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イタミアート、2026年1月期は売上高32.1%増 営業利益216百万円で計画を上回る

決算サマリー 2026.08.22
イタミアート、2026年1月期は売上高32.1%増 営業利益216百万円で計画を上回る

※本記事はイタミアートが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社イタミアートの2026年1月期連結業績は、売上高4,761百万円(計画比+8百万円)、営業利益216百万円(同+57百万円)、経常利益224百万円(同+63百万円)となり、いずれも計画を上回って着地した。東京ネオプリント社(TNP社)の新規連結を含め、売上高は前期(単体)比+32.1%の増収となった。一方、当期純利益は151百万円で計画比△213百万円となったが、主因はTNP社株式取得に伴う会計処理の確定など会計上の影響である。2027年1月期は売上高6,000百万円、営業利益246百万円を計画する。

目次

連結業績(2026年1月期 実績)

売上高は計画比+8百万円の4,761百万円で着地し、計画通りの売上増加とTNP社のグループ化により前年比132%となった。売上総利益は1,713百万円(売上総利益率36.0%)で計画比+51百万円、スマートファクトリー化の進捗による製造効率向上で売上原価率が改善した。販管費は1,497百万円(計画比△6百万円)で計画通りに着地。この結果、営業利益は216百万円(計画比+57百万円)、経常利益は224百万円(同+63百万円)と、いずれも売上総利益率の改善により計画を上回った。当期純利益は151百万円で計画比△213百万円となったが、主因は①TNP社株式取得に伴う会計処理の確定により負ののれん発生益が暫定252百万円から確定44百万円に減少したこと(影響額△208百万円)、②将来の原価低減・生産効率向上を目的とした印刷設備刷新に伴う旧設備の減損損失52百万円を特別損失として計上したこと(影響額△52百万円)の2点である。

項目2026年1月期計画2026年1月期実績計画差
売上高(百万円)4,7534,761+8
売上総利益(率)(百万円)1,662(35.0%)1,713(36.0%)+51
販管費(百万円)1,5031,497△6
営業利益(百万円)159216+57
経常利益(百万円)161224+63
当期純利益(百万円)364151△213
連結営業利益 計画比増減要因
出典:2026年1月期 決算説明資料 P.5

セグメント別(事業別)の状況

連結売上高は前期(単体)3,605百万円から当期(連結)4,761百万円へ+1,155百万円(+32.1%)増加した。イタミアートのEC販売は新規顧客獲得・リピート売上ともに好調で、うちわや秋冬商戦用販促商材などの売上が伸びた。卸販売(イタミアート)は主要取引先との新商品提携数の拡大や既存顧客への営業強化により伸長した。東京ネオプリントは半期分の新規連結により約6億円の純増となり、大ロット受注が多く主な販売先は広告代理店である。売上構成比は前期のEC67.3%・卸販売(会社関係)32.7%から、当期はEC(イタミアート)56.3%・卸販売(イタミアート)30.9%・卸販売(東京ネオプリント)12.8%となった。

区分前期構成比当期構成比
EC(イタミアート)67.3%56.3%
卸販売(イタミアート)32.7%30.9%
卸販売(東京ネオプリント)―(新規連結)12.8%
連結売上高の概要
出典:2026年1月期 決算説明資料 P.7

通期業績予想

2027年1月期の連結業績予想は、売上高6,000百万円(前期比+26.0%)、売上総利益2,124百万円(売上総利益率35.4%、同+24.0%)、販管費1,878百万円(同+25.4%)、営業利益246百万円(同+13.7%)、経常利益246百万円(同+9.7%)、当期純利益167百万円(同+10.4%)を計画する。EBITDA(営業利益+減価償却費)は618百万円(同+31.4%)を見込む。ECの売上シェア拡大に加え、東京ネオプリントのグループ化と同社の黒字化により増収増益を見込む一方、上期は東京ネオプリントの利益改善途上を織り込んだ計画としている。

項目2026年1月期実績2027年1月期計画増減率
売上高(百万円)4,7616,000+26.0%
売上総利益(率)(百万円)1,713(36.0%)2,124(35.4%)+24.0%
販管費(百万円)1,4971,878+25.4%
営業利益(百万円)216246+13.7%
経常利益(百万円)224246+9.7%
当期純利益(百万円)151167+10.4%
EBITDA(百万円)470618+31.4%
2027年1月期 連結業績予想
出典:2026年1月期 決算説明資料 P.13

財務体質

連結貸借対照表は、資産合計が前期末(単体)3,645百万円から当期末(連結)5,061百万円に拡大した。固定資産合計は3,503百万円で、建物及び構築物1,231百万円、土地955百万円などが主な内容である。自己資本比率は前期末33.0%から当期末26.2%に低下した。キャッシュ・フローは、営業CFが566百万円のプラスを確保する一方、新型プリンタや従業員駐車場用土地の取得など積極的な設備投資により投資CFは△969百万円、借入金による資金調達などにより財務CFは404百万円となった。

項目前期末(単体)当期末(連結)
資産合計(百万円)3,6455,061
流動資産合計(百万円)1,1651,557
固定資産合計(百万円)2,4793,503
純資産合計(百万円)1,2041,326
自己資本比率33.0%26.2%

株主還元

本資料に配当方針についての具体的な記載はない。連結キャッシュ・フロー計算書の財務活動によるキャッシュ・フローの内訳に「配当金の支払い など」との記載があるのみで、金額の明示はない。

中長期の成長計画/トピック

今期の戦略として、①スマートファクトリー化による利益率改善(自社出荷の内製化、独自開発印刷機の導入、人的作業のロボット化・自動化)、②EC売上拡大(高成長サイトへの積極投資、新商品の継続追加、主要サイト「のぼりキング」のリニューアル)、③卸販売の売上拡大(主要取引先との連携商品強化、東京ネオプリントとの連携による大ロット受注拡大)、④東京ネオプリントの取り組み(営業人員増強、材料仕入単価低減、製造工程の自動化・内製化)を掲げる。中長期の成長計画では、「のぼり旗」「幕」市場規模を400億~500億円と予測し、年平均成長率10%~15%の成長を目指すとしている。

中長期の成長計画イメージ
出典:2026年1月期 決算説明資料 P.43

※本記事はイタミアートが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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