秋田銀行

秋田銀行、2026年3月期は増益 当期純利益は過去最高益

決算サマリー 2026.08.21
秋田銀行、2026年3月期は増益 当期純利益は過去最高益

※本記事は秋田銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

秋田銀行は2026年3月期(単体)決算で、経常収益554億円(前期比+90億円)、コア業務純益180億円(前期比+68億円)を計上した。貸出金利息・有価証券利息配当金の増加と与信関係費用の減少が、債券売却損等の増加をカバーし、当期純利益は78億円(前期比+18億円)と過去最高益となった。連結ベースでも経常利益112億円(前期比+21億円、+23.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益77億円(前期比+21億円、+37.5%)といずれも増益となった。

目次

業績(2026年3月期 実績)

単体ベースでは、資金利益が貸出金利息・有価証券利息配当金の増加により前期比+81億円の353億円、役務取引等利益は事業承継・M&A支援案件の翌期繰越しや融資保険料等の費用増加により前期比▲4億円の37億円となった。経費は従業員の賃金引上げや本部・店舗設備の維持更新等により前期比+8億円の210億円となった一方、OHR(単体・コア業務粗利益ベース)は50%台へ改善し53.89%(前期64.33%)となった。与信費用は前期特殊要因の剥落や予想損失率の低下により前期比▲28億円の▲1億円となった。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減
経常収益(単体)554億円464億円+90億円
資金利益(単体)353億円272億円+81億円
役務取引等利益(単体)37億円41億円▲4億円
経費(単体)210億円202億円+8億円
コア業務純益(単体)180億円112億円+68億円
経常利益(単体)113億円93億円+20億円
当期純利益(単体)78億円60億円+18億円
経常利益(連結)112億円91億円+21億円(+23.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益(連結)77億円56億円+21億円(+37.5%)

収益・費用の内訳(単体)

有価証券部門損益は、金利上昇により国債等債券損益(債券5勘定)の売却損等が拡大した一方、利息配当金の増加により合計70億円(前期比▲20億円)となった。自己資本比率(連結)は貸出金の伸長にともなうリスクアセットの増加により前期比▲0.71ptの11.26%となった。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減
有価証券利息配当金145億円86億円+59億円
国債等債券損益(債券5勘定)▲113億円▲67億円▲46億円
株式等損益(株式3勘定)38億円71億円▲33億円
有価証券部門損益合計70億円90億円▲20億円
人件費109億円106億円+3億円
物件費87億円82億円+5億円
与信費用▲1億円27億円▲28億円
不良債権処理額4億円31億円▲27億円
2026年3月期決算のポイント(連結経常利益・当期純利益等)
出典:秋田銀行 2026年3月期 会社説明会資料 P.4

通期業績予想(2027年3月期計画)

2027年3月期の業績見通しは、単体で経常利益131億円、当期純利益85億円(前期比+7億円)を計画する。連結では経常利益131億円(前期比+19億円、+14.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益85億円(前期比+9億円、+11.8%)を見込む。投信解約益の剥落や経費の増加要因からコア業務純益は前期比▲25億円の155億円へ減益を計画する一方、経費・与信費用増加の一方で国債等債券損益の改善から当期純利益は増益を計画する。与信費用は前期特殊要因の剥落等により前期比+20億円の19億円を計画する。

項目予想前期(実績)
経常収益(単体)550億円554億円
コア業務純益(単体)155億円180億円
経常利益(単体)131億円113億円
当期純利益(単体)85億円78億円
経常利益(連結)131億円112億円
親会社株主に帰属する当期純利益(連結)85億円76億円
与信費用(単体)19億円▲1億円
2027年3月期収益計画(単体)
出典:秋田銀行 2026年3月期 会社説明会資料 P.14

株主還元

配当政策は、銀行の公共性にかんがみ健全経営と円滑な資金供給に必要な内部留保の充実に努め、かつ安定的な配当を維持することを基本方針とし、配当性向は親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上を目標に、利益成長を通じた一株当たり配当金の増加を目指すとしている。2026年3月期の配当は中間75円(前期比+30円)、期末100円(前期比+40円)とし、配当性向(連結)は40.4%(前期37.0%)となった。2027年3月期は中間・期末とも100円を計画する。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減
中間配当75円45円+30円
期末配当100円60円+40円
配当性向(連結)40.4%37.0%
株主還元・配当の推移
出典:秋田銀行 2026年3月期 会社説明会資料 P.29

中期経営計画

第2フェーズ中期経営計画(2025年度~2027年度)は、2026年5月22日公表の内容から中計最終年度(2027年度)の目標を上方修正した。修正後の2027年度目標は、当期純利益(連結)100億円以上、ROE(連結)5.0%以上、自己資本比率(連結)11%程度、OHR(単体・コア業務粗利益ベース)60%未満とし、これは従来2030年度目指す姿として掲げていた水準と同じである。中計最終年度の目標に掲げた当期純利益80億円以上は2026年度の達成が視野に入るとしている。また、政策保有株式(上場株式)は2017年3月末比で時価220億円・42銘柄を縮減しており、今後も縮減を継続する方針。

中期経営計画目標の上方修正(2027年度・2030年度目標)
出典:秋田銀行 2026年3月期 会社説明会資料 P.24

※本記事は秋田銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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