※本記事はAppBankが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
AppBank株式会社は2025年12月期の通期連結業績を発表した。売上高は1,242百万円(前期比+24.9%)、営業利益は△170百万円(前期△235百万円、64百万円改善)となった。一方、25年7-9月期に子会社2社ののれんについて326百万円の減損損失を認識したこと等により、当期利益は△519百万円と前期(△239百万円)から赤字が拡大した。
連結業績(2025年12月期 実績)
25/12期4QからPWANおよびmusica lab㈱のPLを新規連結開始し、4Q売上高は前四半期比68.9%増の367百万円となった。子会社2社単体では利益貢献したものの、のれん償却費14百万円もあり、連結営業利益は前四半期から横ばいで推移した。当期利益の赤字拡大は、株式交換による子会社化に伴うのれんの減損処理326百万円が主因で、資料は「会計的にテクニカル且つノンキャッシュ処理であり、実質的な経営上の悪影響は極めて限定的」としている。
| 項目 | 当期(2025年12月期) | 前期(2024年12月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,242 | 994 | +24.9% |
| 売上総利益 | 120 | 44 | +173.0% |
| EBITDA | △155 | △233 | 赤字縮小 |
| 営業利益 | △170 | △235 | 赤字縮小 |
| 経常利益 | △185 | △241 | 赤字縮小 |
| 当期利益 | △519 | △239 | 赤字拡大 |
| 四半期(2025年12月期) | 売上高 | 売上総利益 | 営業利益 |
|---|---|---|---|
| 1Q | 388 | 29 | △43 |
| 2Q | 270 | 12 | △39 |
| 3Q | 217 | 14 | △45 |
| 4Q | 367 | 65 | △45 |

事業別の状況
資料が示す2025年12月期の売上高構成比は、メディア事業79%、IP&コマース事業20%だった(P.35)。メディア共創企画は一部顧客のインシデント影響から2025年12月期は減収傾向だったが、4Qは月次単位で底打ち・反転し始めたとしている。IP&コマース事業は、10月にPLを新規連結したmusica lab㈱および㈱PWANの収益の多くを含み、のれん償却費の計上によりセグメント赤字となっている。
| 事業 | 売上高構成比(2025年12月期) | 前期 |
|---|---|---|
| メディア事業 | 79% | 開示なし |
| IP&コマース事業 | 20% | 開示なし |

中長期経営方針
当社は、2030年までに時価総額100億円超の定着を大目標に掲げ、30/12期までの5ヵ年で売上高CAGR+40%、営業利益率10%以上の実現を目指す新中長期経営方針を策定した。マイクロIPをmusica lab㈱、マイクロAXを㈱PWANが核となって推進するとしている。26/12期は、2WINSやPLANAとのAIソリューション事業(AXソリューション)の開発・拡販を進める方針で、2025年12月~2026年10月の期間にAIソリューション開発費として60百万円の支出を予定している。なお、2025年12月時点で協議していた韓流専門チャンネル「KNTV」の事業譲受は、2026年2月10日付で基本合意書が解約となった。

トピックス
2025年12月には韓流専門チャンネル「KNTV」の事業譲受に向けた基本合意書を㈱SM ENTERTAINMENT JAPANと締結したが、2026年2月10日付で当該基本合意書は解約となった。同12月には韓国Beyond Musicとの音楽IP投資・音楽コンテンツ関連事業支援に関するMOUを締結するなど、引き続きM&Aを含む収益拡大を積極的に模索するとしている。

※本記事はAppBankが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。