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オプトラン、2025年12月期は受注高42.9%増も一時費用で営業減益 2026年12月期は増収増益を計画

決算サマリー 2026.08.28
オプトラン、2025年12月期は受注高42.9%増も一時費用で営業減益 2026年12月期は増収増益を計画

※本記事はオプトランが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

オプトランの2025年12月期は、受注高(実質)が前年比42.9%増の41,210百万円となり、過去3番目の高水準まで回復した。売上高は同4.5%増の33,861百万円で計画を上回ったが、営業利益は棚卸資産減損や貸倒引当金など一時的な費用増加13億円の影響で同49.2%減の3,335百万円となり、利益面は未達だった。経常利益は持分法適用会社の異動や開発負担増加の影響で同60.9%減の3,203百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は関係会社株式売却益10億円を特別利益に計上し同53.4%減の2,960百万円となった。2026年12月期は前年比12.8%増の38,200百万円、営業利益6,200百万円などの増収増益を計画している。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

経常利益の押し下げ要因は、安徽繋楓新能源科技(繋楓)の株式上場申請に伴う非持分法適用会社化(出資比率が25.9%から19.6%に低下)による影響が約10億円、浙江晶馳光電科技(晶馳光電、出資比率49%)の開発負担増加の影響が約5.5億円だった。売上高総利益率(粗利益率)は収益性の良いALD装置の減収で前年比▲11.0%の33.8%と低下した。4Qの受注高(実質)は前四半期比27%増(前年比72%増)の13,264百万円となり、社内計画を37億円上回った。

項目2025年12月期2024年12月期増減率
受注高(実質)41,210百万円28,841百万円+42.9%
売上高33,861百万円32,406百万円+4.5%
営業利益3,335百万円6,570百万円-49.2%
経常利益3,203百万円8,191百万円-60.9%
親会社株主に帰属する当期純利益2,960百万円6,351百万円-53.4%
オプトランの受注高・業績及び1株当たり指標の推移
出典:2025年12月期決算説明資料 P.5

事業領域別の状況

事業領域別の受注高(実質)は、AIスマートフォン関連が前年比65.1%増の14,126百万円、光学部品が同45.2%増の11,985百万円、EV/コネクテッドカー(自動車関連)が同26.5%増の7,514百万円、半導体光学融合・電子デバイスが同70.8%増の4,758百万円と拡大した一方、パーツサービス・他は同14.4%減の2,828百万円だった。売上高は、光学部品が同84.0%増の9,306百万円、EV/コネクテッドカーが同37.1%増の6,740百万円と伸びたが、収益性の高いALD装置を含むAIスマートフォン関連は同44.9%減の10,226百万円と減少した。

事業領域受注高(実質)前年比売上高前年比
AIスマートフォン14,126百万円+65.1%10,226百万円-44.9%
EV/コネクテッドカー7,514百万円+26.5%6,740百万円+37.1%
光学部品11,985百万円+45.2%9,306百万円+84.0%
半導体光学融合・電子デバイス4,758百万円+70.8%3,829百万円+203.6%
パーツサービス・他2,828百万円-14.4%3,761百万円+43.5%
41,210百万円+42.9%33,861百万円+4.5%
事業領域別受注高及び売上高の詳細
出典:2025年12月期決算説明資料 P.8

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期の連結業績は、為替148円/㌦、22.0円/人民元を前提に、売上高が前年比12.8%増の38,200百万円、営業利益が同85.9%増の6,200百万円、経常利益が同131.1%増の7,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同89.2%増の5,600百万円の計画。営業外収支は持分法損益の改善により前年比約13億円の改善を見込む。事業領域別では、自動車関連の受注高は前年と同水準、スマートフォン関連の受注高は前年と同程度を計画し、光通信事業の受注高は前年比4割増の50億円程度を計画している。

項目2026年12月期(予想)2025年12月期(実績)増減率
売上高38,200百万円33,861百万円+12.8%
営業利益6,200百万円3,335百万円+85.9%
経常利益7,400百万円3,203百万円+131.1%
親会社株主に帰属する当期純利益5,600百万円2,960百万円+89.2%
主要領域の業界環境と受注高概況
出典:2025年12月期決算説明資料 P.9

株主還元

1株当たり年間配当金は2024年12月期の52.00円から2025年12月期は54.00円(前期比2円増)とし、2026年12月期も56.00円(前期比2円増)を計画している。自己株式取得は2024年12月期に約48億円(1株平均取得価格1,890円)、2025年12月期に42億円(同1,658円)を実施した。総還元性向(配当金額+自己株式取得額)は過去2年連続で100%を超えた。中期経営目標では連結配当性向30%以上を掲げている。

項目2024年12月期2025年12月期2026年12月期(予想)
1株当たり年間配当金52.00円54.00円56.00円

中期経営計画/トピック

オプトランは1999年8月に光学薄膜成膜装置企業として創業し、2026年からは「第2次創業」として新中期経営目標を策定した。成膜製品事業の軌道化により光学薄膜成膜企業へ、さらにシリコンフォトニクス事業の立ち上げにより光電融合企業へ進化させる計画で、グループ売上高は2026年12月期532億円、2028年12月期660億円、2030年12月期840億円を目標としている。新中期経営目標では従来の「営業利益率20%以上」に代えて「親会社株主に帰属する当期純利益率15%以上」「ROE10%以上」「連結配当性向30%以上」を掲げた。出資先では、Micro-OLED専業メーカーのSeeYA Technology(視涯科技)が2025年12月24日に上海証券取引所科創板への上場承認を受けた。

新中期経営目標とキャッシュ・アロケーション
出典:2025年12月期決算説明資料 P.18

※本記事はオプトランが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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