※本記事はAVILENが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社AVILEN(証券コード:5591)は2025年12月期通期の決算説明資料を公表した。連結売上高は1,672百万円で前年同期比34.7%増、連結売上総利益は1,163百万円で同34.1%増となった。連結営業利益は274百万円で同44.8%増と大幅増益となり、EBITDAは336百万円で同57.0%増加した。AIソフトウエア・ビルドアップの両事業がともに高い売上成長を実現し、全社コストの効率化も進んだ。
連結業績(2025年12月期 実績)
2025年12月期の連結業績は、売上高1,672百万円(前年同期比+34.7%)、売上総利益1,163百万円(同+34.1%)、営業利益274百万円(同+44.8%)、経常利益261,866千円(同+38.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益174,313千円(同+50.3%)となった。連結売上総利益率は69.6%、連結営業利益率は16.4%だった。AIソフトウエアの受託開発案件の売上債権に対して保守的に貸倒引当金75百万円を計上しており、これを除いた実質的な営業利益は349百万円(前期比+84.5%)、実質的な営業利益率は20.9%となる。
| 項目 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,241,485千円 | 1,672,557千円 | 34.7% |
| 売上総利益 | 868,031千円 | 1,163,919千円 | 34.1% |
| 営業利益 | 189,353千円 | 274,217千円 | 44.8% |
| 経常利益 | 188,821千円 | 261,866千円 | 38.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 116,012千円 | 174,313千円 | 50.3% |

セグメント別(AIソフトウエア・ビルドアップ)の状況
セグメント別では、AIソフトウエアの売上高が1,087,624千円(前年同期比+37.5%)、ビルドアップの売上高が584,933千円(同+29.8%)となり、いずれも高成長を維持した。AIソフトウエアは活況な生成AI市場を背景に新規プロジェクトの獲得や大企業・大口顧客との継続プロジェクトの積み上げが寄与し、ビルドアップは大手企業向けカスタマイズ型コンテンツ等のコンサルティング案件の受注高が前年対比約1.7倍に伸長したことが大幅増収につながった。
| セグメント | 指標 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| AIソフトウエア | 売上高 | 790,915千円 | 1,087,624千円 | 37.5% |
| ビルドアップ | 売上高 | 450,569千円 | 584,933千円 | 29.8% |

期初計画との比較(決算予実)
2025年12月期は期初計画に対して各利益項目が上振れて着地した。売上高は期初計画1,614百万円に対し実績1,672百万円(達成率103.6%)、営業利益は期初計画250百万円に対し実績274百万円(達成率109.7%)となった。資料は、Top Tierの顧客企業にフォーカスする「アカウント戦略」の進捗による増収に加え、案件のデリバリー体制の効率化や中途採用に係る採用フィーの低減等のコスト抑制により高収益を創出したと説明している。貸倒引当金繰入額を除いた営業利益は期初計画250百万円に対し実績349百万円(達成率139.7%)だった。
| 項目 | 期初計画 | 通期実績 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,614百万円 | 1,672百万円 | 103.6% |
| 営業利益 | 250百万円 | 274百万円 | 109.7% |
| 貸倒引当金繰入額を除いた営業利益 | 250百万円 | 349百万円 | 139.7% |
| 経常利益 | 234百万円 | 261百万円 | 111.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 152百万円 | 174百万円 | 114.3% |

中期経営計画(2026年12月期〜2028年12月期)
AVILENは2026年12月期〜2028年12月期の中期経営計画を公表し、2028年12月期に売上高40億円、営業利益8.8億円を目指すとした。2026年12月期は中長期的な成長を実現するための投資と企業体力の強化にフォーカスする計画で、その中でも売上高成長率28.0%、営業利益成長率29.8%を確保するとしている。2027年12月期以降は案件単価向上・生産性向上により収益性が大きく向上し、2028年12月期には営業利益率22%超の実現を目指すとした。計画期間の売上高CAGR(年平均成長率)は+33.7%、営業利益CAGRは+47.5%としている。なお本計画値は新規M&A・アライアンスを含まないオーガニック成長の前提であり、M&Aの実現はアップサイドとして影響するとしている。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(計画) | 2028年12月期(目標) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,672百万円 | 前期比成長率+28.0% | 40億円 |
| 営業利益 | 274百万円 | 前期比成長率+29.8% | 8.8億円 |

※本記事はAVILENが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。