※本記事はT&Dホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
T&Dホールディングスが発表した2026年3月期決算によると、グループ修正利益は通期業績予想1,460億円を上回り、前期比+184億円の1,585億円と過去最高を更新した。修正ROEは10.5%。新契約価値は1,690億円、グループEVは前期末比+2,929億円の4兆2,386億円、ROEVは12.1%、ESRは222%となった。2027年3月期のグループ修正利益は1,720億円(前期比+134億円)を見込む。
連結業績(当期実績)
経常収益は前期比▲2,482億円の34,822億円、経常利益は同+585億円の2,571億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同+125億円の1,389億円。グループ独自指標であるグループ修正利益は同+184億円の1,585億円で、2026年3月期通期業績予想(修正後1,460億円)を+125億円上回った。
| 項目 | 当期(26/3期) | 前期(25/3期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| グループ修正利益 | 1,585億円 | 1,400億円 | +184億円 |
| 修正ROE | 10.5% | 9.6% | +0.9Pt |
| 経常収益 | 34,822億円 | 37,304億円 | ▲2,482億円 |
| 経常利益 | 2,571億円 | 1,985億円 | +585億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,389億円 | 1,263億円 | +125億円 |
| 新契約価値 | 1,690億円 | 1,661億円 | +29億円 |
| ROEV | 12.1% | 5.2% | +6.9Pt |
グループ会社別の状況
グループ修正利益は太陽生命522億円(前期比+4億円)、大同生命910億円(同+184億円)、T&Dフィナンシャル生命77億円(同+38億円)、T&Dユナイテッドキャピタル107億円(同▲18億円)。大同生命は基礎利益の伸長により大幅増益となった。
| 会社 | グループ修正利益(当期) | グループ修正利益(前期) | 経常利益(当期) |
|---|---|---|---|
| 太陽生命 | 522億円 | 518億円 | 1,165億円 |
| 大同生命 | 910億円 | 726億円 | 1,346億円 |
| T&Dフィナンシャル生命 | 77億円 | 39億円 | 123億円 |
| T&Dユナイテッドキャピタル | 107億円 | 126億円 | ▲18億円 |

新契約業績・グループEV・ESR
新契約業績は太陽生命・T&Dフィナンシャル生命が当初計画を上回り、大同生命は計画対比で下回ったものの前期比では上回った。解約失効率は太陽生命・大同生命は上昇、T&Dフィナンシャル生命は低下。グループEVは前期末比+2,929億円の4兆2,386億円、うち新契約価値は1,690億円(新契約マージン8.7%)。ESRは222%(必要水準133%)で、前期末(225%)から低下。国内金利上昇による大量解約リスクの増加やViridiumへの出資などによりEC(必要資本)が増加したことが要因。

通期業績予想
2027年3月期の通期業績予想は、グループ修正利益1,720億円(前期比+134億円)、修正ROE11%、新契約価値1,720億円。参考指標の当期純利益は1,350億円(前期比▲39億円)を見込む。
| 項目 | 予想(27/3期) | 実績(26/3期) |
|---|---|---|
| グループ修正利益 | 1,720億円 | 1,585億円 |
| 修正ROE | 11% | 10.5% |
| 新契約価値 | 1,720億円 | 1,690億円 |
| 当期純利益(参考) | 1,350億円 | 1,389億円 |

株主還元
2027年3月期の1株当たり配当金(予想)は前期比+34円の164円(中間82円・期末82円)で、12期連続の増配となる見通し。株主還元方針は、現金配当は原則減配せず、配当性向はグループ修正利益(5年平均)の60%程度を目安とする。自己株式取得を含めた総還元性向については、成長投資やESRの水準等を考慮のうえ、グループ長期ビジョン期間の修正利益に対して中長期的に60%程度を目指す。
| 項目 | 27/3期(予想) | 26/3期(実績) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 164円 | 130円 |
| 中間配当 | 82円 | 62円 |
| 期末配当 | 82円 | 68円 |

資産運用・政策保有株式
2026年3月期は内外株式を太陽生命・大同生命の2社合算で約2,960億円売却(太陽:約1,700億円、大同:約1,260億円)。同期に実施した円債入替に伴う利息収入増加額は年間約65億円。政策保有株式については、2028年3月末までに2026年3月末対比で40%の縮減を中間目標とし、2031年3月末までに業務提携先・協業先を除き残高ゼロへ縮減する方針。
※本記事はT&Dホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。