※本記事はグロービングが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
グロービングは2026年7月15日、2026年5月期(通期)の決算説明会資料を公表した。同期の連結業績は売上高115億1,200万円(前期比+39.4%)、営業利益41億4,200万円(同+47.9%、営業利益率36.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益30億5,100万円(同+72.6%)となり、期初予想に対しても増収増益で着地した。1/14修正の通期予想と比較しても営業利益は+3.6%、当期純利益は+8.6%上振れしている。27年5月期はIFRSベースで売上収益161億円、営業利益48億3,000万円を計画する。
連結業績(2026年5月期 実績)
売上高は8,255百万円から11,512百万円へと+39.4%の増収となった。売上総利益は7,736百万円(利益率67.2%)、営業利益は4,142百万円(利益率36.0%)で、プライム上場費用の影響も取り込んで大幅増益を達成した。親会社株主に帰属する当期純利益は3,051百万円(利益率26.5%)となった。
| 項目 | 26年5月期(当期) | 25年5月期(前期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,512百万円 | 8,255百万円 | +39.4% |
| 営業利益 | 4,142百万円 | 2,800百万円 | +47.9% |
| 営業利益率 | 36.0% | 33.9% | +2.1pt |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,051百万円 | 1,768百万円 | +72.6% |
| 当期純利益率 | 26.5% | 21.4% | +5.1pt |

事業KPIの状況
主要KPIとして、調整後コンサルタント数・コンサルタント平均年収に加え、Joint Initiative(JI)売上比率およびAI関連売上比率を開示している。26年5月期はJI売上比率が60%(68.9億円)、AI関連売上比率が49%(56.6億円)まで上昇し、戦略アカウント拡大によりJI売上高は過去最高水準となった。26/5期4Qには連結売上高に占めるAI関連売上比率が58%まで上昇している。
| 指標 | 26年5月期 | 25年5月期 |
|---|---|---|
| 調整後コンサルタント数 | 203名 | 178名 |
| コンサルタント平均年収 | 2,004万円 | 2,012万円 |
| Joint Initiative売上比率(実額) | 60%(68.9億円) | 44%(36.0億円) |
| AI関連売上比率(実額) | 49%(56.6億円) | 30%(24.7億円) |

通期業績予想(2027年5月期)
27年5月期の通期連結業績予想(IFRSベース)は、売上収益16,100百万円(前期比+39.8%)、営業利益4,830百万円(同+20.6%、営業利益率30.0%)、当期利益3,381百万円(同+17.7%)を見込む。投資前の実力値ベースでは営業利益率35%を確保できる水準だが、人財採用への追加投資やAI・M&Aへの投資を織り込み、通期予想の営業利益率は30.0%としている。なお26年5月期実績はIFRSベースに修正した概算値(未監査)である。
| 項目 | 27年5月期予想 | 26年5月期実績(IFRS概算) | 対前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 16,100百万円 | 11,512百万円 | +39.8% |
| 営業利益 | 4,830百万円 | 4,005百万円 | +20.6% |
| 営業利益率 | 30.0% | 34.8% | △4.8pt |
| 当期利益 | 3,381百万円 | 2,871百万円 | +17.7% |
| 当期利益率 | 21.0% | 24.9% | △3.9pt |
| 1株当たり当期利益 | 118円56銭 | 100円84銭 | +17.6% |

株主還元
26年5月期は配当を開始し、下期分として1株当たり16円10銭(配当性向15%)を実施した。27年5月期は年間配当性向30%を目安に年2回の配当を予定し、中間14円20銭、期末21円40銭、通期35円60銭を計画する。資本コストや株価を意識した経営の実践に向け、成長投資と株主還元の最適バランスを重視し、継続的かつ規律ある株主還元を実施する方針である。
| 区分 | 中間 | 期末 | 通期 | 年間配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 26/5期実績 | 0円(配当開始前) | 16円10銭 | 16円10銭 | 15%(下期分) |
| 27/5期予想 | 14円20銭 | 21円40銭 | 35円60銭 | 30% |

中期経営方針
中長期成長戦略として、①JI×AI-X(基盤事業)、②AI-PF(チャレンジ事業)、③投資・M&A(成長事業)の3本柱を掲げる。JI×AI-Xは27/5期~31/5期に売上CAGR35%・営業利益率35%、32/5期~40/5期にCAGR20%・営業利益率35%を目指す。AI-PFは31/5期時点で売上40億円・営業利益率50%、32/5期~40/5期に売上CAGR70%・営業利益率50%を目標とする。投資・M&Aは31/5期に売上600億円を目指し、32/5期~40/5期は売上CAGR40%以上を計画する。全社では31/5期に向けて年率約60%の成長を維持する方針を示している。
※本記事はグロービングが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。