MIRAINIホールディングス

MIRAINIホールディングス、2026年3月期は増収減益 当期純利益59.1%減 のれん減損21億円

決算サマリー 2026.08.28
MIRAINIホールディングス、2026年3月期は増収減益 当期純利益59.1%減 のれん減損21億円

※本記事はMIRAINIホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

MIRAINIホールディングス株式会社(証券コード546A、東証プライム・名証プレミア)は、2026年4月1日付で佐鳥電機株式会社と萩原電気ホールディングス株式会社が共同株式移転の方法により設立した持株会社である。決算期は3月。今回の資料は経営方針説明資料であり、2026年3月期の実績として、統合前の萩原電気ホールディングス(現・MIRAINIホールディングス、現546A)グループの連結業績が掲載されている。佐鳥電機は2026年3月期時点ではグループに含まれておらず、同社の数値は参考として別掲されている。

2026年3月期の連結業績は、売上高271,918百万円(前期比+5.1%)と増収となった一方、営業利益6,269百万円(同▲11.9%)、経常利益5,647百万円(同▲9.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,514百万円(同▲59.1%)といずれも減益となった。当期純利益の大幅減は、企業取得に伴い発生したのれんの減損損失21億円の計上が要因である。

目次

業績(2026年3月期 実績)

売上高の増収要因はデバイス事業+113億円、ソリューション事業+18億円。売上総利益は増収及び利益改善効果+22億円がある一方、為替影響▲9.6億円、在庫評価損▲7.8億円が押し下げた。販管費は人件費+7.8億円、経営統合関連費用+5.4億円により増加した。1株当たり年間配当金は185円で前期と同額だが、当期純利益の減少により配当性向は121.8%(前期49.8%)に上昇した。

項目2025年3月期2026年3月期前期比
売上高258,742百万円271,918百万円+5.1%
売上総利益21,367百万円21,820百万円+2.1%
販管費14,255百万円15,550百万円+9.1%
営業利益7,112百万円6,269百万円▲11.9%
経常利益6,210百万円5,647百万円▲9.1%
親会社株主に帰属する当期純利益3,699百万円1,514百万円▲59.1%
1株当たり当期純利益371.30円151.94円▲219.36円
1株当たり年間配当金(配当性向)185円(49.8%)185円(121.8%)0円
MIRAINIホールディングス(萩原電気ホールディングス)2026年3月期業績
出典:MIRAINIグループ経営方針(萩原電気ホールディングス2026年3月期業績)P.40

事業別の業績概要(デバイス事業/ソリューション事業)

デバイス事業は売上高237,632百万円(前期比+5.0%)と増収だったが、セグメント利益は4,494百万円(同▲21.0%)と減益。得意先別ではデンソー向けが104,955百万円(構成比44.2%、前期比+2.2%)で最大。ソリューション事業は売上高34,286百万円(同+5.7%)、セグメント利益1,774百万円(同+24.6%)とともに増収増益で、事業別ではFAソリューションが9,780百万円(同+17.1%)と伸びた。なお萩原電気グループのシンガポール・中国・アメリカ拠点は決算期を2026年3月期より従来の12月末から3月末へ変更しており、2025年3月期の当該拠点の業績数値は2024年1月~2024年9月の期間のものである点に注意が必要である。

事業指標2025年3月期2026年3月期前期比
デバイス事業売上高226,319百万円237,632百万円+5.0%
デバイス事業セグメント利益5,688百万円4,494百万円▲21.0%
ソリューション事業売上高32,423百万円34,286百万円+5.7%
ソリューション事業セグメント利益1,423百万円1,774百万円+24.6%
デバイス事業 業績概要
出典:MIRAINIグループ経営方針(萩原電気ホールディングス)デバイス事業 業績概要 P.41

2026年度計画(2027年3月期)・2030年度目標

MIRAINIグループとしての2025年度実績(単純合算値、萩原電気の連結実績と佐鳥電機の第2四半期時点の連結通期見通しを単純合算したもの)は、売上高4,319億円(萩原電気2,719億円、佐鳥電機1,600億円)、営業利益98億円・利益率2.3%(萩原電気62億円、佐鳥電機36億円)。2026年度計画(2027年3月期)は売上高5,000億円(前期比116%)、営業利益120億円・利益率2.4%(前期比122%)。2030年度目標は売上高6,000~7,000億円、営業利益210億円以上、ROE10%以上としている。

項目2025年度実績(単純合算値)2026年度計画2030年度目標
売上高4,319億円(萩原電気2,719億円/佐鳥電機1,600億円)5,000億円(前期比116%)6,000~7,000億円
営業利益(利益率)98億円(2.3%)(萩原電気62億円/佐鳥電機36億円)120億円(2.4%)(前期比122%)210億円以上
ROE開示なし開示なし10%以上
2026年度計画・2030年度目標
出典:MIRAINIグループ経営方針 P.11

株主還元

MIRAINIグループの配当方針は、両社の実績を踏まえた安定的かつ継続的な配当を行い、配当性向は40%~50%を目途とし、成長投資・財務健全性・株主還元のバランスを重視するというもの。2026年度(2027年3月期)の配当予想は93円(中間45円、期末48円)である。なお、2026年4月1日付の株式移転により1株当たり配当金の算定基準となる株式が変更されているため、2026年3月期実績の185円(旧・萩原電気ホールディングス株式ベース)と2027年3月期予想の93円(MIRAINIホールディングス株式ベース)は単純比較できない。

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金185円185円93円(中間45円、期末48円)
配当性向49.8%121.8%40~50%を目途
配当方針について
出典:MIRAINIグループ経営方針 P.30

経営統合の概要

MIRAINIグループは、インド・アジアを中心にグローバルネットワークを展開し豊富な製品ラインナップを持つ佐鳥グループと、モビリティ領域への深い理解・実績を持つ萩原電気グループが、共同株式移転により統合して発足した。国内外の連結子会社として、佐鳥電機株式会社、株式会社スター・エレクトロニクス、佐鳥SPテクノロジ株式会社、萩原電気ホールディングス株式会社、萩原エレクトロニクス株式会社、萩原テクノソリューションズ株式会社、萩原エンジニアリング株式会社、萩原北都テクノ株式会社、Belladati合同会社のほか、両グループの海外拠点が資料に記載されている。

※本記事はMIRAINIホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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