リスクモンスター

リスクモンスター、2026年3月期は増収増益 当期純利益223百万円で黒字転換

決算サマリー 2026.08.27
リスクモンスター、2026年3月期は増収増益 当期純利益223百万円で黒字転換

※本記事はリスクモンスターが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

リスクモンスター株式会社は2026年3月期(2025年4月~2026年3月)の決算説明資料を公表した。連結売上高は3,824百万円(前期比+2.6%)、EBITDAは1,119百万円(同+6.7%)、営業利益は360百万円(同+36.4%)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は前期の▲49百万円の赤字から223百万円の黒字に転換した。資料は収益構造改善により利益率が向上したとしている。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

連結売上高は3,728百万円から3,824百万円(前期比+2.6%)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)は1,049百万円から1,119百万円(同+6.7%)、EBITDAマージンは28.1%から29.3%(同+1.2pt)となった。営業利益は263百万円から360百万円(同+36.4%)に増加し、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の▲49百万円から223百万円となり黒字転換した。

項目2025年3月期2026年3月期前期比
連結売上高3,728百万円3,824百万円+2.6%
EBITDA1,049百万円1,119百万円+6.7%
EBITDAマージン28.1%29.3%+1.2pt
営業利益263百万円360百万円+36.4%
親会社株主に帰属する当期純利益▲49百万円223百万円黒字転換
業績ハイライト(2026年3月期)
出典:リスクモンスター決算説明資料 P.12

重要KPI(成長ドライバー)

リスクモンスターは与信管理サービス事業の成長ドライバーとして「限度額利用率」「アラート利用率」「クロスセル率」を重要KPIに設定している。限度額利用率は、e-与信ナビの利用が5件以上、またはポートフォリオサービス、RM与信限度額の個別設定を利用している会員の割合で、2025年3月期下期平均32.5%から2026年3月期平均33.0%となった。アラート利用率は、e-与信ナビ取得先のモニタリング機能を5件以上登録しアラート受信後にe-与信ナビを取得した会員の割合で、11.3%から10.9%に低下した。資料は、2026年3月期はモニタリング対象の選別精度向上に伴い利用率が一時的に低下したものの、継続モニタリング需要は拡大しているとし、継続モニタリングサービス及び業務組み込み型利用を推進し2027年3月期は利用率向上を目指すとしている。クロスセル率は、与信管理サービス事業において複数サービスを利用している会員の割合で、22.7%から24.2%に上昇した。SaaS ARR(年間経常収益。月額または年額契約など継続的に得られる収益を年間ベースに換算した指標)は2,258百万円から約2,331百万円(前期比+3.2%)となった。

指標定義2025年3月期2026年3月期2027年3月期目標
限度額利用率e-与信ナビの利用5件以上、またはポートフォリオサービス・RM与信限度額の個別設定を利用している会員の割合32.5%(下期平均)33.0%(平均)41.0%
アラート利用率e-与信ナビ取得先のモニタリング機能を5件以上登録しアラート受信後にe-与信ナビを取得した会員の割合11.3%(下期平均)10.9%(平均)12.5%
クロスセル率与信管理サービス事業において複数サービスを利用している会員の割合22.7%(下期)24.2%開示なし
SaaS ARR月額または年額契約など継続的に得られる収益を年間ベースに換算した指標2,258百万円2,331百万円開示なし
成長の源泉 重要KPI
出典:リスクモンスター決算説明資料 P.3

事業別の状況

与信管理サービス事業の事業利益は247百万円から353百万円に増加した。事業利益率は2025年3月期12.5%、2027年3月期の目標は17.2%としている(2026年3月期の実額は開示されていない)。ビジネスポータル事業は、中小企業向けの業務インフラサービス(グループウェア、ワークフロー、勤怠管理システム)を提供しており、売上高は606百万円から634百万円、利益率は33.9%から31.5%となった。資料は、ストック売上比率・利益率はサービス強化投資等により前期比では低下したものの、高水準を維持しているとしている。ストック売上比率(売上高のうちグループウェア利用料の割合)は84.5%で横ばいだった。BPOサービス事業の併用利用率(与信管理サービス事業の会員のうちBPOサービスを利用している会員の割合)は0.9%から1.5%(前期比+0.6pt)となり、2027年3月期は1.6%を目指すとしている。BPOサービスを併用利用しているRM会員の1社当たり平均単価は約1,464千円で、併用利用していない会員(約538千円)との比較で約3倍としている。海外事業(中国・上海)の売上高は354百万円から344百万円、会員数は496IDから497IDとなった。

事業項目2025年3月期2026年3月期
与信管理サービス事業事業利益247百万円353百万円
ビジネスポータル事業売上高606百万円634百万円
ビジネスポータル事業利益率33.9%31.5%
ビジネスポータル事業ストック売上比率84.5%84.5%
BPOサービス事業併用利用率0.9%1.5%
海外事業(中国)売上高354百万円344百万円
海外事業(中国)会員数496ID497ID
成長構造(KPI・SaaS ARR推移・与信管理サービス事業利益)
出典:リスクモンスター決算説明資料 P.4

株主還元

配当金支払総額は2023年3月期110百万円、2024年3月期110百万円、2025年3月期111百万円、2026年3月期119百万円と推移し、1株当たり配当金は14.75円、15.00円、15.00円、16.00円となった。2026年3月期は1円増配で、普通配当15.5円に記念配当0.5円を加えたもの。2027年3月期は0.5円増配の16.50円を予定している。DOE(株主資本配当率)は2023年3月期から2025年3月期まで1.9%で推移し、2026年3月期は2.0%となった。目標は3%としている。ROE(自己資本利益率)は2023年3月期6.2%、2024年3月期2.7%、2025年3月期▲0.8%、2026年3月期3.8%と推移し、目標は7%としている。第9次中期経営計画中、累計1.5億円(上限)を目安に自己株式取得を実施するとしており、2025年11月7日開催の取締役会で、取得対象株式300,000株(上限、発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合3.94%)、取得価額の総額150,000,000円(上限)、取得期間2025年11月11日~2026年6月30日とする自己株式取得を決議した。2026年4月30日現在の取得状況は約定株数合計169,100株、約定金額合計94,513,900円で、進捗率は株数56.37%、金額63.01%。取得した自己株式は資本効率の向上を目的として消却を基本方針に、今後の状況を踏まえ適切に対応するとしている。また、毎年9月30日現在の株主のうち6ヶ月以上300株以上を保有する株主を対象に、日本各地の名産品や防災用品、当社オリジナル商品等から選べる株主優待制度を設けている。

項目2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期(予定)
1株当たり配当金14.75円15.00円15.00円16.00円16.50円
配当金支払総額110百万円110百万円111百万円119百万円開示なし
DOE(株主資本配当率)1.9%1.9%1.9%2.0%開示なし
ROE(自己資本利益率)6.2%2.7%▲0.8%3.8%開示なし
株主還元①(配当・DOE・ROE推移)
出典:リスクモンスター決算説明資料 P.15

中期経営計画

第9次中期経営計画(2026年~2028年度)の数値目標は、売上高45億円、営業利益5億円、EBITDAマージン30%で、高収益・高付加価値モデルへの転換を掲げている。長期ビジョン「RismonG-30」(2021~2030年度)では、2030年度に売上高50億円を目標としている。第9次中計の基本方針として、与信管理サービス事業の高度化(AI×データ×モニタリングの統合)、BPOサービス事業の生産性革命(AI-OCR×クラウド×海外)、ビジネスポータル事業・教育関連事業・海外事業による補完成長を掲げ、2026年~2028年度のAdded Value投資総額は500~600百万円としている。

※本記事はリスクモンスターが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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