※本記事は水戸証券が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
水戸証券は2026年3月期(通期)の決算を発表した。営業収益は前年同期比15.0%増の160億74百万円、経常利益は同54.5%増の35億98百万円、純利益は同27.9%増の30億95百万円となり、増収増益だった。トレーディング損益は同244.5%増の31億31百万円となり、営業利益は同69.3%増の31億46百万円だった。
業績(2026年3月期 実績)
営業収益は160億74百万円(前年同期比15.0%増)、純営業収益は159億98百万円(同14.8%増)となった。販売費・一般管理費は128億51百万円(同6.5%増)で、「取引関係費」が減少する一方、「人件費」や「不動産関係費」等が増加した。経常利益は35億98百万円(同54.5%増)、純利益は30億95百万円(同27.9%増)となった。
| 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 16,074 | 13,983 | 15.0% |
| 純営業収益 | 15,998 | 13,930 | 14.8% |
| 営業利益 | 3,146 | 1,858 | 69.3% |
| 経常利益 | 3,598 | 2,328 | 54.5% |
| 純利益 | 3,095 | 2,420 | 27.9% |

収益の内訳(受入手数料・トレーディング損益等)
営業収益の内訳をみると、受入手数料は124億99百万円(前年同期比1.7%減)、トレーディング損益は31億31百万円(同244.5%増)、金融収益は4億18百万円(同25.0%増)だった。トレーディング損益は米国株の取扱いにより株券等が同280.3%増の30億24百万円となったことが寄与した。

主要な収益の状況(商品別)
商品別の収益動向をみると、外国株式(委託・店頭)の手数料は45億97百万円(前年同期比62.2%増)、国内株式は33億04百万円(同13.6%増)、ファンドラップ報酬は26億55百万円(同21.5%増)と増加した一方、投資信託(代行手数料含む)は48億02百万円(同11.5%減)となった。
| 区分 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 国内株式 | 3,304 | 2,909 | 13.6% |
| 外国株式(委託・店頭) | 4,597 | 2,833 | 62.2% |
| 投資信託(代行手数料含) | 4,802 | 5,428 | △11.5% |
| ファンドラップ報酬 | 2,655 | 2,185 | 21.5% |

財務状況
2026年3月末の資産合計は731億61百万円(前期末比15.2%増)、負債合計は303億83百万円(同29.9%増)、純資産合計は427億78百万円(同6.7%増)となった。
| 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 資産合計 | 73,161 | 63,480 | 15.2% |
| 負債合計 | 30,383 | 23,383 | 29.9% |
| 純資産合計 | 42,778 | 40,097 | 6.7% |
株主還元
2025年3月、第七次中期経営計画期間中(2026年3月期~2030年3月期の5年間)の1株当たり年間配当の下限を30円とすることを公表した。2025年4月には2,000,000株(上限)を対象とする自己株式取得を決議し、2025年4月~7月に自己株式取得(2,000,000株、1,101百万円)を実施した。2026年3月には株主優待制度を導入するとともに、創業105周年の記念配当を実施する方針を公表した。2026年3月期の年間配当は43円(配当性向83.8%、総還元性向119.9%)となった。
| 項目 | 前期(2025年3月期) | 当期(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 年間配当(円) | 30 | 43 |
| 配当性向 | 78.0% | 83.8% |
| 総還元性向 | 131.7% | 119.9% |

中期経営計画・トピック
第七次中期経営計画では、顧客層・営業基盤の拡大によるROEの向上、資本の効率的活用によるキャッシュフローの増加、成長戦略や資本市場との対話強化による株主資本コストの低減等に取り組むとしている。中核商品であるファンドラップは、2026年3月末の時価残高が2,113億円、契約件数が15,232件となり、いずれも過去最高となった。ストック収益による販管費カバー率は45.6%(2026年3月期累計)だった。
※本記事は水戸証券が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。