※本記事はジェイエイシーリクルートメントが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ジェイエイシーリクルートメントの2025年12月期は、売上高460.8億円(前年比+17.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益84億円(同+49.7%)となり、いずれも期初予想を上回るとともに過去最高値を更新した。営業利益は116.83億円(前年比+28.5%)となった。主力の国内人材紹介事業は前年度に引き続き過去最高の売上・利益を更新し、海外事業も増収のうえ黒字化、国内求人広告事業も増益となった。
連結業績(2025年12月期 実績)
売上高は46,089百万円(前年比+17.7%)、売上総利益(GP)は42,720百万円(同+17.9%)。基幹システム開発の遅れにより費用が翌期に繰り延べられたことや、コストの増加率をGPの増加率対比で抑えるMinimum Costの取り組みにより、営業利益は11,683百万円(同+28.5%)となった。当期純利益は前年の海外事業ののれん・固定資産減損損失の剥落や賃上げ促進税制による税額控除の拡大などにより、8,400百万円(同+49.7%)となった。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 46,089 | 39,156 | +17.7% |
| 売上総利益(GP) | 42,720 | 36,248 | +17.9% |
| 営業利益 | 11,683 | 9,090 | +28.5% |
| 経常利益 | 11,709 | 9,122 | +28.4% |
| 税引前当期純利益(PBT) | 11,502 | 8,348 | +37.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8,400 | 5,611 | +49.7% |
セグメント別の状況
国内人材紹介事業は前年度に引き続き、過去最高の売上、利益を更新した。海外事業は増収のうえ黒字化し、国内求人広告事業も増益となった。国内人材紹介事業では、コンサルタントの採用が上半期時点で期初計画を達成し2024年対比301名純増となったほか、業種別では金融業界+38.0%、IT・通信業界+25.8%など、コンサルティング業界を除く全業種で増収となった。海外事業ではアジア地域を中心に厳しい状況が続く中、日系企業の投資によって改善の兆しがみられた。
| セグメント | 指標 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 国内人材紹介事業 | 売上高 | 41,660 | 35,009 | +19.0% |
| 国内人材紹介事業 | 利益 | 11,122 | 8,736 | +27.3% |
| 海外事業 | 売上高 | 4,031 | 3,745 | +7.6% |
| 海外事業 | 利益 | 287 | △447 | ― |
| 国内求人広告事業 | 売上高 | 397 | 401 | -1.0% |
| 国内求人広告事業 | 利益 | 92 | 59 | +56.9% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期の売上高は、中期経営計画どおり前年比+15%を想定し53,200百万円を見込む。利益については、前年度に翌期へ繰り延べた基幹システム費用に加え、前年度に適用された賃上げ促進税制の税額控除を今年度は現時点で見込まないことから、営業利益・当期純利益の伸びは抑制的となる見通しで、営業利益12,600百万円(前年比+7.8%)、当期純利益8,600百万円(同+2.4%)を予想する。
| 項目 | 2026年12月期予想 | 2025年12月期実績 | 増加率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 53,200 | 46,089 | +15.4% |
| 売上総利益(GP) | 48,500 | 42,720 | +13.5% |
| 営業利益 | 12,600 | 11,683 | +7.8% |
| 経常利益 | 12,600 | 11,709 | +7.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8,600 | 8,400 | +2.4% |

株主還元
安定した財務状態にあることを踏まえ、株主の皆様への利益配分の機会を増やすため中間配当を導入し、年2回配当とする。配当方針は、配当性向60%~65%を目途とする従来方針から、配当性向65%以上を目安として利益成長に伴い安定的に増配基調を維持する方針へ変更した。2025年度の配当は1株当たり10円増配の36円で配当性向は68.5%となり、2年連続で65%を上回った。2026年度は1株当たり2円増配の38.0円(期末19円・中間19円)を計画し、配当性向は70.6%を予想する。
| 項目 | 2026年12月期予想 | 2025年12月期実績 |
|---|---|---|
| DPS(1株当たり配当金) | 38.0円 | 36.0円 |
| 配当性向 | 70.6% | 68.5% |
| DOE | 25.4% | 27.5% |

中期経営計画
世界No.1水準達成に向け、売上高は年間約15%の成長を目指す中期計画を掲げる。売上高は2025年12月期実績460億円に対し、2026年12月期予想532億円(+15%)、2027年12月期目標612億円(+15%)、2028年12月期目標704億円(+15%)とする。親会社株主に帰属する当期純利益は2025年12月期実績84億円に対し、2026年12月期予想86億円(+2%)、2027年12月期目標99億円(+15%)、2028年12月期目標119億円(+20%)とする。

※本記事はジェイエイシーリクルートメントが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。