※本記事はアスアが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社アスアの2026年6月期は、コアビジネスである物流アウトソーシングサービスおよびネットワークソリューション事業の成長が牽引し、売上高は前年同期比+4.9%の1,461百万円となった。一方、関東エリアの強化や人的資本投資、株主優待制度の導入など将来成長に向けた戦略的な投資を先行して実施したことに加え、ノンコアビジネスの撤退に伴う費用が発生したことにより、営業利益は同△31.7%の135百万円、経常利益は同△22.2%の136百万円、当期純利益は同△18.7%の86百万円となった。なお、売上高・営業利益・経常利益はいずれも期初計画を上回った。2027年6月期は営業利益20.8%増の163百万円を計画しており、利益回収フェーズへの移行を見込む。
連結業績(2026年6月期 実績)
2026年6月期の連結業績は、売上高1,461百万円(前年同期比+4.9%、+68百万円)、営業利益135百万円(同△31.7%、△62百万円)、経常利益136百万円(同△22.2%、△39百万円)、当期純利益86百万円(同△18.7%、△19百万円)となった。1株当たり当期純利益は33.30円(前年同期42.00円)。
| 項目 | 2026年6月期 | 2025年6月期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,461百万円 | 1,392百万円 | +68百万円(+4.9%) |
| 営業利益 | 135百万円 | 198百万円 | △62百万円(△31.7%) |
| 経常利益 | 136百万円 | 175百万円 | △39百万円(△22.2%) |
| 当期純利益 | 86百万円 | 105百万円 | △19百万円(△18.7%) |
| 1株当たり当期純利益 | 33.30円 | 42.00円 | △8.71円(△20.7%) |

セグメント別の状況(2026年6月期 実績)
セグメント別では、モビリティソリューション事業のうち物流アウトソーシングサービスが売上高854百万円(前年同期比+10.4%)、営業利益351百万円(同+15.0%)と主力サービスとして高い収益性(営業利益率40.5%)を維持し成長を牽引した。同事業のデータソリューションサービスは受託開発事業からの撤退により売上高67百万円(同△41.3%)、営業利益22百万円(同△57.1%)と減収減益となった。ネットワークソリューション事業は売上高427百万円(同+5.6%)、営業利益80百万円(同+1.6%)。その他事業(Dental関連事業)は売上高111百万円(同+13.3%)、営業利益5百万円(同△60.5%)。共通部門の営業利益は関東エリアの強化や人的資本投資、株主優待導入等の先行費用により△323百万円(前年同期△250百万円)となった。
| セグメント | 指標 | 2026年6月期 | 2025年6月期 |
|---|---|---|---|
| モビリティソリューション事業(物流アウトソーシングサービス) | 売上高 | 854百万円 | 773百万円 |
| モビリティソリューション事業(物流アウトソーシングサービス) | 営業利益 | 351百万円 | 305百万円 |
| モビリティソリューション事業(データソリューションサービス) | 売上高 | 67百万円 | 115百万円 |
| モビリティソリューション事業(データソリューションサービス) | 営業利益 | 22百万円 | 51百万円 |
| ネットワークソリューション事業 | 売上高 | 427百万円 | 405百万円 |
| ネットワークソリューション事業 | 営業利益 | 80百万円 | 78百万円 |
| その他 | 売上高 | 111百万円 | 98百万円 |
| その他 | 営業利益 | 5百万円 | 12百万円 |
| 共通部門 | 営業利益 | △323百万円 | △250百万円 |

通期業績予想(2027年6月期 計画)
2027年6月期は、物流アウトソーシングサービスの新規契約が順調に積み上がり前年比+8.5%の成長を見込むほか、ネットワークソリューション事業も既存顧客の深掘りにより安定的な増収を計画。ノンコアビジネス(Dental関連事業)の撤退影響は当期で収束する見通し。この結果、売上高は1,475百万円(前年同期比+1.0%)、営業利益は163百万円(同+20.8%、営業利益率11.1%)、経常利益は164百万円(同+20.3%)、当期純利益は101百万円(同+18.4%)を計画している。
| 項目 | 2027年6月期 予想 | 2026年6月期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,475百万円(+1.0%) | 1,461百万円 |
| 営業利益 | 163百万円(+20.8%) | 135百万円 |
| 経常利益 | 164百万円(+20.3%) | 136百万円 |
| 当期純利益 | 101百万円(+18.4%) | 86百万円 |
| 1株当たり当期純利益 | 39.69円(+19.2%) | 33.30円 |

株主還元
株主還元については、2026年6月期は1株当たり配当金7.00円(上場記念配当を含む)に加え、200株以上を6ヶ月以上継続保有する株主を対象に、デジタルギフトによる株主優待(優待還元総額2,000万円、1人当たり平均13,167円、優待利回り6.57%※2026年6月30日終値で算出)を実施した。対象株主数は1,519名(2026年6月末時点)。基準日は12月末・6月末で、各基準日確定後3ヶ月以内を目途に案内する。2027年6月期も株主優待還元総額20百万円(12月末・6月末に各10百万円)を予定している。
| 期 | 1株当たり配当金 |
|---|---|
| 2023年6月期 | 5.00円 |
| 2024年6月期 | 5.70円 |
| 2025年6月期 | 10.80円 |
| 2026年6月期 | 7.00円 |
| 2027年6月期(予) | 7.00円 |

中期経営計画・成長戦略
今後の成長戦略として、「深化」(既存事業の強化:AIの活用による高収益モデル化、新拠点の開設、アライアンスの実行)と「拡張」(新たな事業の創出:物流業界に特化したM&Aの実行、業務提携の推進、事業領域の拡大)の両輪に加え、財務体質の強化や人材育成・エンゲージメント向上による経営基盤の強化に取り組むとしている。中長期のロードマップでは、1994年の創業から2024年9月の東証グロース市場上場を経て、2030年に向けて東証スタンダード市場への市場変更と事業領域の拡大を目指すとしている。
※本記事はアスアが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。