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キヤノン、2025年12月期は売上高4兆6,247億円で2年連続の過去最高 営業利益4,554億円に増益

決算サマリー 2026.08.10
キヤノン、2025年12月期は売上高4兆6,247億円で2年連続の過去最高 営業利益4,554億円に増益

※本記事はキヤノンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

キヤノンの2025年12月期(通期)は、売上高46,247億円(前期比+2.5%)と2年連続で過去最高を更新した。営業利益は4,554億円(同+2.4%、営業利益率9.8%)、税引前利益4,821億円(同+3.4%)、純利益3,321億円(同+2.1%)と増収増益。4Qはレーザープリンターが減収となったものの、カメラやネットワークカメラが2桁成長、メディカルやインクジェットも売上が伸び、四半期として過去最高の売上13,218億円を記録した。配当は計画通り1株当たり160円とした。

目次

連結業績(当期 実績)

売上増と前年に実施した販売構造見直しの効果により、生産構造改革費用や関税影響を吸収し、高い営業利益率を記録した。売上総利益は21,620億円(前期比+0.9%)、売上総利益率は46.7%(前期47.5%)。経費は17,066億円で、経費率は36.9%(前期37.6%)となった。

項目2025年12月期(当期)実績2024年12月期(前期)実績対前年
売上高46,247億円45,098億円+2.5%
売上総利益21,620億円21,431億円+0.9%
(売上総利益率)46.7%47.5%
経費17,066億円16,982億円
(経費率)36.9%37.6%
営業利益4,554億円4,449億円+2.4%
(営業利益率)9.8%9.9%
税引前利益4,821億円4,663億円+3.4%
純利益3,321億円3,251億円+2.1%
(純利益率)7.2%7.2%

セグメント別(事業別)の状況

2025年より報告セグメントごとの業績をより適切に管理するため、インダストリアルと消去の一部を組み替えており、2024年についても組み替えて表示している。年間ではメディカル、イメージングが増収増益となった一方、プリンティングは減収減益、インダストリアルは増収減益となった。

セグメント指標2025年12月期(当期)2024年12月期(前期)
プリンティング売上高24,944億円25,227億円
プリンティング営業利益2,558億円(利益率10.3%)2,899億円(利益率11.5%)
メディカル売上高5,806億円5,688億円
メディカル営業利益328億円(利益率5.6%)247億円(利益率4.3%)
イメージング売上高10,549億円9,374億円
イメージング営業利益1,729億円(利益率16.4%)1,513億円(利益率16.1%)
インダストリアル売上高3,611億円3,517億円
インダストリアル営業利益625億円(利益率17.3%)689億円(利益率19.6%)
2025年 ビジネスユニット別PL(4Q/年間)
出典:キヤノン 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.6

通期業績予想

2026年12月期は、米国の追加関税と地政学的リスクの影響により政治・経済ともに先行き不透明な状況が続くと想定する一方、メディカル、ネットワークカメラや商業印刷などの成長領域が販売を伸ばし、オフィス複合機やインクジェット、カメラもシェアアップを目指すとしている。売上増加に加え構造改革の効果により、営業利益率は10%を超える見通し。

項目2026年12月期 見通し2025年12月期(実績)
売上高47,650億円46,247億円
営業利益4,790億円4,554億円
(営業利益率)10.1%9.8%
税引前利益4,950億円4,821億円
純利益3,410億円3,321億円
(純利益率)7.2%7.2%
2026年年間 全社PL
出典:キヤノン 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.8
2026年 ビジネスユニット別PL(年間)
出典:キヤノン 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.11
項目2026年12月期予想2025年12月期実績
1株当たり配当金160円160円
自己株式取得2,000億円(2026年設定)―(記載なし)

株主還元

株主還元について、1株当たり配当は前年と同額の160円とするとともに、2,000億円の自社株買いを設定した。2025年の配当も計画通り1株あたり160円であった。

中期経営計画/トピック

5カ年計画初年度である2026年は構造改革を完遂し、経営の質を一段と高めながらさらなる成長につなげるとしている。売上高は2021年3.51兆円、2022年4.03兆円、2023年4.18兆円、2024年4.51兆円、2025年4.62兆円、2026年見通し4.77兆円と拡大しており、2028年5.0兆円、2030年5.6兆円を目標とする。資本収益性については、2025年のROEは9.7%、2026年は10.0%に上昇する見通しで、資本コスト(WACC)5~6%(減損影響含む4.8%)に対する資本収益性向上の取り組みを進めるとしている。

まとめ(売上・営業利益の中期推移と目標)
出典:キヤノン 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.15

※本記事はキヤノンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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