※本記事は井関農機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
井関農機は2025年12月期(2025年1月~12月)の通期連結決算で、売上高1,857億円(前期比+173億円)、営業利益42億円(同+23億円)、経常利益41億円(同+25億円)となり、増収増益で売上高は過去最高を記録した。親会社株主に帰属する当期純利益は27億円となり、前期の30億円の損失から黒字に転換した。期末配当は前期比10円増配の40円を予定し、2026年12月期はさらに45円(前期比+5円)への増配を計画している。
連結業績(2025年12月期 実績)
国内売上高は農家の購買意欲の高まりを捉え1,294億円(前期比+164億円)、海外売上高は欧州の堅調とアジアの増収により563億円(同+9億円)となり、合計売上高は1,857億円(同+173億円)と過去最高を記録した。営業利益は国内外の増収および価格改定効果により42億円(同+23億円、営業利益率2.3%)となった。資料は当期純利益の増加要因として、固定資産売却益の計上に加え、前年に計上した持分法投資損失および構造改革に伴う減損損失が無くなったことを挙げている。
| 項目 | 当期(2025年12月期) | 前期(2024年12月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,857億円 | 1,684億円 | +173億円 |
| (国内) | 1,294億円 | 1,130億円 | +164億円 |
| (海外) | 563億円 | 553億円 | +9億円 |
| 売上総利益 | 556億円 | 506億円 | +50億円 |
| 営業利益 | 42億円 | 19億円 | +23億円 |
| 経常利益 | 41億円 | 15億円 | +25億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 27億円 | ▲30億円 | +57億円 |
| ROE | 3.9% | ▲4.4% | +8.3pt |

事業別(国内売上高)の状況
国内売上高の内訳は、農機製品(整地機・栽培機・収穫調製機)が511億円(前期比+69億円)、部品・修理収入が252億円(同+20億円)、作業機が282億円(同+71億円)、施設工事が59億円(同+17億円)となり、大型・先端商品の販売が好調だった。メンテナンス収入比率は19.5%(同▲1.0pt)。
| 区分 | 指標 | 当期(2025年12月期) | 前期(2024年12月期) |
|---|---|---|---|
| 農機製品(整地機・栽培機・収穫調製機) | 国内売上高 | 511億円 | 441億円 |
| 部品・修理収入 | 国内売上高 | 252億円 | 231億円 |
| 作業機 | 国内売上高 | 282億円 | 210億円 |
| 施設工事 | 国内売上高 | 59億円 | 41億円 |
| その他農業関連 | 国内売上高 | 188億円 | 204億円 |
| 国内売上高合計 | 国内売上高 | 1,294億円 | 1,130億円 |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、一時的に生産能力が追い付かないことによる減収影響を見込み、売上高1,800億円(前期比▲57億円)を計画する一方、プロジェクトZ効果および価格改定効果により営業利益は60億円(同+17億円、営業利益率3.3%)へ増益を見込む。経常利益は49億円(同+7億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は30億円(同+2億円)を計画する。
| 項目 | 予想(2026年12月期) | 前期実績(2025年12月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,800億円 | 1,857億円 | ▲57億円 |
| (国内) | 1,200億円 | 1,294億円 | ▲94億円 |
| (海外) | 600億円 | 563億円 | +36億円 |
| 営業利益 | 60億円 | 42億円 | +17億円 |
| 営業利益率 | 3.3% | 2.3% | +1.0pt |
| 経常利益 | 49億円 | 41億円 | +7億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 30億円 | 27億円 | +2億円 |

株主還元
期末配当は前期比10円増配の40円を予定する。2026年12月期は45円を予定しており、2期連続の増配となる見込み。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) |
|---|---|---|
| 期末配当(円/株) | 40円 | 45円 |

トピック
資料は財務面の取り組みとして、棚卸資産を前期末比91億円圧縮したこと、有利子負債を同133億円削減したこと、営業キャッシュ・フローが234億円の黒字となり過去最高であったことを挙げている。成長戦略としては、大型・先端・畑作・環境をターゲットとした新商品投入や、国内草刈市場への事業展開を進めるとしている。
※本記事は井関農機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。