百万円(同+5.4%)と増益だった。

セグメント指標2024年9月期実績2025年9月期実績前期比
農林業用機械売上高30,238百万円32,020百万円+1,782百万円(+5.9%)
農林業用機械営業利益1,126百万円1,309百万円+183百万円(+16.3%)
工業用機械売上高6,817百万円6,581百万円▲236百万円(▲3.5%)
工業用機械営業利益1,439百万円1,269百万円▲169百万円(▲11.8%)
その他の機械売上高2,759百万円2,472百万円▲286百万円(▲10.4%)
その他の機械営業利益100百万円126百万円+25百万円(+25.4%)
不動産賃貸他売上高423百万円400百万円▲22百万円(▲5.3%)
不動産賃貸他営業利益235百万円247百万円+12百万円(+5.4%)
合計売上高40,006百万円41,266百万円+1,260百万円(+3.1%)
合計営業利益1,168百万円1,080百万円▲87百万円(▲7.5%)
丸山製作所 セグメント別業績概要
セグメント別業績概要 出典:丸山製作所 2025年9月期 決算説明資料 P.7

通期業績予想(2026年9月期)

2026年9月期の通期業績予想は、売上高42,000百万円(前期比+1.8%)、営業利益1,500百万円(同+38.9%)、経常利益1,500百万円(同+27.8%)、当期純利益900百万円(同+21.1%)としている。このうち第2四半期(累計)予想は売上高18,500百万円(同+1.1%)、営業利益350百万円としている。

項目2025年9月期実績2026年9月期通期予想増減額前期比
売上高41,266百万円42,000百万円+734百万円+1.8%
営業利益1,080百万円(売上高比2.6%)1,500百万円(売上高比3.6%)+420百万円+38.9%
経常利益1,173百万円(売上高比2.8%)1,500百万円(売上高比3.6%)+327百万円+27.8%
当期純利益743百万円(売上高比1.8%)900百万円(売上高比2.1%)+157百万円+21.1%

セグメント別業績予想(2026年9月期)

セグメント別予想では、工業用機械の営業利益が750百万円(前期比+115.5%)と大きく伸びる計画で、売上高も7,000百万円(同+6.4%)を見込む。農林業用機械は売上高32,150百万円(同+0.4%)、営業利益1,350百万円(同+3.1%)とほぼ横ばいの計画。その他の機械は売上高2,680百万円(同+8.4%)、営業利益130百万円(同+3.2%)、不動産賃貸他は売上高300百万円(同▲25.0%)、営業利益170百万円を計画している。

セグメント指標2025年9月期実績2026年9月期予想前期比
農林業用機械売上高32,020百万円32,150百万円+130百万円(+0.4%)
農林業用機械営業利益1,309百万円1,350百万円+41百万円(+3.1%)
工業用機械売上高6,581百万円7,000百万円+419百万円(+6.4%)
工業用機械営業利益1,269百万円1,650百万円+381百万円(+30.0%)
その他の機械売上高2,472百万円2,680百万円+208百万円(+8.4%)
その他の機械営業利益126百万円130百万円+4百万円(+3.2%)
不動産賃貸他売上高400百万円300百万円▲100百万円(▲25.0%)
不動産賃貸他営業利益247百万円170百万円▲77百万円
合計売上高41,266百万円42,000百万円+734百万円(+1.8%)
合計営業利益1,080百万円1,500百万円+420百万円(+38.9%)

株主還元

配当については、株主資本配当率(DOE)など各種指標を加味しつつ配当性向30%程度を目安に安定的な配当を継続することを基本方針としている。年間配当金額の推移を示す図では2025年9月期の配当は1株当たり80円と示されており、来期(2026年9月期)の配当予想額は1株につき75円(記念配当5円含む)としている。ご参考として、2025年9月期の配当金額は323百万円(記念配当除く303百万円)、自己株式取得総額390百万円、合計714百万円(同693百万円)で、総還元性向は96.1%(同93.4%)、配当性向(配当金のみ)は43.5%(同40.8%)、株主優待を含めた配当性向は45.8%(同43.1%)としている。

丸山製作所 株主還元
株主還元 出典:丸山製作所 2025年9月期 決算説明資料 P.19

第8次中期経営計画

第8次中期経営計画(2023年9月期~2027年9月期)の目標として、2026年9月期は売上高42,000百万円、営業利益1,500百万円、ROE4.3%、2027年9月期は売上高48,000百万円、営業利益2,800百万円、ROE7.5%を掲げている。計画達成に向けた対処すべき課題として、海外市場の拡大(インドでの大型防除機生産拠点の建設着手、ベトナムでの部品製造・ポンプ組立拠点の新設、タイでのトータルコストダウンの取組み、米国でのMARUYAMAブランド確立、コロンビア現地法人の設立)、工業用機械・ウルトラファインバブル市場の拡大、品質向上、財務体質強化、デジタル強化、人材活性化、ガバナンス強化の6項目を重点に活動するとしている。

丸山製作所 第8次中期経営計画の目標
第8次中期経営計画の目標 出典:丸山製作所 2025年9月期 決算説明資料 P.24

トピックス

資料では、2025年10月にコロンビアに現地販売法人「MARUYAMA COLOMBIA S.A.S.」を設立し、製品の販売を開始したことを挙げている。また、家庭用洗濯機向けウルトラファインバブル発生アダプタ「バブリッシュ」を7月から販売したことや、2025年9月に「第20回日経・東証IRフェア2025」に初出展したことも紹介している。

※本記事は丸山製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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