大黒天物産

大黒天物産、2026年5月期は増収減益 営業利益は54.0%減

決算サマリー 2026.08.24
大黒天物産、2026年5月期は増収減益 営業利益は54.0%減

※本記事は大黒天物産が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

大黒天物産は2026年5月期(2025年6月1日〜2026年5月31日)の連結決算を発表した。売上高は319,208百万円(前期比109.0%)と増収を確保したものの、営業利益は5,297百万円(前期比54.0%)、経常利益は5,450百万円(前期比54.0%)、当期純利益は3,606百万円(前期比53.2%)といずれも前期を下回った。既存店売上高前年比は99.8%と前期を下回り、価格改定の影響、『令和の米騒動』、新規出店に伴う自社競合が要因として挙げられている。

目次

連結業績(2026年5月期 実績)

売上高は前期比109.0%の319,208百万円となったが、売上総利益は同108.0%の74,222百万円にとどまり、売上総利益率は23.3%(構成比差▲0.2pt)に低下した。販売費及び一般管理費は同117.0%の68,925百万円に増加し、対売上高構成比は21.59%(構成比差+1.48pt)となった。この結果、営業利益は5,297百万円(前期比54.0%)、経常利益は5,450百万円(前期比54.0%)、当期純利益は3,606百万円(前期比53.2%)といずれも前期を下回った(単位:百万円)。

項目2026年5月期2025年5月期前期比
売上高319,208292,940109.0%
売上総利益74,22268,723108.0%
販売管理費68,92558,911117.0%
営業利益5,2979,81254.0%
経常利益5,45010,08854.0%
当期純利益3,6066,77853.2%

販売費及び一般管理費の内訳

販売費及び一般管理費の内訳では、人件費計が32,794百万円(構成比10.27%、構成比差+0.59pt)と最大の増加要因となった。従業員の賃金アップ(+0.39pt)、新規店43店(今期OP25店舗、前期下期OP18店舗、+0.15pt)、多店舗化出店に向けた採用(+0.02pt)が影響した。減価償却費は8,473百万円(構成比2.65%、構成比差+0.49pt)で、新規店43店による影響(+0.72pt)が既存設備による影響(▲0.37pt)を上回った。賃借料は8,923百万円(構成比2.80%、構成比差+0.04pt)、運賃は4,331百万円(構成比1.36%、構成比差+0.14pt、九州FDCセンター稼働の影響+0.12pt等)、広告宣伝費は812百万円(構成比0.25%、構成比差+0.10pt、9月から月2回の折込販促を実施)となった。

科目2026年5月期(百万円)構成比(%)2025年5月期(百万円)構成比(%)増減(百万円)構成比差(pt)
人件費計32,79410.2728,3779.694,416+0.59
水道光熱費6,1281.925,7441.96384▲0.04
消耗品費1,4030.441,2200.42183+0.02
運賃4,3311.363,5781.22753+0.14
広告宣伝費8120.254490.15364+0.10
支払手数料1,1700.379430.32226+0.04
賃借料8,9232.808,0772.76846+0.04
減価償却費8,4732.656,3492.172,124+0.49
租税公課1,7420.551,5110.52231+0.03
その他3,1490.992,6620.91487+0.08
連結損益計算書のポイント(売上総利益・売上総利益率の推移)
出典:大黒天物産 2026年5月期 通期 説明資料 P.8

エリア・フォーマット別店舗網(事業別の状況)

2026年5月31日現在、連結で28府県251店舗を展開する。フォーマット別ではラ・ムー174店、ディオ46店、小型店22店、マミーズ5店、小田商店4店(小型店2店舗、マミーズ5店舗を閉店)。2026年5月期の新規出店は25店舗(上半期13店舗、下半期12店舗)で、山梨県甲府市の『ラ・ムー甲府徳行店』(首都圏1号店)や大分県中津市の『ラ・ムー中津店』(大分1号店)など新規エリアへの出店も進めた。

エリアラ・ムーディオ小型店小田商店マミーズ合計
中国28店34店17店4店83店
近畿54店8店1店63店
四国23店4店27店
九州23店4店5店32店
東海14店14店
北陸16店16店
甲信越16店16店
合計174店46店22店4店5店251店
店舗分布図(2026年5月31日現在、連結28府県251店舗)
出典:大黒天物産 2026年5月期 通期 説明資料 P.18

2027年5月期事業計画

2027年5月期(41期)は、連結売上高344,063百万円(前期比107.8%)、営業利益7,443百万円(前期比140.5%)、経常利益7,592百万円(前期比139.3%)、当期純利益4,707百万円(前期比130.5%)を計画している。上期は売上高167,359百万円(前期比107.2%)、営業利益2,897百万円(前期比99.5%)を見込み、下期は売上高176,704百万円(前期比107.1%)、営業利益4,546百万円(前期比190.6%)と、下期での増益を計画する。単体では売上高298,015百万円(前期比106.6%)、営業利益7,256百万円(前期比129.3%)、経常利益7,380百万円(前期比138.7%)、当期純利益4,576百万円(前期比126.4%)を計画している。

区分項目通期計画(百万円)前期比上期計画(百万円)下期計画(百万円)
連結売上高344,063107.8%167,359176,704
連結営業利益7,443140.5%2,8974,546
連結経常利益7,592139.3%2,9854,606
連結当期純利益4,707130.5%1,8512,856
単体売上高298,015106.6%144,531153,484
単体営業利益7,256129.3%2,7494,506
単体経常利益7,380138.7%2,8284,552
単体当期純利益4,576126.4%1,7542,822
2027年5月期事業計画(連結・単体、上期・下期・累計)
出典:大黒天物産 2026年5月期 通期 説明資料 P.24

株主還元

本資料には配当金額や自己株式取得など株主還元に関する記載はない。

中期経営計画/トピック

2027年5月期は新規出店25店舗を計画しており、内訳は大黒天本体18店舗、西源4店舗、マミーズ3店舗。このうち『ラ・ムー』は15店舗(内『SFO』2店舗)の出店を予定し、運営会社別では大黒天本体11店舗、西源2店舗、マミーズ2店舗となる。改装は『ラ・ムー』5店舗、『ディオ』8店舗、『マミーズ』2店舗を計画している。2026年5月期の既存店売上高が前年比99.8%と100%を割った要因として、価格改定による影響、令和の米騒動、新規出店による自社競合の3点が挙げられている。

2027年5月期事業計画(新規店舗出店:大黒天本体18店舗、西源4店舗、マミーズ3店舗)
出典:大黒天物産 2026年5月期 通期 説明資料 P.17

※本記事は大黒天物産が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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