※本記事はククレブ・アドバイザーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ククレブ・アドバイザーズ株式会社は、2025年8月期(2024年9月1日~2025年8月31日、第7期)の連結業績を公表した。売上高は2,555百万円(前期比+101.2%)、営業利益は612百万円(同+45.6%)、当期純利益は445百万円(同+54.5%)となった。期ずれ案件(仲介報酬80百万円相当)が発生したものの、その影響がなければ修正計画を上回る着地となった。期末配当は予定通り、上場記念配当2円を加えた1株当たり22円を実施する。
連結業績(2025年8月期 実績)
各ビジネスが好調に推移した結果、売上高は前期比2倍まで拡大した。売上総利益は1,119百万円(同+31.8%)、販売費及び一般管理費は506百万円(同+18.2%)となり、営業利益は612百万円(同+45.6%)、経常利益は598百万円(同+43.8%)、当期純利益は445百万円(同+54.5%)となった。営業利益率は24.0%と前期の33.2%から9.2pt低下したが、当初計画に含まれていなかったB/S活用投資案件の利益率が影響したもので、引き続き不動産業界水準を上回る営業利益率を確保した。1株当たり純利益(EPS)は163.71円(前期110.46円)だった。
| 項目 | 2025年8月期(当期) | 2024年8月期(前期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,555百万円 | 1,269百万円 | +101.2% |
| 売上総利益 | 1,119百万円 | 849百万円 | +31.8% |
| 営業利益 | 612百万円 | 420百万円 | +45.6% |
| 経常利益 | 598百万円 | 416百万円 | +43.8% |
| 当期純利益 | 445百万円 | 288百万円 | +54.5% |
| 営業利益率 | 24.0% | 33.2% | -9.2pt |

セグメント別(事業別)の状況
セグメント別では、CREソリューションビジネスの売上高が2,383百万円(前期比+112.7%)となり、売上高全体に占める割合は93.3%(前期88.3%)に拡大した。不動産テックビジネスの売上高は171百万円(同+15.0%)、売上割合は6.7%(前期11.7%)だった。CREソリューションビジネスの累計売上高をサービス別にみると、B/Sを活用した投資が1,540百万円(構成比64.6%)と最も大きく、次いで不動産仲介294百万円(同12.3%)、CREファンド組成268百万円(同11.3%)、CREアドバイザリー203百万円(同8.5%)、プロジェクトマネジメント77百万円(同3.3%)となった。
| セグメント | 2025年8月期(当期) | 2024年8月期(前期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| CREソリューションビジネス | 2,383百万円 | 1,120百万円 | +112.7% |
| 不動産テックビジネス | 171百万円 | 148百万円 | +15.0% |
| 売上高合計 | 2,555百万円 | 1,269百万円 | +101.2% |
通期業績予想(2026年8月期)
2026年8月期(第8期)は、順調なパイプラインの積み上がりをベースに、売上高47億円(前期比+83.9%)を計画する。案件成約のタイミングを反映し、売上・利益は下期に集中する計画で、特に3Qは大型案件の寄与により業績が大きく伸長する想定としている。営業利益は1,100百万円(同+79.4%)、当期純利益は700百万円(同+57.1%)を計画し、営業利益率は25%~30%を目指す。期末配当予想は、1株当たり5円増配の27円を計画している。
| 項目 | 2026年8月期(予想) | 2025年8月期(実績) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,700百万円 | 2,555百万円 | +83.9% |
| 営業利益 | 1,100百万円 | 612百万円 | +79.4% |
| 当期純利益 | 700百万円 | 445百万円 | +57.1% |
| 営業利益率 | 23.4% | 24.0% | -0.6pt |

株主還元
配当に関する基本方針は、事業資金への活用、内部留保の充実を最優先としつつ、株主利益最大化と内部留保のバランスを図りながら配当を決定するというもの。創業以来、配当を継続している。財務運営方針としては、事業資金の適時調達とネットD/Eレシオ1.0倍程度を規律とした財務運営により、収益性の確保と安定的な財務運営の両立を目指すとしている。2025年8月期の期末配当は、上場記念配当2円を加えた1株当たり22円を実施し、2026年8月期は1株当たり27円(前期比+5円)を計画している。
| 区分 | 1株当たり配当金 | うち上場記念配当 |
|---|---|---|
| 2025年8月期(第7期)実績 | 22円 | 2円 |
| 2026年8月期(第8期)計画 | 27円 | ― |

中期経営計画/トピック
2025年10月、中期経営計画FY2026-FY2028『A Tech-Driven Platform Strategy』を策定した。不動産テックを起点としたCREソリューションの高い『質』と『成長性』を通じたビジネス展開の加速により、CREプラットフォーマーとしての地位確立を目指す。数値目標として、2028年8月期に売上高120億円、営業利益32億円、当期純利益20億円の到達を目指すとしており、FY2025実績値とFY2028計画値により算出した中計3年間の目標平均成長率は、売上高73.6%、営業利益67.2%、当期純利益67.5%としている。人的資本戦略として、FY2028末の社員数目標は30名程度(FY2025末時点:15名)を掲げる。また、2025年9月1日より『有効活用不動産のマスターリース事業』を新規事業として開始し、第1号案件として北海道北広島市でHAZMAT倉庫開発プロジェクトに事業法人2社と共同で着手した(着工予定2026年4月、竣工予定2027年4月)。

※本記事はククレブ・アドバイザーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。