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アスカネット、2026年4月期は減収も営業増益 配当は7.00円を維持

決算サマリー 2026.08.23
アスカネット、2026年4月期は減収も営業増益 配当は7.00円を維持

※本記事はアスカネットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社アスカネットの2026年4月期は、フューネラル事業・フォトブック事業・空中ディスプレイ事業の3事業とも売上高が前期を下回り、売上高は7,102百万円(前期比161百万円減)となった。一方、フォトブック事業の粗利率改善と、前期に計上した空中ディスプレイ事業の棚卸資産評価損の剥落により、営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも前期実績を上回った。配当は当初計画どおり1株当たり7.00円とし、2027年4月期も同額を予定している。

目次

連結業績(2026年4月期 実績)

2026年4月期の売上高は7,102百万円で、前期比161百万円の減収となった。売上原価は3,867百万円(同353百万円減)、売上総利益は3,235百万円(同193百万円増)で、売上総利益率は45.6%(前期41.9%)に改善した。販売費及び一般管理費は2,843百万円(同25百万円減)となり、営業利益は391百万円(前期173百万円)、経常利益は428百万円(前期178百万円)、当期純利益は292百万円(前期△263百万円)と、いずれも前期実績を上回った。当期純利益は、前期に計上した減損損失・投資有価証券評価損の剥落により回復した。

項目2026年4月期(実績)2025年4月期(実績)増減額
売上高7,102百万円7,263百万円△161百万円
売上原価3,867百万円4,220百万円△353百万円
売上総利益3,235百万円3,042百万円+193百万円
販売費及び一般管理費2,843百万円2,868百万円△25百万円
営業利益391百万円173百万円+218百万円
経常利益428百万円178百万円+250百万円
当期純利益292百万円△263百万円+555百万円
2026年4月期決算概要(損益状況)のスライド
出典:アスカネット 2026年4月期 決算説明資料 P.6

セグメント別の状況

フューネラル事業は、全国的な葬儀施行件数の減少の影響を受け、売上高3,301百万円(前期比88百万円減)、セグメント利益632百万円(前期比169百万円減)と減収減益となった。フォトブック事業は、子会社BETの損益が苦戦したものの、新製品の投入や値上げ効果、生産効率の向上による粗利率改善により、売上高は3,704百万円(前期比30百万円減)と横ばい圏ながらセグメント利益は677百万円(前期比76百万円増)と増益を確保した。空中ディスプレイ事業は、前期に計上した棚卸資産評価損が剥落したため、売上高105百万円(前期比39百万円減)に対しセグメント利益は△283百万円(前期△533百万円)となり、セグメント損失は縮小した。

セグメント指標2026年4月期2025年4月期
フューネラル事業売上高3,301百万円3,389百万円
フューネラル事業セグメント利益632百万円801百万円
フォトブック事業売上高3,704百万円3,734百万円
フォトブック事業セグメント利益677百万円601百万円
空中ディスプレイ事業売上高105百万円144百万円
空中ディスプレイ事業セグメント利益△283百万円△533百万円
セグメント別損益状況(フューネラル・フォトブック・空中ディスプレイ)のスライド
出典:アスカネット 2026年4月期 決算説明資料 P.8

通期業績予想(2027年4月期)

2027年4月期は、フューネラル事業が葬儀施行件数の回復や葬儀DXサービス「tsunagoo」の利用増加などにより増収増益を計画。フォトブック事業は売上増加を見込むものの、材料費・人件費の増加や東京拠点統合関連費用の負担により減益を計画。空中ディスプレイ事業はライセンス収入の実現や技術開発センター閉鎖による固定費削減により、損失幅の縮小を計画している。会社全体では売上高7,860百万円(前期比10.7%増)、営業利益460百万円(同17.4%増)、経常利益475百万円(同10.8%増)、当期純利益315百万円(同7.6%増)の増収増益を計画する。なお、連結子会社株式会社BETは2027年4月期よりフォトブック事業セグメントから空中ディスプレイ事業セグメントに区分変更するため、比較の便宜上、下表の2026年4月期のフォトブック事業・空中ディスプレイ事業の数値はBETを空中ディスプレイ事業に含めて再表示した数値である。

項目2027年4月期(予想)2026年4月期(実績)前年比
売上高7,860百万円7,102百万円+10.7%
フューネラル事業売上高3,710百万円3,301百万円+12.4%
フォトブック事業売上高(区分変更後)3,590百万円3,440百万円+4.4%
空中ディスプレイ事業売上高(区分変更後)570百万円369百万円+54.5%
営業利益(連結)460百万円391百万円+17.4%
経常利益(連結)475百万円428百万円+10.8%
当期純利益(連結)315百万円292百万円+7.6%
1株当たり当期純利益21.13円18.95円+11.5%
1株当たり年間配当7.00円7.00円
2027年4月期業績見通し(前年比較)のスライド
出典:アスカネット 2026年4月期 決算説明資料 P.31

財務状況

2026年4月期末の資産合計は6,349百万円(前期末比126百万円増)となった。機械装置及び運搬具、投資有価証券の増加が主要因で固定資産は3,275百万円(同121百万円減)、流動資産は3,073百万円(同246百万円増)となった。負債合計は962百万円(同77百万円増)、純資産合計は5,386百万円(同49百万円増)で、当期純利益の計上の一方、自己株式の取得や配当の支払いが純資産の増減要因となった。

項目2026年4月期末2025年4月期末増減額
資産合計6,349百万円6,223百万円+126百万円
負債合計962百万円885百万円+77百万円
純資産合計5,386百万円5,337百万円+49百万円

株主還元

配当については、当初の計画どおり1株当たり配当金7.00円として株主総会に上程することとした。配当方針は配当性向30%以上を目安としており、2027年4月期の配当予想も1株当たり7.00円としている。

全社的トピックス・中期経営計画

当期は社長交代を含む経営体制の刷新を行い、フォトブック事業・空中ディスプレイ事業それぞれに専任責任者を置いた。空中ディスプレイ事業は、自社特許・技術を自社で製造する方針から、特許・技術・ノウハウをライセンス提供する方針へと転換し、技術開発センターの閉鎖を決定するとともに中国企業へのライセンスパッケージ提供契約を締結した。また、ペット葬儀・霊園事業の譲受の検討・準備を進め、本年5月に実行した。中期経営計画としては、当社として初めて3か年の中期経営計画(2026-2028)「思いを、次のステージへ」を策定し、2029年4月期に売上高100億円、営業利益8億円、ROE8%の達成を掲げている。

全社的トピックス(経営体制刷新・空中ディスプレイ事業の方針変更・株主還元など)のスライド
出典:アスカネット 2026年4月期 決算説明資料 P.11

※本記事はアスカネットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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