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日創グループ、2025年8月期は増収増益 当期純利益は減益 配当40円に増額

決算サマリー 2026.08.26
日創グループ、2025年8月期は増収増益 当期純利益は減益 配当40円に増額

※本記事は日創グループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

日創グループが発表した2025年8月期通期決算は、建設事業における東京再開発案件等の大型物件の伸長や、M&Aによりグループ化した大鳳・フォームテックスの業績寄与により、売上高23,037百万円(前年同期比30.2%増)、営業利益1,383百万円(同8.4%増)、経常利益1,401百万円(同2.9%増)となった一方、当期純利益は917百万円(同16.2%減)となった。売上高は2025年4月14日に通期予想を20,200百万円から22,600百万円へ上方修正しており、修正後計画に対する達成率は売上高101.9%、営業利益108.0%だった。同社は2025年6月に持株会社体制へ移行し、あわせて社名変更している。

エグゼクティブ・サマリー(2025年8月期通期業績)のスライド
出典:2025年8月期 通期 決算説明資料 P.4
目次

連結業績(2025年8月期 実績)

受注残は主に建設事業において大型物件の消化が進んだことにより5,589百万円(前年同期比36.3%減)となった。EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は2,144百万円(同12.8%増)、M&A手数料等を加えた調整後EBITDAは2,298百万円(同17.3%増)だった。

項目2024年8月期2025年8月期前年同期比増減額前年同期比増減率
売上高17,69423,037+5,343+30.2%
営業利益1,2751,383+107+8.4%
営業利益率7.2%6.0%▲1.2P
経常利益1,3621,401+39+2.9%
当期純利益1,094917▲177▲16.2%
EBITDA1,9012,144+243+12.8%
受注残8,7805,589▲3,191▲36.3%

セグメント別の状況

金属加工事業は売上高が前年同期並みだったものの、減価償却費の増加やワタナベテクノスのデータセンター向け製品において一時的に外注を活用したことを背景に減益となった。化成品事業はM&Aによりグループ化した大鳳・フォームテックス2社の業績寄与により増収増益。建設事業は東京再開発案件等の売上が増加したことに加え、特に3Qにおいて設計変更や追加工事に係る工事代金の交渉を進めた結果、工事代金を獲得できたことにより増収増益となった。タイル事業は住宅需要が全国的に減少している影響を受け、減収減益で推移した。

セグメント指標2024年8月期2025年8月期前年同期比
金属加工事業売上高8,0368,002▲0.4%
金属加工事業セグメント利益1,3291,097▲17.5%
化成品事業売上高9942,734+174.9%
化成品事業セグメント利益115235+103.7%
建設事業売上高3,2596,796+108.5%
建設事業セグメント利益271753+177.2%
タイル事業売上高5,1634,782▲7.4%
タイル事業セグメント利益12611▲91.0%
その他売上高240709+195.4%
その他セグメント利益▲53▲161
事業セグメント別業績の状況を示すスライド
出典:2025年8月期 通期 決算説明資料 P.11

通期業績予想

2026年8月期の連結業績予想は、建設事業における東京再開発案件等の大型物件消化による反動減を見込む一方、前期にM&Aした大鳳・フォームテックス・泉製作所の3社が通期寄与することを踏まえ、売上高は23,600百万円(前年同期比2.4%増)の増収を見込む。営業利益以下の各段階利益は、前期の一過性費用(M&A手数料、持株会社移行費用)が発生しないことや前期実行のM&Aの増益寄与を見込む一方、のれん償却額の増加、建設事業の反動減による減益、新規投資に伴うコスト増を見込み、減益予想としている。

項目2025年8月期実績2026年8月期通期見通し前年同期比
売上高23,03723,600+2.4%
営業利益1,383900▲35.0%
経常利益1,401890▲36.5%
当期純利益917520▲43.3%
EBITDA2,1441,941▲9.5%
2026年8月期の連結業績見通しを示すスライド
出典:2025年8月期 通期 決算説明資料 P.14

株主還元

同社は、株主への利益還元を重要な経営課題と認識するとともに、持続的な成長と企業価値向上を図るための資金を成長投資に振り向けることに力点を置きながら、各事業年度の経営成績を勘案して配当を行うことを基本方針としている。2025年8月期は、6月の持株会社体制への移行を記念し、記念配当10円を加えた1株当たり配当40円(予想)とし、2026年8月期は2円増配の1株当たり配当42円(予想)を見込む。

決算期1株当たり配当
2024年8月期(実績)30円
2025年8月期(予想)40円(記念配当10円を含む)
2026年8月期(予想)42円
配当の推移を示すスライド
出典:2025年8月期 通期 決算説明資料 P.43

中期経営計画/トピック

同社は第4次中期経営計画(2024年9月~2027年8月)において、M&A投資枠50億円、先行投資枠10億円を設定し、最終年度の2027年8月期に連結売上高300億円、EBITDA27億円、ROE目標8%を目指す方針を掲げている。M&A投資枠の累計投資額は27.5億円(進捗率55.0%)となっており、2025年6月には株式会社泉製作所と株式会社穴井工務店をグループ化した。M&Aのトラックレコードは累計14社となっている。

※本記事は日創グループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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