※本記事はカンセキが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
カンセキの2026年2月期(2025年3月1日~2026年2月28日)連結業績は、売上高35,470百万円(前期比97.0%)、営業利益529百万円(前期比98.2%)、経常利益345百万円(前期比72.4%)、当期純利益307百万円(前期比59.3%)となった。売上高は前期の創業販促の反動と天候不順の影響により減少したが、営業利益は販管費の最適化に向けた取組みにより前年並みを確保した。経常利益はリファイナンス等に伴う金融費用の増加により減少した。
連結業績(2026年2月期 実績)
全社の売上高は前期比▲1,081百万円の35,470百万円、営業総利益は同▲239百万円の10,035百万円(売上比28.3%)となった。販管費は9,506百万円(売上比26.8%)で、営業利益は529百万円(売上比1.5%)と前期比▲9百万円にとどまり、前年並みの水準を確保した。経常利益は345百万円、当期純利益は307百万円で、いずれも前期を下回った。
| 項目 | 2025年2月期実績(売上比) | 2026年2月期実績(売上比) | 増減 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 36,552(100.0%) | 35,470(100.0%) | ▲1,081 | 97.0% |
| 営業総利益 | 10,275(28.1%) | 10,035(28.3%) | ▲239 | 97.7% |
| 販管費 | 9,736(26.6%) | 9,506(26.8%) | ▲229 | 97.6% |
| 営業利益 | 538(1.5%) | 529(1.5%) | ▲9 | 98.2% |
| 経常利益 | 476(1.3%) | 345(1.0%) | ▲131 | 72.4% |
| 当期純利益 | 518(1.4%) | 307(0.9%) | ▲210 | 59.3% |
セグメント別の状況
売上高は専門店事業が増収となった一方、ホームセンター事業およびWILD-1事業は減収となった。営業利益はWILD-1事業が増益となったが、ホームセンター事業、専門店事業、店舗開発事業は減益となった。
| セグメント | 売上高(対前年比) | 営業総利益(対前年比) | 販管費(対前年比) | 営業利益(対前年比) |
|---|---|---|---|---|
| ホームセンター | 14,836(93.4%) | 3,975(97.3%) | 3,625(98.6%) | 350(85.5%) |
| WILD-1 | 8,446(91.8%) | 2,673(91.0%) | 2,608(89.5%) | 65(270.2%) |
| 専門店 | 12,187(106.3%) | 3,031(104.8%) | 2,141(109.2%) | 889(95.5%) |
| 店舗開発 | – | 347(98.5%) | 220(101.0%) | 127(94.6%) |
| その他 | – | 6(93.1%) | 911(94.1%) | ▲904(94.1%) |
| 全社 | 35,470(97.0%) | 10,035(97.7%) | 9,506(97.6%) | 529(98.2%) |

ホームセンター事業は天候不順等の影響により売上高が前年割れとなった。経費削減を進めたものの減収減益となったが、DCMプライベートブランド商品の展開強化により営業総利益率は改善した。

専門店事業は既存店売上の堅調な推移と新規出店(3店舗)効果により増収となった。一方で新規出店に伴う出店経費の増加により減益となった。
財政状態
資産合計は24,976百万円(前期比700百万円増)となった。WILD-1の在庫圧縮等によりたな卸資産が減少した一方、出店投資や有価証券評価増により固定資産が増加した。負債合計は18,178百万円で、買掛金・電子記録債務が減少した一方、設備投資に伴う負債その他(未払金等)が増加し、有利子負債は11,681百万円(前期比▲37百万円)と微減した。純資産合計は利益計上と有価証券評価益により6,798百万円に増加し、自己資本比率は26.9%(前期25.1%)に向上した。
| 項目 | 2026年2月期 | 2025年2月期 | 対前年比増減差 |
|---|---|---|---|
| 資産合計 | 24,976 | 24,276 | 700 |
| 負債合計 | 18,178 | 18,113 | 65 |
| 純資産合計 | 6,798 | 6,163 | 634 |
| 有利子負債 | 11,681 | 11,719 | ▲37 |
| 自己資本比率 | 26.9% | 25.1% | – |
通期業績予想(2027年2月期)
2027年2月期の業績予想は、売上高36,200百万円(前期比102.1%)、営業利益550百万円(同103.9%)、経常利益390百万円(同113.0%)、当期純利益320百万円(同104.0%)としている。
| 項目 | 2027年2月期計画 | 構成比 | 2026年2月期実績 | 前期比 | 前期差額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 36,200 | 100.0% | 35,470 | 102.1% | 729 |
| 営業利益 | 550 | 1.5% | 529 | 103.9% | 20 |
| 経常利益 | 390 | 1.1% | 345 | 113.0% | 44 |
| 当期純利益 | 320 | 0.9% | 307 | 104.0% | 12 |

株主還元
本資料に株主還元方針についての個別の記載はないが、キャッシュ・フロー計算書の財務活動によるキャッシュ・フローの内訳として配当金の支払74百万円が計上されている。
トピック(事業の取り組み)
ホームセンターカンセキアプリについては、会員数がカード併用者を含め前年より155%増加し、売上高全体に占めるアプリ会員比率は23%となった。ホームセンター事業の顧客基盤を活用し、アプリを基軸にしたグループシナジーの創出を進めるとしている。

WILD-1では新アパレルブランド「WILD-BASE」を本格始動し、デザインと機能性の両立や戦略的な価格設定により、既存ユーザーの日常向け商品と未購買層向けのエントリー商品として展開している。また2025年8月には、オフハウス鹿沼店内への「ハードオフ鹿沼店」、ホームセンター真岡店ネオ・サイクリスタ内への「LifeFitカンセキ真岡店」の出店など、各事業が連携した出店を進めている。2027年2月期は、出店投資の加速、新規事業の開始、WILD-1販売管理システムの刷新によるDX投資、カンセキアプリ・WILD-1ECサイトを活用したマーケティング強化、ホームセンターサービス部門の拡充によるサービス・B2B拡大、WILD-1新プライベートブランドの展開などに取り組むとしている。
※本記事はカンセキが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。