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サンバイオ、2026年1月期は営業損失3,794百万円に拡大 アクーゴ出荷制限解除

決算サマリー 2026.08.27
サンバイオ、2026年1月期は営業損失3,794百万円に拡大 アクーゴ出荷制限解除

※本記事はサンバイオが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

サンバイオの2026年1月期決算説明資料(連結)によると、事業収益は前期に続き計上が無く、研究開発費は2,678百万円(前期2,357百万円)、事業費用は3,794百万円(前期3,516百万円)、営業損失は3,794百万円(前期3,516百万円)、当期純損失は3,842百万円(前期2,882百万円)と、いずれも前期より損失幅が拡大した。資料は「アクーゴの一変承認に向けた活動費用が主なものとなり、研究開発費2,678百万円を計上」と説明している。トピックスとして、2024年7月に条件及び期限付き製造販売承認を取得したアクーゴ脳内移植用注について、2025年12月に出荷制限の条件解除を目的とした承認がされた。

目次

連結業績(2026年1月期 実績)

事業収益は2025年1月期・2026年1月期とも「-」(計上なし)。研究開発費は2,357百万円から2,678百万円(増減321百万円)に増加し、事業費用は3,516百万円から3,794百万円(増減278百万円)に増加した。事業収益が計上されていないため、営業利益は事業費用と同額の損失(▲3,794百万円)となっている。当期純利益は▲2,882百万円から▲3,842百万円(増減▲960百万円)と損失幅が拡大した。なお、想定為替レートはUSドル152.40円(2025年1月期)から149.72円(2026年1月期)となっている。

項目(連結・百万円)2025年1月期実績(A)2026年1月期実績(B)増減(B)-(A)
事業収益
研究開発費2,3572,678321
事業費用3,5163,794278
営業利益▲3,516▲3,794▲278
当期純利益▲2,882▲3,842▲960
USドルレート(円)152.40149.72

財政状態

2026年1月期末の現金及び預金は15,083百万円(前期末2,921百万円、増減12,162百万円)に増加し、資料は「新株発行等による約162億円の成長資金を確保」と説明している。資産合計は15,621百万円(前期末3,447百万円)、負債合計は2,016百万円(前期末1,684百万円)、純資産合計は13,604百万円(前期末1,762百万円)となった。

項目(連結・百万円)2025年1月期末(A)2026年1月期末(B)増減(B)-(A)
現金及び預金2,92115,08312,162
流動資産3,33515,48912,154
固定資産11113120
資産合計3,44715,62112,174
流動負債732534▲198
固定負債9521,482530
負債合計1,6842,016332
純資産合計1,76213,60411,842
負債純資産合計3,44715,62112,174
財務ハイライト:連結貸借対照表
出典:サンバイオ 2026年1月期決算説明資料 P.7

通期業績予想

資料の「連結業績予想」スライドには、「2026年1月期業績予想」と「2027年1月期業績予想」の2列が示されている。2026年1月期については、同資料内の連結損益計算書で実績も報告されている。次期にあたる2027年1月期の予想は、研究開発費4,110百万円、事業費用5,625百万円、営業利益▲5,625百万円、当期純利益▲5,635百万円で、想定為替レートはUSドル150.00円。事業収益については両期とも「-」で、2027年1月期分には「今期の事業収益は、アクーゴの薬価収載後に公表予定」との注記が付されている。資料は「事業費用は、アクーゴの普及に係る製造・流通・販売体制及び本承認に向けた活動費用が主なもの」としている。

項目(連結・百万円)2026年1月期業績予想2027年1月期業績予想
事業収益-(※薬価収載後に公表予定)
研究開発費2,7954,110
事業費用3,9205,625
営業利益▲3,920▲5,625
当期純利益▲4,045▲5,635
USD/JPY148.00150.00
連結業績予想(2026年1月期・2027年1月期)
出典:サンバイオ 2026年1月期決算説明資料 P.8

株主還元

本資料に配当や自己株式取得など株主還元に関する記載は無い。

アクーゴ(SB623)の承認・上市に向けた進捗

外傷性脳損傷に伴う慢性期の運動麻痺の改善を目的とした再生医療等製品アクーゴ脳内移植用注は、2024年7月に厚生労働省より条件及び期限付き製造販売承認を取得し、2025年6月から2025年12月にかけて市販品製造を実施した上で、2025年12月に製造販売承認事項の一部変更承認を取得(出荷制限の条件解除)した。今後の見通しとして、薬価収載・発売は2026年5月、初出荷は2026年下半期を予定している。米国事業では、外傷性脳損傷(TBI)についてFDAとフェーズ3の試験デザインについて合意し、臨床試験の開始時期を検討中。脳梗塞(慢性期)については、Phase2b試験の後付け解析により次の治験への展望が得られたとし、慢性期脳梗塞の適応追加を目的とした治験について、PMDAと今期中に協議予定としている。

アクーゴ脳内移植用注の承認までの経緯と今後の見通し
出典:サンバイオ 2026年1月期決算説明資料 P.11
SB623の開発の進捗(外傷性脳損傷・脳梗塞・脳出血)
出典:サンバイオ 2026年1月期決算説明資料 P.17

※本記事はサンバイオが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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