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メドレックス、2025年12月期は減収 営業損失941百万円に拡大

決算サマリー 2026.08.27
メドレックス、2025年12月期は減収 営業損失941百万円に拡大

※本記事はメドレックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

メドレックスの2025年12月期決算説明資料(連結)によると、売上高は128百万円(前期257百万円、前期比49.7%)と減収となり、営業損失は941百万円(前期793百万円)、経常損失は937百万円(前期755百万円)、当期純損失は937百万円(前期806百万円)と、いずれも前期より損失幅が拡大した。開発面では、Bondlido(MRX-5LBT)が米国で新薬販売承認を取得した一方、MRX-7MLLは経皮浸透性が不十分として開発を断念した。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

2025年2月14日公表の業績予想との比較では、売上高は予想122百万円に対し実績128百万円(増減6百万円)と予想を上回った一方、販売管理費は予想1,457百万円に対し実績1,068百万円(増減△389百万円)に減少し、うち研究開発費は予想1,135百万円に対し実績850百万円(増減△284百万円)となった。資料は「MRX-4TZT第2相の開始が遅延したため、研究開発費が当初計画より減少」と説明している。この結果、営業損失は予想△1,335百万円に対し実績△941百万円(増減393百万円)、経常損失は予想△1,335百万円に対し実績△937百万円(増減397百万円)、当期純損失は予想△1,350百万円に対し実績△937百万円(増減412百万円)と、いずれも予想より損失幅が縮小した。

項目2025年12月期業績予想(A)(2025年2月14日公表)2025年12月期通期実績(B)増減(B-A)主な増減理由等
売上高1221286
売上原価11
販売管理費1,4571,068△389
(うち研究開発費)(1,135)(850)(△284)MRX-4TZT第2相の開始が遅延したため、研究開発費が当初計画より減少
営業損失(△)△1,335△941393
経常損失(△)△1,335△937397
法人税等1412△2
当期純損失(△)△1,350△937412

前期比較(2025年12月期/2024年12月期)

前期比較では、売上高は128百万円(前期257百万円、前期比49.7%)と減収。内訳は、PCL等の製品販売による製品売上が3百万円(前期0百万円、前期比1,223.4%)、DWTIからのマイルストン収入等の研究開発等収入が124百万円(前期257百万円、前期比48.2%)となった。販売費及び一般管理費は1,068百万円(前期1,050百万円、前期比101.7%)で、うち研究開発費は850百万円(前期846百万円、前期比100.4%)、その他管理費は218百万円(前期203百万円、前期比107.1%)。この結果、営業損失は941百万円(前期793百万円)、経常損失は937百万円(前期755百万円)、当期純損失は937百万円(前期806百万円)と、いずれも前期より損失幅が拡大した。

連結(百万円)2025年12月期2024年12月期前期比
売上高12825749.7%
(うち製品売上)301,223.4%
(うち研究開発等収入)12425748.2%
販売費及び一般管理費1,0681,050101.7%
(うち研究開発費)850846100.4%
(うちその他管理費)218203107.1%
営業損失(△)△941△793
経常損失(△)△937△755
当期純損失(△)△937△806
2025年12月期 経営成績の概況(当初業績予想との差異)
出典:メドレックス 2025年12月期決算説明資料 P.24

キャッシュ・フロー、財務体質

営業活動によるキャッシュ・フローは△888百万円(前期△803百万円)で、当期純損失の赤字幅拡大が理由とされている。投資活動によるキャッシュ・フローは△82百万円(前期△0百万円、土地の購入)、財務活動によるキャッシュ・フローは745百万円(前期1,066百万円)で、第32回・第33回新株予約権(ストックオプション)の発行による収入5百万円、第32回新株予約権の権利行使による株式の発行による収入739百万円等による。現金及び現金同等物の期末残高は1,754百万円(前期末1,977百万円)。資料は「未だ主要パイプラインが臨床開発段階にある創薬パイプライン型ベンチャーの当社グループとして、最重要視している財務指標は『現有資金』」とし、現有資金は17億円(2025年12月末)、2026年に積極的に研究開発を進める(2026年営業費用16億円、うち研究開発費12億円見込み)上で約1年分の事業資金を確保としている。

連結(百万円)2025年12月期2024年12月期
営業活動キャッシュ・フロー△888△803
投資活動キャッシュ・フロー△82△0
財務活動キャッシュ・フロー7451,066
現金及び現金同等物換算差額2△3
現金及び現金同等物増減額△222259
現金及び現金同等物期末残高1,7541,977
重要な経営指標:現有資金
出典:メドレックス 2025年12月期決算説明資料 P.21

通期業績予想

資料は「Bondlidoの初年度売上高について、現時点で合理的に見通すことが困難なため、2026年12月期の業績予想は未公表です」としており、売上高・利益に関する業績予想は開示されていない。営業費用については、研究開発費(MRX-4TZT P2試験費用等)1,228百万円、その他の販売費及び一般管理費356百万円を見込むとしている。

株主還元

本資料に配当や自己株式取得など株主還元に関する記載は無い。

開発パイプラインの進捗

第一ターゲットを米国市場とする開発パイプラインでは、Bondlido(MRX-5LBT、帯状疱疹後神経疼痛治療薬)が追加解析を実施して再申請(2025年3月)した後、新薬販売承認を取得(2025年9月)し、販売提携交渉中で2026年下半期の上市を計画している。MRX-4TZT(痙性麻痺治療薬)は臨床第2相/POC試験を開始(2025年12月)し、2026年第4四半期に結果速報を見込む。Alto Neuroscience社と提携するAlto-101(統合失調症治療薬)は臨床第2相試験が進行中でファストトラック指定(2025年10月)を受けており、2026年第1四半期に結果速報を見込む。一方、MRX-7MLL(アルツハイマー治療薬)は臨床第1相a試験で経皮吸収性が不十分と判明し、製剤改良を多面的に試みたが経皮浸透性と皮膚安全性を両立させる目途が立たず、開発を断念した。

開発パイプライン(第一ターゲット:米国市場)
出典:メドレックス 2025年12月期決算説明資料 P.3
Bondlido(MRX-5LBT)差別化要因・上市計画
出典:メドレックス 2025年12月期決算説明資料 P.13

※本記事はメドレックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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