しずおかフィナンシャルG

しずおかフィナンシャルグループ、2026年3月期連結純利益905億円で4期連続増益 2026年度は1,050億円を計画

決算サマリー 2026.08.11
しずおかフィナンシャルグループ、2026年3月期連結純利益905億円で4期連続増益 2026年度は1,050億円を計画

※本記事はしずおかフィナンシャルGが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

しずおかフィナンシャルグループの2025年度(2026年3月期)連結決算は、親会社株主に帰属する当期純利益905億円(前年度比+159億円、公表比+25億円)と4期連続の増益・過去最高益となった。円金利上昇に伴う銀行単体の資金利益増加(同+230億円)が本業利益の成長を牽引し、バランスシートの収益性向上に向けた債券入替や予防的な貸倒引当金の計上も実施した。2026年度の連結純利益目標は1,050億円(同+145億円)、ROE(純資産基準)は8.4%を見込む。2025年度末のPBRは1.1倍と節目の1倍に到達した。

目次

連結業績(当期実績)

債券入替に伴う国債等債券売却損の計上により連結粗利益は前年度比△84億円の1,789億円となったが、本業利益の成長によりコア連結粗利益は同+290億円の2,268億円に増加した。連結業務純益は営業経費の増加(同+82億円)等により同△163億円の751億円。株式等関係損益の増加(同+477億円)により連結経常利益は同+282億円の1,303億円となり、連結当期純利益は同+159億円の905億円(4期連続増益・過去最高益)。ROE(純資産基準)は7.5%(同+1.2pt)、ROE(株主資本基準)は9.1%(同+1.3pt)となった。

項目2024年度(億円)2025年度(億円)増減額増減率
コア連結粗利益1,9782,268+290+14.6%
連結粗利益1,8731,789△84△4.4%
営業経費(△)9711,053+82+8.4%
持分法投資損益815+7+84.2%
連結業務純益914751△163△17.8%
与信関係費用(△)4892+44+90.1%
株式等関係損益138615+477+346.3%
連結経常利益1,0211,303+282+27.6%
特別損益26△32△58
税引前当期純利益1,0461,271+225+21.4%
法人税等合計(△)300366+66+21.9%
連結当期純利益746905+159+21.2%
ROE(純資産基準)6.3%7.5%+1.2pt
ROE(株主資本基準)7.7%9.1%+1.3pt

銀行単体・グループ会社別の状況

静岡銀行単体は、円金利上昇に伴う資金利益増加を主因にコア業務粗利益が前年度比+255億円の2,034億円に拡大した一方、国債等債券関係損益の悪化等により業務粗利益は同△119億円の1,555億円、経費増加(同+43億円)もあり実質業務純益は同△162億円の647億円となった。もっとも、株式等関係損益の増加(同+477億円)を含む臨時損益の改善により経常利益は同+276億円の1,190億円、当期純利益は同+149億円の816億円と過去最高益を更新した。銀行を除く連結子会社17社の合計は経常利益127億円(同+9億円)、当期純利益89億円(同+6億円)と増益基調を維持した。

区分指標2025年度前年度比
静岡銀行単体コア業務粗利益2,034億円+255億円(+14.3%)
静岡銀行単体業務粗利益1,555億円△119億円(△7.0%)
静岡銀行単体実質業務純益647億円△162億円(△20.0%)
静岡銀行単体経常利益1,190億円+276億円(+30.2%)
静岡銀行単体当期純利益816億円+149億円(+22.3%)
静岡銀行単体与信関係費用(△)81億円+36億円(+81.9%)
連結子会社17社(銀行除く)合計経常利益127億円+9億円
連結子会社17社(銀行除く)合計当期純利益89億円+6億円
静岡銀行単体・主要グループ会社の業績
出典:しずおかフィナンシャルグループ 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.5

通期業績予想

2026年度は連結経常利益1,520億円(前年度比+217億円)、連結当期純利益1,050億円(同+145億円)と引き続き増益基調を見込む。ROE(純資産基準)は8.4%(同+0.9pt)、ROE(株主資本基準)は10.2%(同+1.1pt)を計画。連結OHRは53.6%(コア業務粗利益ベース46.0%)、連結CET1比率は14.07%(バーゼルⅢ最終化完全適用ベース13.35%)を見込む。静岡銀行単体は経常利益1,400億円(同+210億円)、当期純利益955億円(同+139億円)を計画している。

項目2025年度実績2026年度予想増減
連結経常利益1,303億円1,520億円+217億円
親会社株主に帰属する当期純利益905億円1,050億円+145億円
ROE(純資産基準)7.5%8.4%+0.9pt
ROE(株主資本基準)9.1%10.2%+1.1pt
連結OHR(コア業務粗利益ベース)58.4%(46.0%)53.6%(46.0%)△4.8pt(-)
連結CET1比率(バーゼルⅢ最終化完全適用)15.60%(13.45%)14.07%(13.35%)△1.53pt(△0.10pt)
静岡銀行単体 経常利益1,190億円1,400億円+210億円
静岡銀行単体 当期純利益816億円955億円+139億円
2026年度業績予想(連結・静岡銀行単体)
出典:しずおかフィナンシャルグループ 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.9

株主還元

2026年度の1株あたり配当金は前年度比+18円の98.0円を予想し、配当性向は49.8%(同+2.1pt)と目標とする50%に向けて着実に進捗する見込み。配当性向は2027年度までに50%以上へ累進的に引き上げ、2028年度以降も50%以上を維持する方針。自己株式取得については、ROE目標の達成を見据えた資本水準に向けて、資本コントロールの一環として機動的に実施する方針。

項目2024年度2025年度2026年度(予想)
1株あたり配当金60.0円80.0円98.0円
配当性向44.0%47.7%49.8%
総還元性向57.3%80.6%開示なし
親会社株主利益746億円905億円1,050億円
株主還元方針・配当の推移
出典:しずおかフィナンシャルグループ 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.36

中期経営計画/トピック

2026~2028年度を期間とする第2次中期経営計画(ビジョン「ともに、未来へ2.0」)を策定。2028年度の財務目標として、連結経常利益1,700億円以上、連結ROE(純資産基準)9.5%程度、連結OHR47%程度、連結CET1比率13%程度を掲げる(前中計目標は連結経常利益1,450億円以上、ROE8.5%程度、OHR50%程度でコントロール、CET1比率13%程度)。

また、名古屋銀行と経営統合に関する基本合意書を締結した。単純合算(2026年3月31日現在)では連結総資産22兆2,887億円、預金等残高(銀行単体)18兆884億円、貸出金残高(銀行単体)15兆5,864億円、連結当期純利益1,108億円、時価総額1兆7,645億円となる。スケジュールは2027年3月に経営統合に関する最終契約・株式交換契約を締結、2027年12月に臨時株主総会、2028年4月1日に株式交換効力発生を予定している。

名古屋銀行との経営統合の概要
出典:しずおかフィナンシャルグループ 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.30

※本記事はしずおかフィナンシャルGが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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