ワイズテーブルコーポレーション

ワイズテーブルコーポレーション、2026年2月期は増収も純利益78.7%に減少 2027年2月期は増収増益計画

決算サマリー 2026.08.24
ワイズテーブルコーポレーション、2026年2月期は増収も純利益78.7%に減少 2027年2月期は増収増益計画

※本記事はワイズテーブルコーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ワイズテーブルコーポレーションの2026年2月期連結決算は、売上高13,046百万円(前期比107.6%)となり増収を確保した。営業利益249百万円(前期比209.5%)、経常利益345百万円(前期比139.1%)と各段階利益も前期を上回ったが、減損損失80百万円や法人税等調整額55百万円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は205百万円(前期比78.7%)と前期を下回った。2027年2月期は売上高15,446百万円(前期比118.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益422百万円(前期比205.7%)を計画している。

目次

連結業績(2026年2月期 実績)

売上高は13,046百万円(前期12,120百万円、前期比107.6%)となり、計画13,081百万円に対しては99.7%とほぼ計画並みで着地した。上期はインバウンド需要が大きく寄与し、下期は販促サイト等を活用した集客やデリバリー営業の強化により売上高を確保した。一方、売上を獲得するためのコスト(予約媒体手数料、デリバリー媒体手数料等)や人材不足を補うための外部サービス関連費用(派遣人件費、配送委託手数料等)の増加により販売管理費が増加し、営業利益249百万円(前期比209.5%、計画比62.1%)、経常利益345百万円(前期比139.1%、計画比71.2%)は前期を上回ったものの計画を下回った。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の計画未達に加え、減損損失80百万円(特別損失)や法人税等調整額55百万円(利益に対してマイナス効果)の計上により205百万円(前期比78.7%、計画比38.9%)となった。1株当たり当期純利益は62.23円(前期79.03円)。

項目当期実績前期実績前期比計画比
売上高13,046百万円12,120百万円107.6%99.7%
営業利益249百万円118百万円209.5%62.1%
経常利益345百万円248百万円139.1%71.2%
親会社株主に帰属する当期純利益205百万円260百万円78.7%38.9%
1株当たり当期純利益62.23円79.03円78.7%38.9%
2026年2月期 連結損益計算書
出典:2026年2月期 決算説明資料 P.4

セグメント別(事業別)の状況

当社グループは「XEXグループ」「カジュアルレストランクループ」を主要な事業セグメントとし、株式会社パートナーワイズによる人材派遣事業(休眠中)をその他の事業としている。2026年2月期の既存店売上高前期比(月次ベース)は全社106.9%(XEX108.0%、カジュアル106.2%)となった。改装休業のあったXEX WESTを除く既存店売上高前期比は106.1%(XEX106.2%、カジュアル106.2%)。セグメント別の収益構造をみると、XEXグループは相対的に原価率の高いランチ売上ボリュームの拡大や販促サイト経由の集客増加による広告宣伝費率の悪化などにより、2026年2月期の売上原価率26.9%・人件費率25.3%・広告宣伝費率2.9%・営業利益率12.3%となった。カジュアルレストランクループは値上げによる売上原価率の低減がある一方、外部配送業者活用の拡大により人件費率27.6%・支払手数料率4.9%が上昇し、売上原価率25.2%・広告宣伝費率3.0%・営業利益率13.9%となった。

区分既存店売上高前期比(月次ベース)
全社106.9%
XEXグループ108.0%
カジュアルレストランクループ106.2%
指標(2026年2月期)XEXグループカジュアルレストランクループ
売上原価率26.9%25.2%
人件費率25.3%27.6%
広告宣伝費率2.9%3.0%
営業利益率12.3%13.9%
当社グループの事業セグメント
出典:2026年2月期 決算説明資料 P.22

通期業績予想(2027年2月期)

2027年2月期の連結業績は、売上高15,446百万円(前期比118.4%)、営業利益424百万円(前期比170.4%)、経常利益483百万円(前期比139.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益422百万円(前期比205.7%)を計画している。XEXグループは通期既存店売上高を前期比105.1%(上期106.1%、下期104.2%)で設定し、商品提供価格引き上げ及び付加価値向上による客単価引き上げ、コスト削減・生産性向上による原価率・人件費率の引き下げを見込む。カジュアルレストランクループは通期既存店売上高を前期比105.7%(上半期105.4%、下半期106.0%)で設定し、商品提供価格引き上げによる客単価引き上げやデリバリー・テイクアウトの強化による売上高上乗せ、コスト削減・生産性向上による原価率・人件費率の引き下げを見込む。このほか新規出店5店舗(直営店4店舗、FC店1店舗)を予算に織り込み、株式会社山の上ホテルを連結子会社として追加している。

項目2027年2月期計画2026年2月期実績前期比
売上高15,446百万円13,046百万円118.4%
営業利益424百万円249百万円170.4%
経常利益483百万円345百万円139.9%
親会社株主に帰属する当期純利益422百万円205百万円205.7%
2027年2月期 通期見通し(連結)
出典:2026年2月期 決算説明資料 P.7

トピックス 「てんぷら山の上」買収と新業態展開

当社グループは和食事業の強化として、歴史と伝統のある高級天ぷらブランドを運営する株式会社山の上ホテルを子会社化した。同社は「てんぷら山の上 Ginza」(GINZA SIX)、「てんぷら山の上 Roppongi」(東京ミッドタウン)、「てんぷら山の上 日本橋三越本店内」、「レストランヒルトップ」(順天堂医院、洋食)を運営し、売上高は8.3億円(2025年3月期実績)、「てんぷら山の上」のディナー客単価は3.5万円である。カジュアルイタリアン事業では、2026年3月19日に神奈川県横浜市の大型商業施設「BASEGATE横浜関内」内へ出店するなど、大型商業開発プロジェクトへの出店を進めている。高付加価値化の取り組みとしては、京都・祇園の高単価焼鳥事業「ぎおん刀」がインバウンドを中心に集客し好調に推移しているほか、日本料理・鉄板焼・鮨・焼鳥・とんかつなど和食業態の展開強化やM&Aおよび外部アドバイザーとの提携によるブランド拡充を進める方針である。

「てんぷら山の上」の買収
出典:2026年2月期 決算説明資料 P.15

※本記事はワイズテーブルコーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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