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商船三井、2026年3月期は経常減益も純利益2,132億円を確保 2026年度は増収増益・配当205円へ増配予定

決算サマリー 2026.08.10
商船三井、2026年3月期は経常減益も純利益2,132億円を確保 2026年度は増収増益・配当205円へ増配予定

※本記事は商船三井が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

商船三井は2026年4月30日、2025年度(2026年3月期)通期の連結決算を発表した。売上高は18,250億円(前期比+496億円)、経常損益は1,758億円(前期比△2,438億円)、親会社株主に帰属する当期純損益は2,132億円(前期比△2,122億円)となった。前期はエネルギー事業や製品輸送事業を中心とした一過性利益があった反動で経常損益・純利益は大幅な減益となったが、事業損益は1,686億円と高水準を維持した。2026年度(2027年3月期)は売上高20,400億円、経常損益1,450億円、親会社株主に帰属する当期純利益1,700億円を予想している。配当は2025年度の通期200円(中間85円・期末予定115円)に対し、2026年度は通期205円(中間予定100円・期末予定105円)を予定する。

目次

連結業績(当期 実績)

2025年度の売上高は18,250億円(前期比+496億円)。営業損益は1,270億円(前期比△238億円)、事業損益(営業損益+持分法投資損益)は1,686億円(前期比△2,445億円)。経常損益は1,758億円(前期比△2,438億円)で、前期に計上したエネルギー事業関連の一過性利益の反動が主因。税金等調整前当期純損益は2,390億円(前期比△2,137億円)、親会社株主に帰属する当期純損益は2,132億円(前期比△2,122億円)。2025年度3Q決算発表時(2026年1月30日)の前回見通し(経常損益1,800億円、当期純損益2,000億円)と比較すると、経常損益は△41億円下回った一方、当期純損益は+132億円上回った。

項目当期(2025年度)前期(2024年度)増減
売上高18,250億円17,754億円+496億円
営業損益1,270億円1,508億円△238億円
事業損益1,686億円4,132億円△2,445億円
経常損益1,758億円4,197億円△2,438億円
税金等調整前当期純損益2,390億円4,527億円△2,137億円
親会社株主に帰属する当期純損益2,132億円4,254億円△2,122億円

セグメント別の状況

セグメント別の経常損益(2025年度実績)は、ドライバルク事業108億円(前期比△45億円、前回見通し比+68億円)、エネルギー事業555億円(前期比△465億円、うちケミカル船・LNG/エタン船の持分法適用会社における一過性費用が減益要因)、製品輸送事業959億円(前期比△2,069億円、前期のコンテナ船市況急騰による大幅増益の反動)、ウェルビーイングライフ事業△27億円(前期比△108億円、クルーズ事業の集客回復遅れ等)、関連事業36億円(前期比+11億円)、その他44億円(前期比+37億円)、調整(消去・全社)80億円(前期比+203億円)。製品輸送事業のうちコンテナ船事業の経常損益は266億円(前期比△1,909億円)。

セグメント指標当期(2025年度)前期(2024年度)
ドライバルク事業経常損益108億円154億円
エネルギー事業経常損益555億円1,021億円
製品輸送事業経常損益959億円3,029億円
ウェルビーイングライフ事業経常損益△27億円81億円
関連事業経常損益36億円25億円
連結経常損益1,758億円4,197億円
2025年度連結決算概要(セグメント別)
出典:商船三井 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.4

通期業績予想

2026年度(2027年3月期)の連結業績予想は、売上高20,400億円(前期比+2,149億円)、営業損益1,050億円(前期比△220億円)、事業損益1,700億円(前期比+13億円)、経常損益1,450億円(前期比△308億円)、税金等調整前当期純損益2,000億円(前期比△390億円)、親会社株主に帰属する当期純損益1,700億円(前期比△432億円)を見込む。前提として、2026年7月にホルムズ海峡周辺の航行が概ね正常化することを想定している。セグメント別経常損益予想は、ドライバルク事業110億円、エネルギー事業400億円、2026年度新設のケミカルロジスティクス事業80億円、製品輸送事業820億円(うちコンテナ船事業300億円)、ウェルビーイングライフ事業40億円、関連事業20億円、その他20億円、調整△40億円。

項目2026年度予想2025年度実績増減
売上高20,400億円18,250億円+2,149億円
営業損益1,050億円1,270億円△220億円
事業損益1,700億円1,686億円+13億円
経常損益1,450億円1,758億円△308億円
税金等調整前当期純損益2,000億円2,390億円△390億円
親会社株主に帰属する当期純損益1,700億円2,132億円△432億円
2026年度連結業績予想(セグメント別)
出典:商船三井 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.7

株主還元

2025年度の配当は、1株当たり中間配当85円、期末配当予定115円の合計通期200円を予定。2026年度は中間配当予定100円、期末配当予定105円の合計通期205円を予定している。「BLUE ACTION 2035」Phase2(2026-2030年度)の方針として、2026年度より205円/株を起点とする累進配当を導入するとともに、総還元性向40%程度を目途とする機動的な自社株式取得を実施する。2026年度の自社株式取得額は700億円を計画している。

項目2025年度(実績予定)2026年度(予想)
中間配当85円100円
期末配当115円105円
通期配当合計200円205円
Phase2(2026-2030年度)株主還元方針
出典:商船三井 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.11

中期経営計画/トピック

「BLUE ACTION 2035」Phase1(2023-2025年度)の実績は、税引前当期純利益がPhase1平均3,290億円/年、ROEがPhase1平均12.1%、ネットギアリングレシオが0.88(2025年度実績、目標0.9~1.0を達成)となった。傘下のコンテナ船事業を担うONEの中期計画「ONE2030」については、2030年度の利益計画(約38億ドル)、投資規模(約350億ドル)、船隊規模(300万TEU超)、期間平均ROE10%以上、投資に対するDebt:Equity比率6:4の各目標を維持する一方、配当性向は近年の実績を踏まえ40%に見直した。2025年度のONE単体ROEは1.5%(2024年度は18.8%)、自己資本比率は56.9%。

ONE2030 目指す指標
出典:商船三井 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.23

※本記事は商船三井が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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