※本記事はウイルプラスホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ウイルプラスホールディングスの2026年6月期通期連結業績は、売上高968億39百万円(前年比+9.3%)、営業利益14億26百万円(前年比▲22.9%)、経常利益14億45百万円(前年比▲23.8%)、親会社に帰属する当期純利益11億8百万円(前年比▲23.2%)となった。新車販売の低迷や中古車輸出関連事業の収益性悪化が響き減益となったが、2026年5月公表の修正予想に対しては売上高105.1%、営業利益101.9%、経常利益101.3%と上回って着地した。
連結業績(2026年6月期 実績)
営業利益率は1.5%(前期比▲0.6pt)、経常利益率は1.5%(前期比▲0.6pt)、当期純利益率は1.1%(前期比▲0.5pt)といずれも低下し、営業利益率は過去最低の1.5%となった。会社は今期からのボトムアウトを目指すとしている。特別利益として保有する一部土地のセール・アンド・リースバックにより3億82百万円を計上した一方、収益性が悪化した店舗の減損69百万円、業績連動型株式報酬制度(BBT)終了損60百万円を計上した(単位:百万円)。
| 項目 | 2025年6月期(前期実績) | 2026年6月期修正予想(2026年5月公表) | 2026年6月期(当期実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 88,614 | 92,160 | 96,839 | +9.3% |
| 営業利益 | 1,849 | 1,400 | 1,426 | ▲22.9% |
| 営業利益率 | 2.1% | 1.5% | 1.5% | ▲0.6pt |
| 経常利益 | 1,897 | 1,427 | 1,445 | ▲23.8% |
| 経常利益率 | 2.1% | 1.5% | 1.5% | ▲0.6pt |
| 親会社に帰属する当期純利益 | 1,443 | 1,123 | 1,108 | ▲23.2% |
| 当期純利益率 | 1.6% | 1.2% | 1.1% | ▲0.5pt |
事業別の状況
輸入車ディーラー事業は、新車販売低迷・中古車収益性悪化・連続M&Aによるコスト増に加え、前期グループインした店舗の赤字が業績を押し下げたが、前期グループインした店舗の売上高寄与により増収となった。中古車輸出関連事業は、「輸出」が当社主力車種の販売不振・仕入れコスト上昇・海上輸送の混雑及びコスト上昇により売上高減少・収益性悪化となった一方、「業販」は商品回転率を重視した販売強化により上振れした(単位:百万円)。
| セグメント | 2026年6月期(当期) | 2025年6月期(前期) |
|---|---|---|
| 輸入車ディーラー事業 | 58,110 | 54,230 |
| 中古車輸出関連事業 | 38,728 | 34,383 |

通期業績予想(2027年6月期)
2027年6月期の業績予想は、既に発表済みのM&Aのみを織り込み、売上高1,164億16百万円(前期比+20.2%)、営業利益22億55百万円(同+58.1%)、経常利益20億75百万円(同+43.6%)、親会社に帰属する当期純利益12億56百万円(同+13.3%)を見込む。前期に計上した土地売却益が剥落することにより、純利益の伸び率は限定的とする。新規のM&Aによるコスト増を、PMIによる改善効果が上回ることで、営業利益率は緩やかに改善し1.9%を見込む(単位:百万円)。
| 項目 | 2026年6月期(前期実績) | 2027年6月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 96,839 | 116,416 | +20.2% |
| 営業利益 | 1,426 | 2,255 | +58.1% |
| 営業利益率 | 1.5% | 1.9% | +0.4pt |
| 経常利益 | 1,445 | 2,075 | +43.6% |
| 経常利益率 | 1.5% | 1.8% | +0.3pt |
| 親会社に帰属する当期純利益 | 1,108 | 1,256 | +13.3% |
| 当期純利益率 | 1.1% | 1.1% | ±0.0pt |
| 1株当たり配当 | 46.00円 | 53.67円 | +7.67円 |
| 配当性向 | 37.7% | 38.9% | +1.2pt |

株主還元
2027年6月期の配当予想は、上期22.00円(2026年6月期実績18.00円)、期末31.67円(同28.00円)の年間53.67円(同46.00円)とし、10期連続増配を予定する。予想配当性向は38.9%で、配当方針の目安(30%)を上回るが、配当下限であるDOE4.5%を優先した水準としている。中長期的にはROE15%以上を目標とし、2027年度以降は配当性向30%をベースとした累進配当を目指す方針。
| 項目 | 2026年6月期(実績) | 2027年6月期(予想) |
|---|---|---|
| 上期配当 | 18.00円 | 22.00円 |
| 期末配当 | 28.00円 | 31.67円 |
| 年間配当 | 46.00円 | 53.67円 |
| 配当性向 | 37.7% | 38.9% |

中長期戦略の進捗状況とM&Aの状況
当期は、ボルボ正規ディーラー事業(浦和・大宮)、ランドローバー正規リテイラー事業の一部(世田谷・目黒エリア)、OGUNI株式会社及びPHA株式会社の株式取得によるボルボ・ポルシェ正規ディーラー事業、双日オートグループジャパンのボルボ正規ディーラー事業、和幸モトーレン社のBMW正規ディーラー事業、株式会社グランシエルセキショウのPeugeot正規ディーラー事業の一部、株式会社サンヨー自動車のジープ正規ディーラー事業の一部など、複数のM&Aを実施した。これにより、当社として関西・四国エリアへの初の事業拠点開設、埼玉県への初進出、ポルシェブランドの関西圏初進出などエリア・ブランドの拡大を進めた。

※本記事はウイルプラスホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。