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Abalance、2025年3月期は9カ月変則決算で営業利益36億円 2026年3月期は増収増益計画

決算サマリー 2026.08.26
Abalance、2025年3月期は9カ月変則決算で営業利益36億円 2026年3月期は増収増益計画

※本記事はAbalanceが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Abalance株式会社は、決算期を6月から3月へ変更したことに伴い、2024年7月1日から2025年3月31日までの9カ月間を対象期間とする「2025年3月期」を今回の決算期とした。連結売上高は724億17百万円、営業利益は36億2百万円、経常利益は37億37百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は9億51百万円となった。前年同期(2024年6月期3Q累計・9カ月換算)との比較では、太陽光市場の市況低迷等を背景に増収率は鈍化し、営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも減少した。2026年3月期(12カ月)は米国・エチオピア・ベトナムの3エリア供給体制の構築を進め、増収増益を計画する。

目次

連結業績(2025年3月期実績)

2025年3月期(9カ月決算)の連結売上高は724億17百万円、売上総利益は121億77百万円(売上総利益率16.8%)、営業利益は36億2百万円(営業利益率5.0%)、経常利益は37億37百万円(経常利益率5.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億51百万円(純利益率1.3%)だった。前年同期(2024年6月期3Q累計・9カ月換算)と比較すると、売上高は53.5%減、売上総利益は57.7%減、営業利益は74.3%減、経常利益は74.2%減、当期純利益は82.6%減となった。なお、直前に開示していた通期予想(売上高600億円、営業利益51億円、経常利益51億円、当期純利益10億円)に対しては、売上高は20.7%の増収(+124億17百万円)となった一方、営業利益は29.4%減(△14億98百万円)、経常利益は26.7%減(△13億63百万円)、当期純利益は4.9%減(△4900万円)で着地した。営業減益の要因として、ベトナムセル工場の棚卸資産評価損(売上原価)、新工場関連費用(販売費)などのコストアップを挙げている。

項目2025年3月期実績(9カ月)2024年6月期3Q累計実績(9カ月)前年同期比
売上高72,417155,626△53.5%
売上総利益12,17728,803△57.7%
営業利益3,60214,040△74.3%
経常利益3,73714,482△74.2%
親会社株主に帰属する当期純利益9515,469△82.6%
2025年3月期連結決算の損益計算書
出典:Abalance株式会社 2025年3月期決算説明資料 P.11

セグメント別の状況

連結売上高の9割超を占める太陽光パネル製造事業は、米国向けなど海外拡販により増収となったが、市況等の経営環境が粗利に影響し、セグメント利益は前期(2024年6月期通期実績)を下回った。売上高は644億48百万円、セグメント利益は34億89百万円(セグメント利益率5.4%)。グリーンエネルギー事業は、大手量販店チャネルを活用した住宅用太陽光発電システムの新規販売が好調で、売上高74億42百万円、セグメント利益7億52百万円(セグメント利益率10.1%)と増収増益となった。注力するストック型ビジネスの売上高は44億76百万円で、前期12カ月実績(44億37百万円)を上回るペースで推移した。

セグメント売上高セグメント利益セグメント利益率
太陽光パネル製造事業64,3483,4895.4%
グリーンエネルギー事業7,44275210.1%
太陽光パネル製造事業の業績推移
出典:Abalance株式会社 2025年3月期決算説明資料 P.13

通期業績予想(2026年3月期計画)

2026年3月期(12カ月、2025年4月1日~2026年3月31日)は、連結売上高950億円、営業利益60億円、経常利益60億円、親会社株主に帰属する当期純利益30億円を計画する。米国・エチオピア・ベトナムの3エリアによる供給体制を構築し、収益性の高い米国と成長性の高いアジアへの開拓を加速することで収益の再成長を目指す方針。セグメント別では、太陽光パネル製造事業の売上高850億円・セグメント利益55億円(セグメント利益率6.5%)を計画。グリーンエネルギー事業は売上高100億円を計画するが、セグメント利益の予想は非開示としている。

項目2026年3月期通期予想2025年3月期実績(9カ月)
売上高95,00072,417
営業利益6,0003,602
経常利益6,0003,737
親会社株主に帰属する当期純利益3,000951
2026年3月期連結業績計画
出典:Abalance株式会社 2025年3月期決算説明資料 P.16

株主還元

安定的かつ継続的な配当に加え、内部留保の拡充と有効活用による企業競争力と株主価値の向上を配当方針としている。2025年3月期(9カ月決算)の年間配当金は3円(中間配当金0円、期末配当金3円)。2026年3月期の年間配当は「未定」とし、企業環境や業績動向も踏まえた上で適宜判断するとしている。

2021年6月期2022年6月期2023年6月期2024年6月期2025年3月期
中間配当金78330
期末配当金1010553
年間配当金1718883
財務目標(KPI)と配当金の推移
出典:Abalance株式会社 2025年3月期決算説明資料 P.7

トピック

太陽光セル製造の連結子会社TOYOは2024年7月に米国ナスダック市場へ新規上場した。エチオピアでは太陽光セル新工場の第1フェーズ(生産能力2.0GW)が2025年4月に稼働し、第2フェーズ(同2.0GW)は2025年第2四半期中の稼働を目途としている。米国テキサス州では太陽光パネル新工場の建設を進めており、第1フェーズ(生産能力1.0GW)は2025年年央、第2フェーズ(同1.5GW)は2025年年末の稼働を予定する。また、2025年2月にグローバル対応と情報開示強化を目的に決算期を6月から3月へ変更することを公表し、これに伴い今回の「2025年3月期」は9カ月間の変則決算となった。あわせて、2025年6月の定時株主総会での承認を前提に、代表取締役2名体制を含む新たな経営体制へ移行することも公表している。

※本記事はAbalanceが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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