※本記事はソーダニッカが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ソーダニッカは2026年3月期の連結決算で、売上高66,692百万円(前期比+2.4%)、営業利益2,482百万円(同+17.6%)、経常利益2,934百万円(同+18.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,362百万円(同+7.6%)を計上した。エレクトロニクス業界向け・官公庁向け無機薬品の受注好調や包装関連機器の販売等が業績を押し上げ、増収増益となった。当期純利益は営業利益の増加に伴い、5期連続で過去最高益を更新した(特別利益は前期比で減少)。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上総利益は9,617百万円(同+6.0%)、販売費及び一般管理費は7,135百万円(同+2.5%)となった。事業活動による収益の増加に伴い営業利益が増益となり、経常利益・当期純利益も伸長した。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 66,692百万円 | 65,146百万円 | +1,546百万円(+2.4%) |
| 売上総利益 | 9,617百万円 | 9,071百万円 | +546百万円(+6.0%) |
| 販売費及び一般管理費 | 7,135百万円 | 6,961百万円 | +174百万円(+2.5%) |
| 営業利益 | 2,482百万円 | 2,109百万円 | +373百万円(+17.6%) |
| 経常利益 | 2,934百万円 | 2,477百万円 | +457百万円(+18.4%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,362百万円 | 2,195百万円 | +167百万円(+7.6%) |
| 1株当たり当期純利益 | 103.62円 | 96.51円 | +7.11円(+7.4%) |

セグメント別の状況
化学品事業・機能材事業・その他事業の3セグメントとも増収となった。化学品事業はエレクトロニクス業界向け・自治体向け薬品の需要伸長等により増益、機能材事業は包装関連機器の受注や食品包装フィルムの好調により増益となった一方、設備・工事・産業材料はやや低調で利益率は前期を下回った。その他事業は、国内連結子会社(株式会社日本包装の新工場稼働向上、モリス株式会社の縫製雑貨取引好調)により増益となったが、海外連結子会社は米国関税政策等の影響で競争環境が変化し、新規案件の進捗が難航した。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 化学品事業 | 売上高 | 44,319百万円 | 43,402百万円 |
| 化学品事業 | セグメント利益 | 3,942百万円 | 3,752百万円 |
| 化学品事業 | 利益率 | 8.9% | 8.6% |
| 機能材事業 | 売上高 | 14,490百万円 | 13,714百万円 |
| 機能材事業 | セグメント利益 | 831百万円 | 807百万円 |
| 機能材事業 | 利益率 | 5.7% | 5.9% |
| その他事業 | 売上高 | 7,882百万円 | 8,029百万円 |
| その他事業 | セグメント利益 | 244百万円 | 157百万円 |
| その他事業 | 利益率 | 3.1% | 2.0% |

通期業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高70,100百万円(前期比+5.1%)、営業利益2,610百万円(同+5.2%)、経常利益3,110百万円(同+6.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,450百万円(同+3.7%)としており、中期経営計画の各施策の進捗により増収増益を見込む。内需の堅調さによる景気の下支えが期待される一方、中東情勢に起因する原材料不足や原油高の影響を懸念材料として挙げている。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 70,100百万円 | 66,692百万円 |
| 営業利益 | 2,610百万円 | 2,482百万円 |
| 経常利益 | 3,110百万円 | 2,934百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,450百万円 | 2,362百万円 |
| 1株当たり当期純利益 | 107.34円 | 103.62円 |

株主還元
中期経営計画「Go forward STAGE3」期間中、配当性向40%以上の定常化を方針とする。2026年3月期の配当は年間44円(中間20円・期末24円)となり、期初予想の年間40円(中間20円・期末20円)から増額した。2027年3月期は普通配当として中間・期末共に22円、年間44円の配当を予想している。
| 区分 | 中間配当 | 期末配当 | 年間計 |
|---|---|---|---|
| 2026年3月期 期初予想 | 20円 | 20円 | 40円 |
| 2026年3月期 期末発表(実績) | 20円 | 24円 | 44円 |
| 2027年3月期 予想 | 22円 | 22円 | 44円 |

中期経営計画・トピック
中期経営計画「Go forward STAGE3」の3年目として、株主資本コスト(6.58%)を意識した経営に取り組んでいる。2026年3月期のROEは7.46%で株主資本コストを上回った一方、ROIC(4.98%)はWACC(5.70%)を下回る状況が続く。PBRは2026年3月期末で0.71倍となり、前期の0.79倍から純資産の増加により下降した。STAGE3最終年度(2027年3月期)の目標値は連結当期純利益24億円以上・ROE8%以上・配当性向40%以上で、当期純利益目標は当初の20億円から24億円以上に上方修正(2025年5月8日発表)している。政策保有株式についてはSTAGE3累計で約40億円の縮減を計画し、これまでに22銘柄・2,064百万円を売却した。
※本記事はソーダニッカが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。