※本記事はトヨクモが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
トヨクモの2025年12月期連結業績は、売上高4,858百万円(前期比54.4%増)、営業利益1,605百万円(前期比38.1%増)、経常利益1,608百万円(前期比38.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,085百万円(前期比29.0%増)となった。資料は、売上高・利益項目とも過去最高を更新し、親会社株主に帰属する当期純利益は初めて10億円を突破したとしている。1株当たり配当金は20.00円(前期比42.8%増)で、2021年12月期の初配当以来の連続増配を継続した。

連結業績(2025年12月期 実績)
売上総利益は4,653百万円(前期比52.2%増)、販売費及び一般管理費は3,047百万円(前期比60.8%増、うち広告費1,278百万円・前期比69.9%増)だった。EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)は1,850百万円(前期比57.8%増)。以下、単位は百万円。
| 項目 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,146 | 4,858 | +54.4% |
| 売上総利益 | 3,057 | 4,653 | +52.2% |
| 販売費及び一般管理費 | 1,895 | 3,047 | +60.8% |
| EBITDA | 1,172 | 1,850 | +57.8% |
| 営業利益 | 1,162 | 1,605 | +38.1% |
| 経常利益 | 1,162 | 1,608 | +38.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 841 | 1,085 | +29.0% |
| 1株当たり当期純利益(円) | 77.21 | 99.36 | 開示なし |
期初計画との対比では、売上高は計画4,800百万円に対し進捗率101.2%、EBITDAは計画1,840百万円に対し100.6%、営業利益は計画1,500百万円に対し107.1%、経常利益は計画1,500百万円に対し107.3%だった。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は計画1,100百万円に対し進捗率98.7%となった。

サービス別契約数・KPIの状況
資料は、2025年1月に株式会社プロジェクト・モード(ナレッジ管理SaaS「NotePM」を提供)を子会社化したとしている。子会社にはこのほか2023年11月設立のトヨクモクラウドコネクト株式会社がある。資料の4事業年度サマリーでは、2023年12月期までは単体、2024年12月期以降は連結の数値である旨が注記されている。トヨクモ単体の有償契約数は、安否確認・kintone連携サービス等を合わせて2025年12月末時点で19,699件(前期比13.7%増)となった。MRRは2025年12月末で446百万円(前期比31.9%増)、ARRは5,360百万円(前期比31.9%増)。チャーンレート(トヨクモ単体、年間平均解約率)は0.83%で、1%以下の低水準で推移している。
| 指標 | 2023年12月末 | 2024年12月末 | 2025年12月末 |
|---|---|---|---|
| 有償契約数(トヨクモ単体、件) | 13,981 | 17,320 | 19,699 |
| MRR(百万円) | 227 | 338 | 446 |
| ARR(百万円) | 3,302 | 4,062 | 5,360 |
| チャーンレート(トヨクモ単体、%) | 0.68 | 0.71 | 0.83 |

2026年12月期業績予想
2026年12月期の業績予想は、売上高5,800百万円(前期比19.4%増)、EBITDA2,170百万円(前期比17.3%増)、営業利益1,900百万円(前期比18.3%増)、経常利益1,900百万円(前期比18.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,300百万円(前期比19.8%増)としている。資料は、売上高は前年比19.4%増の58億円の予想、営業利益は対売上比で30%以上を維持し19億円の予想としている。1株当たり当期純利益は99.36円から118.70円(前期比19.5%増)を見込む。
| 項目 | 2025年12月期実績 | 2026年12月期予想 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,858 | 5,800 | +19.4% |
| EBITDA | 1,850 | 2,170 | +17.3% |
| 営業利益 | 1,605 | 1,900 | +18.3% |
| 経常利益 | 1,608 | 1,900 | +18.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,085 | 1,300 | +19.8% |
| 1株当たり当期純利益(円) | 99.36 | 118.70 | +19.5% |

株主還元
1株当たり配当金は20.00円(前期比42.8%増)で、配当性向は20.1%(前期18.1%)。資料は、2021年12月期の初配当以来の連続増配を継続しているとしている。2026年12月期の1株当たり配当金は27.00円(前期比35.0%増)、配当性向22.7%を見込む。また、2026年2月13日開催の取締役会決議に基づき、資本効率の向上と機動的な資本政策を目的として、自己株式(上限150,000株、取得総額上限3億円、取得期間2026年2月16日~同年5月29日)を取得することとした。
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 2026年12月期予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金(円) | 5.00 | 7.00 | 10.00 | 14.00 | 20.00 | 27.00 |
| 配当性向(%) | 17.7 | 16.6 | 16.8 | 18.1 | 20.1 | 22.7 |
※本記事はトヨクモが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。