レオパレス21

レオパレス21、2026年3月期は増収 営業利益23.0%増も純利益は特別損失で減少

決算サマリー 2026.08.21
レオパレス21、2026年3月期は増収 営業利益23.0%増も純利益は特別損失で減少

※本記事はレオパレス21が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社レオパレス21の2026年3月期(通期)決算は、売上高444,820百万円(前期比+3.0%、計画比+0.2%)、営業利益35,966百万円(前期比+23.0%、計画比+3.4%)、経常利益34,842百万円(前期比+29.4%、計画比+5.6%)となり、いずれも通期計画を上回った。純利益は14,933百万円(前期比△16.4%、計画比+14.9%)で、計画は上回ったものの、1Qに計上した自己新株予約権消却損100億円の影響で前期比では減少した。賃貸事業は法人契約を中心に成約家賃単価が高水準を維持し、開発事業は受注棟数・受注戸数・受注高のいずれも通期計画を達成した。

目次

業績(2026年3月期 実績)

売上高は法人契約を中心に家賃単価が高水準で推移したことにより前期比+3.0%の444,820百万円(計画比+0.2%)となった。売上原価はメンテナンス強化により賃貸管理原価が前期比・計画比ともに増加し355,611百万円。販管費は待遇改善・従業員数の増加(前期比+241名)により前期比大幅プラスとなる一方、仲介契約件数の減少などから計画比ではマイナスとなり53,242百万円。営業利益は35,966百万円(前期比+23.0%、計画比+3.4%)、経常利益は34,842百万円(前期比+29.4%、計画比+5.6%)といずれも計画を上回った。営業外費用として支払利息9億円(前期比△5.8億円)を計上し、1Qには自己新株予約権消却損100億円を特別損失として計上した。法人税等調整額82億円の計上もあり、純利益は14,933百万円(前期比△16.4%、計画比+14.9%)となった。

項目2025年3月期実績2026年3月期実績2026年3月期計画(11月修正)前期比計画比
売上高(百万円)431,831444,820444,100+3.0%(+12,989)+0.2%(+720)
売上原価(百万円)354,537355,611354,900+0.3%(+1,074)+0.2%(+711)
売上総利益(百万円)77,29389,20889,200+15.4%(+11,914)+0.0%(+8)
売上総利益率17.9%20.1%20.1%+2.2p△0.0p
販管費(百万円)48,06253,24254,400+10.8%(+5,179)△2.1%(△1,157)
営業利益(百万円)29,23135,96634,800+23.0%(+6,735)+3.4%(+1,166)
営業利益率6.8%8.1%7.8%+1.3p+0.3p
EBITDA(百万円)32,73439,21137,800+19.8%(+6,477)+3.7%(+1,411)
経常利益(百万円)26,93634,84233,000+29.4%(+7,906)+5.6%(+1,842)
純利益(百万円)17,86114,93313,000△16.4%(△2,927)+14.9%(+1,933)
EPS(円)56.2245.1437.80△19.7%(△11.08)+19.4%(+7.34)
2026年3月期 連結損益計算書(PL)サマリー
出典:2026年3月期 プレゼンテーション資料 P.5

事業別の状況(賃貸事業・開発事業)

賃貸事業は、外国籍を中心とした法人契約がけん引し、通期平均の成約家賃単価(指数)は114(前期比+6)と高水準を維持した。入居率は通期平均85.78%(前期比+0.22p)、期末88.78%(前期比+1.21p)でともに前期を上回った。法人利用の構成比は過去最大の66.5%(前期比+1.9p)となり、外国籍利用戸数は65,858戸(前期比+20.5%)で利用戸数全体の13.7%を占め、ともに過去最大となった。

項目2025年3月期実績2026年3月期実績前期比
成約家賃単価指数(通期平均、2016年4月〈2017年3月期〉=100)108114+6
入居率(通期平均)85.56%85.78%+0.22p
入居率(期末)87.57%88.78%+1.21p
月次入居率の推移(2026年3月期)
出典:2026年3月期 プレゼンテーション資料 P.13

開発事業は本格再開初年度である2026年3月期において、受注棟数・受注戸数・受注高のいずれも通期計画を達成した。通期累計で107棟・1,524戸、受注高14,198百万円(141億円)を受注し、棟数達成率133.8%、戸数達成率138.5%、受注高達成率142.0%となった。

四半期(2026年3月期)受注棟数受注戸数受注高(百万円)
1Q29棟430戸3,933
2Q27棟396戸3,648
3Q23棟314戸2,871
4Q28棟384戸3,745
通期合計107棟1,524戸14,198
開発事業 通期受注実績の推移
出典:2026年3月期 プレゼンテーション資料 P.20

通期業績予想

本資料では2027年3月期の売上高・利益に関する具体的な業績予想は開示されていない。開発事業については2027年3月期より大阪府・広島県・福岡県に拠点を拡大し、さらなる受注件数の増加を図る方針が示されている。配当については後述のとおり2027年3月期の増配を予定している。

株主還元

配当方針として、賃貸事業の成長によって創出したキャッシュを活用し、成長投資とのバランスを図りながら安定した株主還元を実施する方針を掲げている。2026年3月期の年間配当は10.00円(中間5.00円、期末5.00円(予想)、配当性向22.2%(予想))で、2027年3月期は年間15.00円(予想、配当性向21.5%(予想))に増配する計画としており、2028年3月期には配当性向30%を目指すとしている。

中間配当期末配当年間合計配当性向(連結)
2025年3月期5.00円5.00円10.00円17.8%
2026年3月期5.00円5.00円(予想)10.00円(予想)22.2%(予想)
2027年3月期(予想)5.00円(予想)10.00円(予想)15.00円(予想)21.5%(予想)
株主還元・配当方針
出典:2026年3月期 プレゼンテーション資料 P.29

トピック:新商品『ArLk(アルク)』

開発事業では新商品『ArLk(アルク)』をリリースした。空間を広く使える壁掛けテレビの標準装備、お手入れが簡単な卓上IHクッキングヒーターの採用、火災時の延焼を防止する強化天井の採用、室内建具を減らした設計などにより、ひとり暮らしの新たなスタイルに対応する賃貸住宅として企画されている。

※本記事はレオパレス21が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次