※本記事はインタースペースが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
インタースペースの2025年9月期(2024年10月~2025年9月)連結業績は、売上高8,846百万円(前期比+11.8%)と二桁増収となった。一方で営業利益は371百万円(同-33.2%)、経常利益は399百万円(同-18.6%)と減益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は206百万円(同+246.1%)となった。マーケティングソリューションの成長が売上高をけん引した一方、高利益率な既存事業の低迷が利益を押し下げる結果となった。
連結業績(2025年9月期 実績)
取扱高は27,329百万円(前期比-0.3%)とほぼ横ばいで推移した一方、売上高は8,846百万円(同+11.8%)と伸長した。営業利益は371百万円(同-33.2%)、経常利益は399百万円(同-18.6%)で減益となったが、親会社株主に帰属する当期純利益は206百万円(同+246.1%)となった。
| 項目 | 当期(FY25) | 前期(FY24) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 取扱高 | 27,329百万円 | 27,419百万円 | -90百万円(-0.3%) |
| 売上高 | 8,846百万円 | 7,909百万円 | +937百万円(+11.8%) |
| 営業利益 | 371百万円 | 555百万円 | -184百万円(-33.2%) |
| 経常利益 | 399百万円 | 490百万円 | -91百万円(-18.6%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 206百万円 | 59百万円 | +147百万円(+246.1%) |

セグメント別の状況
両セグメントとも増収で着地した。パフォーマンスマーケティング事業の売上高は5,839百万円(前期比+17.5%)と急成長した一方、営業利益は307百万円(同-25.3%)と減益。メディア事業の売上高は3,007百万円(同+2.2%)、営業利益は63百万円(同-55.9%)となった。高利益率な既存事業の低迷が両事業の利益を押し下げた。
| セグメント | 指標 | 当期(FY25) | 前期(FY24)比 |
|---|---|---|---|
| パフォーマンスマーケティング | 売上高 | 5,839百万円 | +17.5% |
| パフォーマンスマーケティング | 営業利益 | 307百万円 | -25.3% |
| メディア | 売上高 | 3,007百万円 | +2.2% |
| メディア | 営業利益 | 63百万円 | -55.9% |
パフォーマンスマーケティング事業では、マーケティングソリューションの有料アカウント数が151万(前年比+22%)に伸長し、解約率(チャーンレート)は1.6%の低水準で推移した。取扱高は25,643百万円(前期比-0.1%)、共通費を含まない事業部門の数値である事業利益は953百万円(同-9.4%)となった。

メディア事業では、コンテンツ型メディアでマーケティングソリューションが好調に推移した一方、比較・検討型メディアは広告枠の調整や外部流入の低下、人材関連の広告予算縮小の影響を受けた。共通費を含まない事業部門の数値である事業利益は252百万円(前期比-21.5%)となった。

通期業績予想
2026年9月期の業績予想は、売上高9,800百万円(前期比+10.8%)、営業利益700百万円(同+88.6%)、経常利益740百万円(同+85.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益420百万円(同+103.9%)、1株当たり当期純利益66.91円(前期32.82円)としている。マーケティングソリューションの伸長と既存事業の回復による増収、コスト効率化による収益性の改善を見込む。
| 項目 | FY26予想 | FY25実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,800百万円 | 8,846百万円 | +10.8% |
| 営業利益 | 700百万円 | 371百万円 | +88.6% |
| 経常利益 | 740百万円 | 399百万円 | +85.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 420百万円 | 206百万円 | +103.9% |
| 1株当たり当期純利益 | 66.91円 | 32.82円 | – |

財務状態
2025年9月期末(FY25.4Q)の総資産は11,181百万円(前期末11,232百万円)、自己資本比率は50%。営業活動によるキャッシュ・フローは169百万円(前期836百万円)となった。
| 項目 | 当期末(FY25.4Q) | 前期末(FY24.4Q) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 現金・預金 | 5,594百万円 | 5,953百万円 | -359百万円 |
| 総資産 | 11,181百万円 | 11,232百万円 | -51百万円 |
| 純資産 | 5,636百万円 | 5,641百万円 | -5百万円 |
| 自己資本比率 | 50% | – | – |
| 営業活動によるCF | 169百万円 | 836百万円 | -667百万円 |
株主還元
配当金はDOE(連結株主資本配当率)3%以上を方針とする。当社株式の投資魅力の向上と、出来高・流動性の向上を目的として、株主優待制度を新設した。優待内容は400~4,000株未満保有の株主にVJAギフトカード年間20,000円分、4,000株以上保有の株主に年間40,000円分としている。
中期経営計画の見直しと2026年9月期事業方針
現行の中期経営計画では2026年9月期に売上高10,000百万円・営業利益1,500百万円を掲げていたが、売上高計画は射程圏内である一方、利益面のギャップが大きく、1年でのギャップ解消は極めて困難な状況にあるとして、現在の中期経営計画の見直しを判断したとしている。2026年9月期の事業方針としては、「顧客提供価値の強化と新たな収益モデルの拡充」「コスト効率による収益性改善」の2点を掲げる。具体的には、サテライトオフィスの縮小や海外拠点の集約(シンガポール・マレーシアからの撤退)、生成AIの活用による業務効率化等を進めるとしている。
※本記事はインタースペースが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。