※本記事はブルドックソースが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ブルドックソースが発表した2026年3月期決算は、売上高146.8億円(前期比0.5%増)、営業利益6.1億円(同174.9%増)、経常利益13.1億円(同52.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益24.4億円(同291.3%増)となった。国内・海外ともに売上が伸長したほか、西宮工場の生産効率化やイカリソースの販売戦略変更により収益性が大幅に向上した。株主還元方針を変更し、増配(特別配当含む)を実施した。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は国内が前期比0.2%増の139.9億円、海外が同6.3%増の6.9億円となり、合計146.8億円(同0.5%増)となった。米価高騰の影響で「お好みソース」「焼そばソース」等の専用ソース類が伸長した一方、主力の「ウスター・中濃・とんかつソース」は低調に推移した。営業利益はTATEBAYASHIクリエイションセンター(TCC)の生産能力向上への取組み継続に加え、イカリソースの販売戦略変更や西宮工場の生産効率化により収益性が大幅に向上し、174.9%増の6.1億円となった。経常利益は投資有価証券売却により13.1億円(同52.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は291.3%増の24.4億円となった。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 14,617百万円 | 14,688百万円 | 0.5% |
| 営業利益 | 223百万円 | 613百万円 | 174.9% |
| 経常利益 | 864百万円 | 1,318百万円 | 52.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 623百万円 | 2,440百万円 | 291.3% |
| EPS | 46.91円 | 190.21円 | 305.5% |
| 1株配当 | 35.00円 | 45.00円 | 28.6% |
カテゴリー別売上高の状況
国内商品のうち家庭用ソースは米価高騰の影響で専用ソースが好調だった一方、主力商品が低調に推移し8,120百万円(同△1.3%)となった。業務用ソースは外食・惣菜・事業所給食向けが好調で4,277百万円(同6.3%増)。家庭用(ソース以外)のドレッシング・たれ等は「野菜のドレス」の販売戦略変更に伴う販売店減少により1,053百万円(同△9.4%)となった。海外商品は輸出が欧州、アジア・オセアニアを中心に伸長し547百万円(同2.1%増)、現地法人(上海・新規)は新規PB獲得で150百万円(同25.2%増)となった。

2027年3月期 通期業績予想
中東情勢や主要原料(小麦・油脂・大豆)の国際価格高騰、国内コストの上昇など事業への影響が懸念される中、現時点で把握できる影響を織り込んだうえで、2027年3月期は売上高15,200百万円(前期比3.5%増)、営業利益620百万円(同1.1%増)、経常利益1,350百万円(同2.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益950百万円(同△61.1%)を予想する。EPSは74.03円(同△61.1%)、1株配当は45.00円(前期と同水準)を予定する。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 14,688百万円 | 15,200百万円 | 3.5% |
| 営業利益 | 613百万円 | 620百万円 | 1.1% |
| 経常利益 | 1,318百万円 | 1,350百万円 | 2.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,440百万円 | 950百万円 | △61.1% |
| EPS | 190.21円 | 74.03円 | △61.1% |
| 1株配当 | 45.00円 | 45.00円 | ー |

株主還元
2026年3月期は株主還元方針を変更し、増配(特別配当含む)を実施したほか、自己株式の取得及び消却を行った。自己株式は2024年10月から2025年10月まで999百万円・535千株、2025年11月から2026年3月まで399百万円・210千株を取得した。2027年3月期は普通配当5円増配となる1株あたり45円を予想し、自己株式取得は上限500百万円を計画する。株主還元方針で掲げる総還元性向60%を上回る113%を予想する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 1株配当(2026年3月期実績) | 45.00円(前期比10.00円増) |
| 1株配当(2027年3月期予想) | 45円(普通配当5円増配) |
| 自己株式取得上限(2027年3月期) | 500百万円 |
| 総還元性向方針 | 60% |
| 総還元性向(2027年3月期予想) | 113% |
| 自己株式取得実績(2024年10月~2025年10月) | 999百万円・535千株 |
| 自己株式取得実績(2025年11月~2026年3月) | 399百万円・210千株 |

前中期経営計画の振り返りと長期ビジョン
前中期経営計画「B-Challenge2025」の最終年度である2025年度実績は、売上高14,688百万円(中計策定時比伸び率108.8%)、営業利益613百万円(同227.1%)、経常利益1,318百万円(同134.6%)、ROE10.5%、EBITDA1,763百万円(同176.3%)となった。長期ビジョン「Bull-Dog Global Innovation 2032(BGI 2032)」では2032年度に売上高245億円(国内家庭用110億円、国内業務用72億円、海外事業63億円)を目指すとしている。

※本記事はブルドックソースが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。