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ベイシス、2026年6月期は増収増益も業績予想には届かず

決算サマリー 2026.08.26
ベイシス、2026年6月期は増収増益も業績予想には届かず

※本記事はベイシスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ベイシス株式会社の2026年6月期(FY26)連結業績は、売上高84億27百万円(前期比105.5%)、営業利益2億16百万円(前期比121.5%)で増収増益となった。一方、通信キャリア向け大型案件の検収がFY27にずれ込んだ影響などにより、売上高は業績予想比97.0%、営業利益は同92.1%にとどまり、通期の業績予想には届かなかった。当期純利益は1億12百万円(前期比116.7%)、調整後EBITDAは3億34百万円(前期比114.6%)だった。

目次

連結業績(2026年6月期 実績)

売上総利益は19億35百万円(前期比103.8%、予想比97.4%)、販売費及び一般管理費は17億19百万円(前期比101.9%)だった。経常利益は2億10百万円(前期比125.4%)、EPSは60.89円(前期52.34円)となった。

項目FY26実績FY25実績前期比FY26業績予想予想比
売上高8,427百万円7,984百万円105.5%(+442)8,684百万円97.0%(▲257)
売上総利益1,935百万円1,864百万円103.8%(+71)1,987百万円97.4%(▲52)
販売費及び一般管理費1,719百万円1,686百万円101.9%(+32)1,753百万円98.1%(▲33)
営業利益216百万円177百万円121.5%(+38)234百万円92.1%(▲18)
経常利益210百万円167百万円125.4%(+42)228百万円91.9%(▲18)
当期純利益112百万円96百万円116.7%(+16)128百万円87.8%(▲15)
EBITDA294百万円253百万円115.8%(+40)315百万円93.2%(▲21)
調整後EBITDA334百万円291百万円114.6%(+42)357百万円93.6%(▲22)
EPS60.89円52.34円116.3%(+8.55)69.10円88.1%(▲8.21)

サービス別の状況

サービス別売上高は、モバイルエンジニアリングサービスが32億52百万円(前期比96.6%、予想比115.2%)、IoTエンジニアリングサービスが37億42百万円(前期比113.1%、予想比89.3%)、その他サービスが14億31百万円(前期比109.4%、予想比85.8%)だった。モバイルは5Gエリア展開工事の縮小により前期を下回ったが、通信品質改善工事・基地局設置・法令点検案件が想定以上に推移し予想を上回った。IoTはスマートメーターやデバイス設置案件の拡大で前期比二桁成長を継続したが、多店舗向けネットワーク構築案件の受注や大型案件の検収遅延により予想水準には届かなかった。

サービスFY26実績FY25実績前期比FY26業績予想予想比
モバイルエンジニアリングサービス3,252百万円3,367百万円96.6%(▲115)2,824百万円115.2%(+428)
IoTエンジニアリングサービス3,742百万円3,307百万円113.1%(+434)4,191百万円89.3%(▲449)
その他サービス1,431百万円1,308百万円109.4%(+123)1,668百万円85.8%(▲236)
合計8,427百万円7,984百万円105.5%(+442)8,684百万円97.0%(▲257)
FY26 売上高(サービス別)の実績
出典:ベイシス株式会社 2026年6月期 決算説明資料 P.6

通期業績予想(2027年6月期)

会社は2027年6月期(FY27)の連結業績予想として、売上高99億9百万円(前期比117.6%)、営業利益3億29百万円(前期比152.4%)、当期純利益1億94百万円(前期比172.3%)を見込む。中期経営計画2030の実現に向け、BLAS拡販・BPaaS化推進、ブランディング・マーケティング、全社AX等への積極投資を実行しつつ営業利益の増加を見込むとしている。

項目FY27業績予想FY26実績前期比
売上高9,909百万円8,427百万円117.6%(+1,482)
売上総利益2,414百万円1,935百万円124.7%(+478)
販売費及び一般管理費2,085百万円1,719百万円121.3%(+365)
営業利益329百万円216百万円152.4%(+113)
経常利益324百万円210百万円153.9%(+113)
当期純利益194百万円112百万円172.3%(+81)
EBITDA411百万円294百万円139.9%(+117)
調整後EBITDA481百万円334百万円143.9%(+146)
EPS105.57円60.89円173.4%(+44.68)
FY27 業績予想の連結損益計算書
出典:ベイシス株式会社 2026年6月期 決算説明資料 P.36

株主還元

資本政策では、創出したキャッシュを自社の成長投資、M&Aによる成長投資、株主還元の順に配分する方針を掲げる。株主還元は当面、自己株式取得により株価水準に応じて機動的に実施し、配当は当面無配とし、余資が生じた場合に検討するとしている。Net Debt/調整後EBITDAはレバレッジ上限として2.5倍を目安(M&A直後は3.0倍まで許容)とする。

資本政策とキャピタルアロケーションの考え方
出典:ベイシス株式会社 2026年6月期 決算説明資料 P.27

中期経営計画2030

中期経営計画2030では、FY30に売上高144億61百万円(FY26比+71.6%、CAGR14.5%)、調整後EBITDAをオーガニックグロースの必達目標として13億48百万円(FY26比、CAGR41.7%)、M&Aシナリオでは15億円以上、時価総額100億円以上を目指すとしている。前中期経営計画2026では、最終年度(FY26)の売上高が当初計画を下回り、目標としていた売上高100億円到達は中期経営計画2030の初年度(FY27)にずれ込む見込みとしている。

項目FY26実績FY27計画FY30計画FY26→FY30 CAGR
売上高8,427百万円9,909百万円14,461百万円+14.5%
営業利益216百万円329百万円1,248百万円+55.0%
調整後EBITDA334百万円481百万円1,348百万円+41.7%
中期経営計画2030の基本方針
出典:ベイシス株式会社 2026年6月期 決算説明資料 P.21

※本記事はベイシスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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