※本記事はスクウェア・エニックス・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)の2026年3月期連結業績は、売上高2,976億円(前期比△269億円)、営業利益547億円(同+142億円、営業利益率18.4%)、経常利益644億円(同+235億円、経常利益率21.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益296億円(同+52億円)となった。期末従業員数は4,290人(同△314人)。MMOおよびスマートデバイス・PCブラウザ等の売上高減少により売上高は前期比△269億円の減収となったものの、デジタルエンタテインメント事業における収益性の改善等により、営業利益は同+35.1%の547億円、経常利益は同+57.5%の644億円、当期純利益は同+21.3%の296億円と、それぞれ増益となった。
連結業績(2026年3月期 実績)
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,976億円 | 3,245億円 | △269億円 |
| 営業利益 | 547億円 | 405億円 | +142億円 |
| 営業利益率 | 18.4% | 12.5% | +5.9pt |
| 経常利益 | 644億円 | 409億円 | +235億円 |
| 経常利益率 | 21.7% | 12.6% | +9.1pt |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 296億円 | 244億円 | +52億円 |
| 期末従業員数 | 4,290人 | 4,604人 | △314人 |

セグメント別の業績
報告セグメント別では、デジタルエンタテインメント事業は売上高1,728億円(前期比△337億円)と減収となったが、営業利益は433億円(同+95億円、営業利益率25.1%)と収益性が改善した。アミューズメント事業は売上高721億円(同+9億円)、営業利益88億円(同+10億円)と増収増益。出版事業は売上高297億円(同△10億円)、営業利益98億円(同△11億円)と減収減益。ライツ・プロパティ等事業は売上高250億円(同+60億円)、営業利益112億円(同+52億円)と増収増益となった。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| デジタルエンタテインメント事業 | 売上高 | 1,728億円 | 2,065億円 |
| デジタルエンタテインメント事業 | 営業利益 | 433億円 | 338億円 |
| アミューズメント事業 | 売上高 | 721億円 | 712億円 |
| アミューズメント事業 | 営業利益 | 88億円 | 78億円 |
| 出版事業 | 売上高 | 297億円 | 307億円 |
| 出版事業 | 営業利益 | 98億円 | 109億円 |
| ライツ・プロパティ等事業 | 売上高 | 250億円 | 190億円 |
| ライツ・プロパティ等事業 | 営業利益 | 112億円 | 60億円 |

デジタルエンタテインメント事業の内訳(HDゲーム・MMO・スマートデバイス等)
デジタルエンタテインメント事業の内訳では、HDゲームは新作タイトルの販売が底堅く推移したことに加えカタログタイトルの売上高も前年を上回ったことで増収増益となり、売上高765億円(前期751億円、+14億円)、営業利益141億円(前期33億円、+108億円)となった。MMOは前期に「ファイナルファンタジーXIV」の拡張パッケージを発売した反動により減収減益となり、売上高410億円(前期555億円、△145億円)、営業利益151億円(前期219億円、△68億円)となった。スマートデバイス・PCブラウザ等は決済手段の多様化及び運営コストの最適化を通じた収益性の改善により増益となり、売上高552億円(前期758億円、△206億円)、営業利益140億円(前期85億円、+55億円)となった。地域別の販売本数(HDゲーム・MMO計)は、日本607万本、欧米1,724万本、アジア他337万本の合計2,668万本(前期2,545万本)であった。
| 区分 | 売上高(2026年3月期) | 営業利益(2026年3月期) | 売上高(2025年3月期) | 営業利益(2025年3月期) |
|---|---|---|---|---|
| HDゲーム | 765億円 | 141億円 | 751億円 | 33億円 |
| MMO | 410億円 | 151億円 | 555億円 | 219億円 |
| スマートデバイス・PCブラウザ等 | 552億円 | 140億円 | 758億円 | 85億円 |

その他事業(アミューズメント・出版・ライツ・プロパティ等)
アミューズメント事業は、機器販売が前年を下回ったものの、既存店売上高及びアミューズメント施設向け景品の販売が前年を上回ったこと等により増収増益となった。出版事業はコミック単行本の売上が前年を下回ったことにより減収減益となった。出版事業の売上構成はデジタル売上高160億円(構成比54%)、紙媒体売上高137億円(同46%)であった。ライツ・プロパティ等事業は有力IPにかかるロイヤリティ収入の計上等により増収増益となった。
| 区分 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 2024年3月期 |
|---|---|---|---|
| 出版事業 売上高(計) | 297億円 | 307億円 | 310億円 |
| デジタル売上高 | 160億円 | 168億円 | 171億円 |
| 紙媒体売上高 | 137億円 | 138億円 | 139億円 |
| デジタル比率 | 54% | 55% | 55% |

※本記事はスクウェア・エニックス・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。