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ADEKA、2026年3月期は増収増益 4項目で過去最高更新

決算サマリー 2026.08.27
ADEKA、2026年3月期は増収増益 4項目で過去最高更新

※本記事はADEKAが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ADEKA(ADEKA)の2026年3月期は、売上高4,165億円(前期比+94億円、+2.3%)、営業利益416億円(同+6億円、+1.5%)、経常利益427億円(同+34億円、+8.7%)、当期純利益278億円(同+28億円、+11.4%)となり、売上高・営業利益・経常利益・当期純利益の4項目がいずれも過去最高を更新した。半導体材料事業は先行投資により固定費負担が増加し、同事業の営業利益は前期比△17.7%となった。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

1株当たり利益は278.0円(前期245.6円、+32.4円)。営業利益の増減要因は、数量要因が△42億円、価格バランスが+59億円、為替が△4億円、固定費他が△6億円。海外売上高比率は54.4%(前期54.9%)で、海外売上高は2,265億円(前期2,234億円)となった。

項目2025年3月期(前期実績)2026年3月期(当期実績)前期比
売上高(億円)4,0714,165+94億円(+2.3%)
営業利益(億円)410416+6億円(+1.5%)
経常利益(億円)393427+34億円(+8.7%)
当期純利益(億円)250278+28億円(+11.4%)
1株当たり利益245.6円278.0円+32.4円
2025年度(2026年3月期)連結業績の概要
出典:2025年度決算および中計進捗説明会資料 P.6

セグメント別の状況

化学品事業は売上高2,148億円(前期比△1.7%)、営業利益263億円(同△6.0%)と減収減益。内訳では、樹脂添加剤が家電・EV向け市況低迷等により売上高984億円(同△6.7%)、営業利益96億円(同△11.6%)と減収減益。半導体材料は先端フォトレジストや高誘電材料が伸び売上高360億円(同+5.8%)と増収だったが、先行投資による固定費負担増で営業利益は74億円(同△17.7%)と減益。環境材料は特殊エポキシ樹脂や潤滑油添加剤が好調で売上高803億円(同+1.8%)、営業利益92億円(同+14.8%)。食品事業は売上高830億円(同+0.6%)、営業利益43億円(同△0.6%)とほぼ横ばい。ライフサイエンス事業(日本農薬)は水稲用農薬の販売増等により売上高1,117億円(同+11.8%)、営業利益98億円(同+26.4%)と大きく伸長した。

セグメント指標2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)
化学品売上高(億円)2,1482,184
化学品営業利益(億円)263280
樹脂添加剤売上高(億円)9841,054
樹脂添加剤営業利益(億円)96108
半導体材料売上高(億円)360340
半導体材料営業利益(億円)7490
環境材料売上高(億円)803789
環境材料営業利益(億円)9280
食品売上高(億円)830825
食品営業利益(億円)4343
ライフサイエンス売上高(億円)1,117999
ライフサイエンス営業利益(億円)9877
その他売上高(億円)6962
その他営業利益(億円)108
2025年度(2026年3月期)連結業績(セグメント別)
出典:2025年度決算および中計進捗説明会資料 P.8

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は売上高4,530億円(前期比+364億円、+8.7%)、営業利益468億円(同+51億円、+12.5%)、経常利益466億円(同+38億円、+8.9%)、当期純利益288億円(同+9億円、+3.4%)を計画。上期は売上高2,150億円・営業利益217億円、下期は売上高2,380億円・営業利益251億円を見込む。前提為替は153.0円/$、178.0円/€、ナフサ63,000円/KL。なお、中東情勢による事業への影響は2026年度(2027年3月期)業績予想には織り込んでいない。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(計画)前期比
売上高(億円)4,1654,530+364億円(+8.7%)
営業利益(億円)416468+51億円(+12.5%)
経常利益(億円)427466+38億円(+8.9%)
当期純利益(億円)278288+9億円(+3.4%)
1株当たり利益278.0円294.3円+16.4円
2026年度(2027年3月期)連結業績予想
出典:2025年度決算および中計進捗説明会資料 P.18

株主還元

2026年3月期は期末配当を8円増配し60円(中間52円)とし、年間配当金は112円(配当性向40.3%)。2027年3月期の年間配当予想は120円(配当性向40.8%)で4期連続の増配、18期連続で減配なしとなる。2025年8月に決定した上限180億円・1,000万株を上限とする自己株式の取得は、2026年4月末時点で取得価格の総額163億円(進捗率91%)、取得株式数442万株(進捗率44%)まで進み、予定通り2026年5月末に終了、2026年6月上旬に消却予定。

項目2025年3月期(実績)2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
年間配当金100円112円120円
配当性向40.7%40.3%40.8%
年間配当の推移
出典:2025年度決算および中計進捗説明会資料 P.25

中期経営計画『ADX 2026』の進捗

中期経営計画『ADX 2026』(最終年度2027年3月期)の財務指標目標は、営業利益530億円(売上高5,000億円)、ROE11.0%、ROIC10.5%。2026年3月期実績はROE9.1%(前期8.6%)、ROIC9.1%(前期9.1%)。サステナビリティ指標では環境貢献製品売上高の目標1,150億円に対し実績924億円、女性管理職比率は目標6%以上(単体)に対し実績5.9%(単体)。設備投資額は2026年3月期216億円(3カ年計画では750億円)。

※本記事はADEKAが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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