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恵和、2025年12月期は減収減益 当期純利益は事業撤退損失等で18.7%減

決算サマリー 2026.08.26
恵和、2025年12月期は減収減益 当期純利益は事業撤退損失等で18.7%減

※本記事は恵和が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

恵和は2025年12月期、売上高が前期比3.1%減の204.7億円、営業利益は同9.6%減の42.9億円となった。光学製品事業はノートPC・タブレット向けが減少した一方、車載向けは増加したが、全体では減収減益となった。経常利益は前期に計上していた為替差益がなくなったことや為替差損の計上により同18.6%減の42.4億円、親会社株主に帰属する当期純利益は地球の絆創膏事業からの撤退に伴う事業撤退損失850百万円や減損損失155百万円の計上等により同18.7%減の22.7億円となった。なお、2026年2月公表の業績予想との比較では、売上高は予想をやや下回った一方、営業利益・経常利益は上振れて着地した。

目次

業績(2025年12月期 実績)

売上高は前期比3.1%減の204.7億円となった。実績為替レートは149.7円(前期151.5円)と円高に推移したことも影響した。営業利益は前期比9.6%減の42.9億円、経常利益は前期に計上していた為替差益400百万円がなくなり為替差損85百万円を計上したことなどにより同18.6%減の42.4億円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、地球の絆創膏事業からの撤退に伴う事業撤退損失850百万円、減損損失155百万円(前期100百万円)の計上等により同18.7%減の22.7億円となった。

項目2025年12月期2024年12月期増減率
売上高20,473百万円21,130百万円△3.1%
営業利益4,286百万円4,739百万円△9.6%
営業利益率20.9%22.4%△1.5pt
経常利益4,240百万円5,210百万円△18.6%
当期純利益2,268百万円2,790百万円△18.7%
2025年12月期決算サマリーのスライド
出典:恵和 2025年12月期 決算説明資料 P.2

セグメント別の状況

光学製品事業は売上高167.6億円(前期171.4億円)・セグメント利益70.8億円(前期83.4億円)となった。ノートPC・タブレット向けは前期比4.4%減、車載向けは同7.4%増加したが、全体では減収減益となった。機能製品事業は売上高37億円(前期38.2億円)・セグメント利益2.9億円(前期1.9億円)となり、医療用工程フィルムが前期比160.1%増加した一方、クリーンエネルギー車向けフィルムは搭載車種の一時的な減産により同4.3%減となったが第3四半期以降は回復した。地球の絆創膏事業は2025年第2四半期に事業撤退を決定し、前期に計上していた365百万円のセグメント損失がなくなったことも利益面のプラス要因となった。

セグメント指標2025年12月期2024年12月期
光学製品事業売上高16,766百万円17,146百万円
光学製品事業セグメント利益7,085百万円8,340百万円
機能製品事業売上高3,707百万円3,829百万円
機能製品事業セグメント利益295百万円193百万円
地球の絆創膏事業(2025年2Q撤退)売上高153百万円
地球の絆創膏事業(2025年2Q撤退)セグメント利益△365百万円
セグメント別利益の推移スライド
出典:恵和 2025年12月期 決算説明資料 P.8

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期は、想定為替レート150.0円/US$(2025年実績149.7円/US$)のもとで、売上高は前期比13.5%増の232.3億円、営業利益は同2.7%増の44.0億円を見込む。光学製品事業は売上高189.9億円・セグメント利益71.3億円、機能製品事業は売上高42.3億円・セグメント利益4.4億円を予想する。経常利益は前期比4.0%増の44.1億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同34.6%増の30.5億円を見込む。1株当たり当期純利益は165.06円(前期122.08円)を予想している。

項目2026年12月期予想2025年12月期(実績)増減率
売上高23,229百万円20,473百万円+13.5%
営業利益4,403百万円4,286百万円+2.7%
営業利益率19.0%20.9%△1.9pt
経常利益4,407百万円4,240百万円+4.0%
当期純利益3,052百万円2,268百万円+34.6%
2026年12月期業績予想のスライド
出典:恵和 2025年12月期 決算説明資料 P.11

株主還元

2025年12月期の1株当たり配当金は40円(DOE3.1%、配当性向32.8%)とし、自己株式9.57億円の取得を実施した。2026年12月期は1株当たり配当金50円(配当性向30.2%)を予想している。

項目2025年12月期(実績)2026年12月期(予想)
1株当たり配当金40円50円
配当性向32.8%30.2%
DOE(純資産配当率)3.1%開示なし
自己株式取得額9.57億円(実施済み)開示なし

資本収益性・PBR経営の状況

「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」として、2025年12月期のPBRは0.97倍(前期比0.13倍改善)となり、2026年2月時点では1.1倍台で推移しているとしている。ROEは2025年12月期12.5%の計画に対し、地球の絆創膏事業に伴う特別損失の計上により2.2ポイント低下し9.7%となった。エクイティスプレッド(ROE-CAPM)は0.6ポイント、EVAスプレッド(ROIC-WACC)は3.4ポイントで、いずれも地球の絆創膏事業廃止の影響により前期比で縮小した。会社は2026年12月期のROEについて12.1%を計画するとしている。

資本収益性・PBR経営の状況スライド
出典:恵和 2025年12月期 決算説明資料 P.15

※本記事は恵和が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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