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ユーザーローカル、2026年6月期は売上高・各利益とも過去最高 2027年6月期は増収減益を予想

決算サマリー 2026.08.28
ユーザーローカル、2026年6月期は売上高・各利益とも過去最高 2027年6月期は増収減益を予想

※本記事はユーザーローカルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ユーザーローカルの2026年6月期(通期)は、売上高5,343百万円(前期比+16.6%)、営業利益2,196百万円(前期比+11.4%)、経常利益2,212百万円(前期比+12.1%)、当期純利益1,634百万円(前期比+14.4%)となり、売上高・各段階利益ともに過去最高を更新した。資料は連続増収増益期数19期としている。全体の契約数は6,000件を突破し、法人向け生成AIサービスの認知・導入実績が拡大したとしている。株主還元では中間配当の実施、自己株式の取得・消却、株主優待の導入など還元の充実を積極的に推進した。

目次

連結業績(2026年6月期 実績)

2026年6月期の連結業績は、売上高5,343百万円(前期比+16.6%)、営業利益2,196百万円(前期比+11.4%)、経常利益2,212百万円(前期比+12.1%)、当期純利益1,634百万円(前期比+14.4%)となった。2026年6月期通期業績予想(売上高5,284百万円・営業利益2,207百万円・経常利益2,207百万円・当期純利益1,523百万円)に対する達成率は、売上高101.1%、営業利益99.5%、経常利益100.2%、当期純利益107.3%だった。ハイライトでは営業利益率41.1%、1株当たり当期純利益(EPS)102.6円としている。

項目(百万円)2025年6月期(実績)2026年6月期(実績)前期比2026年6月期(通期業績予想)達成率
売上高4,5815,343+16.6%5,284101.1%
営業利益1,9712,196+11.4%2,20799.5%
経常利益1,9722,212+12.1%2,207100.2%
当期純利益1,4291,634+14.4%1,523107.3%
2026年6月期 通期業績予想と実績の比較
出典:ユーザーローカル 2026年6月期 通期決算説明資料 P.25

事業・KPIの状況

事業はデジタルマーケティングSaaS、AI DX SaaS(法人向け生成AIサービス「ChatAI」「サポートチャットボット」等)、AI研究開発の3領域で構成される。資料は「AI DX SaaS、デジタルマーケティングSaaSともに過去最高を更新」とし、新規サービスの開発と積み上げ型のビジネスモデルにより持続的な成長を実現しているとしている。全体の契約件数は6,000件を突破した(資料に契約件数の詳細な算定定義の記載はない)。大手企業や官公庁を中心に法人向け生成AIサービスの導入実績の積み上げが継続しているとし、タクシー広告等の積極的なマーケティング施策を実施したとしている。

デジタルマーケティングSaaS・AI DX SaaSの契約件数推移(過去最高を更新)
出典:ユーザーローカル 2026年6月期 通期決算説明資料 P.23

通期業績予想(2027年6月期)

2027年6月期の通期業績予想は、売上高6,081百万円(2026年6月期比+738百万円、+13.8%)と過去最高を見込む一方、営業利益2,149百万円(同△46百万円、△2.1%)、経常利益2,179百万円(同△32百万円、△1.5%)、当期純利益1,503百万円(同△131百万円、△8.0%)と、増収ながら各利益は減益を予想している。資料は「生成AI関連サービスへの成長投資を継続し、売上高は過去最高の6,081百万円を予想」「AI関連費用の増加が今後も継続することを想定して計画を策定」としている。AI関連コスト上昇の要因として、サービス利用増加に伴う生成AIモデル利用料金の高騰、AIインフラ(GPU・メモリー・SSD等)の供給逼迫によるシステム導入コストの一時的な増大、生成AIモデルの利用料金がドル建てであることによる円安時のコスト増加の可能性を挙げている。

項目(百万円)2026年6月期(実績)2027年6月期(業績予想)増減額前期比
売上高5,3436,081+73813.8%
営業利益2,1962,149△46△2.1%
経常利益2,2122,179△32△1.5%
当期純利益1,6341,503△131△8.0%
2027年6月期 通期業績予想
出典:ユーザーローカル 2026年6月期 通期決算説明資料 P.30

株主還元

2026年6月期は、1株当たり年間配当金を前期の14円から24円に増額した(中間配当10円、期末配当14円)。2027年6月期の年間配当金は前期比6円増配の1株当たり30円(中間予想15.0円、期末予想15.0円、配当性向31.4%)を予定している。自己株式の取得は上限10億円(取得期間: 2026年2月16日~8月5日)を実施し、自己株式10万株を消却した(消却日: 2026年5月29日、消却前の発行済株式総数に対する割合0.61%)。株主優待を2026年6月期より導入し、毎年6月末に100株以上を保有する株主にデジタルギフト3,000円分を贈呈するとしている。

1株当たり年間配当金(円)配当性向
2021年6月期2.56.4%
2022年6月期3.06.6%
2023年6月期4.06.7%
2024年6月期8.010.8%
2025年6月期14.015.7%
2026年6月期24.0(中間10.0・期末14.0)23.4%
2027年6月期(予想)30.0(中間予想15.0・期末予想15.0)31.4%
配当金の推移(年間配当金・配当性向)
出典:ユーザーローカル 2026年6月期 通期決算説明資料 P.7

※本記事はユーザーローカルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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