あおぞら銀行

あおぞら銀行、2026年3月期は純利益257億円で予想を上回る増益 年間配当91円に増配

決算サマリー 2026.08.26
あおぞら銀行、2026年3月期は純利益257億円で予想を上回る増益 年間配当91円に増配

※本記事はあおぞら銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

あおぞら銀行の2025年度(2026年3月期、連結)は、親会社株主純利益257億円(前年度比+25%、予想比+17%)となり、2025年度予想(220億円)を上回る増益となった。国内貸出残高の増加や国内預貸金利回り差の拡大による資金利益の伸長、M&Aの増加に伴うLBOローンや投資ファンドのキャピタルゲインなど非資金利益の拡大が業績を牽引した。1株当たり年間配当額は91円(前年度比+12円、予想比+3円)とした。

目次

連結業績(2025年度 実績)

連結粗利益は985億円(前年度比+129億円、予想比104%)、連結実質業務純益は352億円(前年度比+81億円、予想比101%)、経常利益は271億円(前年度比+96億円、予想比91%)となった。資金利益は523億円(前年度比+36億円)、うち国内資金利益は355億円(同+103億円)と国内貸出残高の増加(前年度比+2,600億円)や国内預貸金利回り差の拡大(0.12ポイント拡大)により伸長した一方、海外資金利益は167億円(同▲66億円)と海外貸出残高の減少や市場のクレジットスプレッドのタイト化により減少した。非資金利益は462億円(前年度比+93億円)。与信関連費用は84億円(前年度比+9億円改善)で、米国オフィス向けローンのワークアウトが進展したことなどにより税負担が軽減し、非支配株主純損益はGMOあおぞらネット銀行の黒字化により減少した。

項目2025年度(実績)前年度比予想比達成率
連結粗利益985億円+129億円104%
連結実質業務純益352億円+81億円101%
経常利益271億円+96億円91%
親会社株主純利益257億円+51億円117%
資金利益523億円+36億円
非資金利益462億円+93億円
与信関連費用84億円+9億円
ROE5.5%+0.6pt
決算ハイライト(PL概要・BS概要)
出典:あおぞら銀行 2025年度決算および中期経営計画の進捗状況 P.8

セグメント(ユニット)別の状況

2025年度よりビジネスユニットを投資銀行ユニット・市場国際ユニット・カスタマーリレーションユニットの3部門に再編した。投資銀行ユニットの実質業務純益は386億円(前年度比+108億円、2025年度計画比145%)と、大和証券グループとの提携効果もありLBOファイナンスが牽引し、国内コーポレートビジネスや国内不動産ファイナンスも伸長した。市場国際ユニットは39億円(前年度比△36億円、計画比37%)と、有価証券のレガシー資産(クレジットETF)の処理に着手したことなどが影響した。カスタマーリレーションユニットは11億円(前年度比△3億円、計画比355%)だった。GMOあおぞらネット銀行の実質業務純益は19億円(前年度比+23億円)で、法人口座数24.4万、預金残高1.3兆円を突破し、当期純利益は17億円の黒字化を達成した。

ユニット実質業務純益(億円)前年度比2025年度計画達成率
投資銀行ユニット386+108億円267億円145%
市場国際ユニット39△36億円106億円37%
カスタマーリレーションユニット11△3億円3億円355%
GMOあおぞらネット銀行19+23億円
合計352+81億円350億円101%
セグメント別実質業務純益(損益の概要②)
出典:あおぞら銀行 2025年度決算および中期経営計画の進捗状況 P.12

2026年度業績・配当予想

2026年度(2027年3月期)の連結業績予想は、連結粗利益1,110億円、連結実質業務純益440億円、経常利益370億円、親会社株主純利益270億円としている。業績予想の前提は、日銀政策金利が2026年度中に2度利上げ、為替レートは1米ドル=150円としている。1株当たり年間配当金予想は100円(2025年度実績比+9円)としている。

項目2026年度予想2025年度実績
連結粗利益1,110億円985億円
連結実質業務純益440億円352億円
経常利益370億円271億円
親会社株主純利益270億円257億円
1株当たり年間配当金100円91円
2026年度業績・配当予想
出典:あおぞら銀行 2025年度決算および中期経営計画の進捗状況 P.9

自己資本比率

2026年3月末の自己資本比率(国内基準)は10.87%(前年度比+0.15ポイント)となった。自己資本は4,840億円、リスクアセットは44,509億円で、2026年3月末より信用リスクの計測手法を標準的手法(SA)から基礎的内部格付手法(FIRB)に変更しており、この変更影響によりリスクアセットは4,200億円減少、自己資本比率は0.7ポイント押し上げられた。CET1比率(普通株式等Tier1比率、FIRBベース)は9.6%となった。

自己資本比率の推移
出典:あおぞら銀行 2025年度決算および中期経営計画の進捗状況 P.29

中期経営計画「AOZORA2027」の進捗

中期経営計画「AOZORA2027」(2025~2027年度)は、①国内を中心とした投資銀行ビジネスの成長、②大和証券グループとの提携によるシナジー効果の発揮、③GMOあおぞらネット銀行の成長を3つの成長ドライバーとしている。初年度にあたる2025年度は、親会社株主純利益257億円が2025年度計画(220億円)を上回り、大和証券グループとの提携効果(業務純益ベース)は35億円と2025年度計画(33億円)を上回った。2026年度は親会社株主純利益270億円、ROE7%程度、CET1比率10%台、大和証券グループとの提携効果65億円を計画し、2027年度は親会社株主純利益330億円、2029年度目標として親会社株主純利益500億円・ROE8%以上を掲げている。

KPI2024年度実績2025年度計画2025年度実績2026年度計画2027年度計画2029年度目標
親会社株主純利益205億円220億円257億円270億円330億円500億円
ROE4.9%5.5%7%程度8%以上
CET1比率(FIRBベース)8.7%9.6%10%台10%台
大和証券グループとの提携効果(業務純益ベース)33億円35億円65億円100億円

※本記事はあおぞら銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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