※本記事はアライドアーキテクツが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
アライドアーキテクツの2025年12月期は、連結売上高2,990百万円(前年同期比△13.6%)と減収となったが、新戦略「三層支援モデル」の浸透により4Q売上高は3Q比+8.4%増加した。連結営業損益は△188百万円(前年は△459百万円の損失)、経常損益は△160百万円(前年△386百万円)と、いずれも損失幅が縮小した。親会社株主に帰属する当期純利益は、調査委員会費用729百万円を含む特別損失を計上したことなどから△743百万円(前年△516百万円)となった。2026年12月期は売上高3,000百万円(前期比+0.3%)、営業損益50百万円、経常損益50百万円、当期純利益20百万円を予想し、営業利益の通期黒字化を目指すとしている。
連結業績(2025年12月期 実績)
事業ポートフォリオ再構築の効果が顕在化し始め、売上は堅調に推移。先行投資負担を吸収しつつ、上流・戦略支援領域で収益改善の兆しを確認したとしている。当期純利益については、第1四半期に478百万円、第2四半期に250百万円、計729百万円の調査委員会費用を特別損失として計上した一方、投資有価証券売却益357百万円を特別利益として計上、法人税等191百万円を計上した。4Q(10-12月)単独では、売上高775百万円(前年同期比△12.6%)、営業損益△19百万円、経常損益△4百万円、親会社株主に帰属する当期純利益△188百万円だった。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,990百万円 | 3,463百万円 | △13.6% |
| 営業損益 | △188百万円 | △459百万円 | - |
| 経常損益 | △160百万円 | △386百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | △743百万円 | △516百万円 | - |
事業の状況(三層支援モデル)
新戦略「三層支援モデル」が全社に定着し、Kaname.ax軸での上流(経営・事業戦略)支援が本格化。支援層別の平均顧客単価(四半期)は、VOCデータの活用によりマーケティング実行レイヤー(一層)の40万円から経営・事業戦略レイヤー(三層)の280万円まで、7倍に引き上げられたとしている。広告事業(ソリューション領域のAD事業と子会社Digital Change社)の売上高は2024年12月期と比べ120%以上成長した。TikTokマーケティングパートナー認定(エージェンシーバッジ取得)、「IP×SNS戦略チーム」新設、データプラットフォーム「Kaname.ax」の基幹技術の特許出願などをトピックスとして挙げている。
| 支援層 | 平均顧客単価(四半期) |
|---|---|
| マーケティング実行レイヤー(一層) | 40万円 |
| 経営・事業戦略レイヤー(三層) | 280万円 |
財務状況
流動性を確保しながら借入金を圧縮した(現預金の増加は第三者割当増資の払込による)。その他負債の増加により自己資本比率は2025年3Q末の57.6%から2025年4Q末は54.9%に低下したが、純資産は増加し財務の安定性を維持したとしている。
| 項目 | 2025年3Q末 | 2025年4Q末 |
|---|---|---|
| 現預金 | 1,274百万円 | 1,528百万円 |
| その他流動資産 | 822百万円 | 970百万円 |
| 固定資産 | 764百万円 | 752百万円 |
| 借入金 | 479百万円 | 439百万円 |
| その他負債 | 582百万円 | 871百万円 |
| 純資産 | 1,799百万円 | 1,940百万円 |
| 自己資本比率 | 57.6% | 54.9% |


通期業績予想(2026年12月期)
三層支援モデルの上流・複合提案を軸に顧客単価の向上と費用最適化を進め、営業利益の通期黒字化を目指すとしている。なお、クリプト領域の新規事業は業績貢献を狙うが、本予想には織り込んでいない。
| 項目 | 2026年12月期予想 | 2025年12月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,000百万円 | 2,990百万円 | +0.3% |
| 営業損益 | 50百万円 | △188百万円 | - |
| 経常損益 | 50百万円 | △160百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 20百万円 | △743百万円 | - |

クリプト領域における新規事業の進捗
デジタル資産領域における統合的な取り組みとして、最高暗号資産責任者(CCO)を新設し大木悠氏が就任、次世代DAT(デジタルアセットトレジャリー)構想の策定に着手した。新子会社「アライドクリプト株式会社」(資本金100万円、アライドアーキテクツ100%出資、設立2026年2月予定)を設立し、AlphaX社とパートナーシップ契約を締結。シンガポール子会社(Allied Verse)と連携し、機動的かつ効率的な運用を目指すとしている。
中期成長戦略における重要な経営指標
中期成長戦略の基本方針である「売上・提供価値・営業利益率」の3つの向上を達成することで、2027年12月期の業績目標として売上高50億円、営業利益5億円、社員一人当たり売上高2,500万円の達成を目指すとしている。

※本記事はアライドアーキテクツが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。