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オーナンバ、2025年12月期は営業増益も最終減益 2026年12月期計画は下方修正

決算サマリー 2026.08.28
オーナンバ、2025年12月期は営業増益も最終減益 2026年12月期計画は下方修正

※本記事はオーナンバが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

オーナンバ株式会社の2025年12月期連結決算は、売上高44,441百万円(前期比362百万円減、0.8%減)とほぼ前年並みとなった。営業利益は2,600百万円(前期比406百万円増、18.5%増)、経常利益は2,441百万円(前期比113百万円増、4.9%増)といずれも前期を上回った一方、親会社株主に帰属する当期純利益は1,514百万円(前期比1,268百万円減、45.6%減)と減益となった。資料は、前期に旧本社の土地売却益を特別利益として計上していたが、当期は同等の特別利益がなかったことをその要因として挙げている。環境関連市場等における需要増加や品種構成の改善、グローバルでの原価低減活動が営業利益・経常利益を押し上げた一方、北米自動車関連市場等の需要減少や一部市況の回復遅れ、顧客の在庫調整、品質関連費用が業績に影響した。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

2025年2月10日公表の当初業績予想(売上高46,000百万円、営業利益2,400百万円、経常利益2,400百万円、当期純利益1,650百万円)との比較では、北米自動車関連需要の減少や欧州空調関連等の需要回復遅れにより売上高は計画を下回ったものの、環境関連等の高付加価値品の品種構成改善やグローバル原価低減活動により営業利益・経常利益は計画を達成した。親会社株主に帰属する当期純利益は品質関連費用の影響により当初計画を下回った。財政状態は、資産合計42,051百万円(前期末比2,176百万円増)、自己資本27,755百万円(同1,625百万円増)となり、自己資本比率は65.5%から66.0%(前期末比0.5pt上昇)となった。

項目2024年12月期(前期)2025年12月期(当期)増減2025年2月10日公表の当初予想
売上高(百万円)44,80444,441△362(△0.8%)46,000
売上原価(百万円)36,35435,291△1,062(△2.9%)
販売費・一般管理費(百万円)6,2556,549294(4.7%)
営業利益(百万円)2,1932,600406(18.5%)2,400
営業外収支(百万円)133△159△293(△219.0%)
経常利益(百万円)2,3272,441113(4.9%)2,400
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)2,7831,514△1,268(△45.6%)1,650
決算の概要(連結損益)
出典:オーナンバ 2025年12月期決算説明資料 P.2

地域別・部門別の状況

地域別セグメントでは、日本は環境関連市場の需要増加があったものの、その他市場の需要の一部回復遅れや顧客の在庫調整の影響により、売上高24,000百万円(前期比230百万円減、1.0%減)、営業利益は品種構成の改善により1,474百万円(前期比66百万円増、4.7%増)となった。欧米は北米の自動車関連市場等の需要減少により売上高11,905百万円(前期比1,189百万円減、9.1%減)となったが、メキシコ工場での生産性改善等の原価低減活動やペソ安による為替変動を受け、営業利益は166百万円(前期は12百万円)となった。アジアは一部顧客での需要回復により売上高8,536百万円(前期比1,058百万円増、14.2%増)、営業利益は981百万円(前期比199百万円増、25.5%増)となった。部門別売上高では、ワイヤーハーネス部門が北米自動車関連需要の減少等により30,368百万円(前期比926百万円減、3.0%減)、ハーネス加工用機械・部品部門は環境関連・自動車関連部品の販売増加により7,917百万円(前期比799百万円増、11.2%増)、電線部門は半導体製造装置等の需要回復遅れや米国の関税政策に伴う需要減少により3,245百万円(前期比271百万円減、7.7%減)、新エネルギー部門は新規システム開発等により2,910百万円(前期比36百万円増、1.3%増)となった。なお売上高合計のうち環境関連売上は4,850百万円。

セグメント指標2024年12月期(前期)2025年12月期(当期)増減
日本売上高(百万円)24,23124,000△230(△1.0%)
日本営業利益(百万円)1,4081,47466(4.7%)
欧米売上高(百万円)13,09411,905△1,189(△9.1%)
欧米営業利益(百万円)12166開示なし
アジア売上高(百万円)7,4778,5361,058(14.2%)
アジア営業利益(百万円)782981199(25.5%)
セグメント情報(地域別)・部門別売上高
出典:オーナンバ 2025年12月期決算説明資料 P.3

2026年12月期 業績予想

2026年12月期の連結損益予想は、売上高47,000百万円(前期比2,558百万円増)、営業利益2,700百万円(同99百万円増)、経常利益2,700百万円(同258百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,900百万円(同385百万円増)。製品別売上予想は、ワイヤーハーネス31,800百万円(同1,432百万円増)、ハーネス加工用機械・部品8,100百万円(同183百万円増)、電線3,800百万円(同555百万円増)、新エネルギー3,300百万円(同390百万円増)、合計47,000百万円(同2,559百万円増)。

中期経営計画「PROGRESS 2026」の下方修正

資料は「中期経営計画策定時の想定より世界的な景気回復の遅れ、欧州における補助金終了による空調関連需要の減少、産業機器等の国内外の在庫調整影響、コスト競争の激化が進行」「特に、重点施策であった産業機器向け高付加価値電線の販売への影響が大きく、2026年12月期の計画を下方修正」したと説明している。現中期経営計画(2024~2026年)最終年度である2026年12月期の数値目標は、売上高が修正前500億円から修正後470億円へ、営業利益は35億円から27億円へ、営業利益率は7.0%から5.7%へ、ROEは10.0%から7.0%へ、それぞれ下方修正された。一方、配当性向は30%以上から45%へ、1株当たり配当金は70円のまま据え置かれた。

指標項目2025年12月期(実績)2026年12月期 中期経営計画(修正前)2026年12月期 中期経営計画(修正後)
売上高444億円500億円470億円
営業利益26億円35億円27億円
営業利益率5.9%7.0%5.7%
ROE5.6%10.0%7.0%
配当性向33%30%以上45%
1株当たり配当金41円70円70円
中期経営計画の下方修正(売上高・営業利益の数値目標)
出典:オーナンバ 2025年12月期決算説明資料 P.9

株主還元

2025年12月期の配当は、第2四半期末20円・期末21円の年間合計41円(配当性向33%)。2026年12月期の配当予想は、第2四半期末35円・期末35円の年間合計70円(配当性向45%)で、資料は「中計最終年度の利益計画を下方修正するものの、業績は堅調に推移しており、今期増益予想を前提に配当は当初計画通り1株70円を予定」としている。なお2024年12月期は旧本社土地売却益を特別利益として計上した際に特別配当20円を含む年間69円/株を実施した実績があり、2025年12月期・2026年12月期予想には特別配当は含まれていない。

区分2025年12月期(実績)2026年12月期(予想)
第2四半期末配当金(円)2035
期末配当金(円)2135
年間配当金合計(円)4170
配当性向33%45%
株主還元方針(1株当たり配当金・配当性向の推移)
出典:オーナンバ 2025年12月期決算説明資料 P.12

※本記事はオーナンバが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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