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ヴィア・ホールディングス、2026年3月期は増収も営業損失に転落 純損失は拡大

決算サマリー 2026.08.21
ヴィア・ホールディングス、2026年3月期は増収も営業損失に転落 純損失は拡大

※本記事はヴィア・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ヴィア・ホールディングスの2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)連結業績は、売上高17,405百万円(前期比+31百万円)とほぼ横ばいで推移した一方、営業利益は68百万円の損失(前期は198百万円の利益)に転落し、経常利益も157百万円の損失(前期は122百万円の利益)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は512百万円の損失で、前期の19百万円の損失から赤字幅が拡大した。

客単価戦略の継続により売上高は前期を上回ったものの、既存店客数は前年比98.2%と想定を下回った。最低賃金改定を背景とした人件費の増加や、原材料費・物流費の高止まりが続き、収益面を圧迫した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

損益計算書ベースでは、売上原価は5,892百万円(前期比+211百万円、売上比33.9%)、売上総利益は11,512百万円(同△180百万円、売上比66.1%)、販売費及び一般管理費は11,581百万円(同+87百万円、売上比66.5%)となった。営業利益は前期の198百万円の利益から68百万円の損失に転じ、経常利益・当期純利益も前期実績を下回った。

項目2026年3月期2025年3月期増減
売上高17,405百万円17,373百万円+31百万円
売上原価5,892百万円5,680百万円+211百万円
売上総利益11,512百万円11,693百万円△180百万円
販売費及び一般管理費11,581百万円11,494百万円+87百万円
営業利益△68百万円198百万円△267百万円
経常利益△157百万円122百万円△279百万円
親会社株主に帰属する当期純利益△512百万円△19百万円△492百万円
決算サマリー(売上高・営業利益・経常利益・当期純利益)
出典:ヴィア・ホールディングス 2026年3月期 決算説明資料 P.4

業態別店舗数の状況

グループの店舗数は、不採算店舗の整理および業態転換を進めた結果、2025年3月期末の305店舗(うちFC・のれん分け29)から2026年3月期末は287店舗(同25)へ18店舗減少した。備長扇屋・やきとりの扇屋・炭火やきとりオオギヤは187店舗から172店舗へ15店舗減少した一方、しんぱち食堂・他や日本橋紅とんなどは店舗数を増やした。

業態・ブランド2025年3月期末2026年3月期末増減
備長扇屋・やきとりの扇屋・炭火やきとりオオギヤ187店舗(うちFC・のれん分け28)172店舗(うちFC・のれん分け25)△15
しんぱち食堂・他4店舗5店舗+1
日本橋紅とん22店舗23店舗+1
ぼちぼち・他7店舗5店舗△2
いちげん・とりげん・他10店舗9店舗△1
魚や一丁5店舗(うちFC・のれん分け1)4店舗△1
パステル32店舗33店舗+1
FR(中華系)15店舗15店舗+0
カジュアル・ダイニング(バル)・他23店舗21店舗△2
グループ合計305店舗(うちFC・のれん分け29)287店舗(うちFC・のれん分け25)△18
業態別店舗数(2025年3月期末→2026年3月期末)
出典:ヴィア・ホールディングス 2026年3月期 決算説明資料 P.7

通期業績予想(2027年3月期)

会社は2027年3月期の連結業績予想として、売上高17,500百万円(2026年3月期実績比+95百万円)、営業利益300百万円(同+368百万円)、経常利益180百万円(同+337百万円)、当期純利益△50百万円(同+462百万円)を計画している。既存店売上の改善、不採算店舗整理と高収益モデルへの転換、原価率の改善、スマホオーダー導入等による人件費率の改善、ワンカンパニー化による本部コストの削減などにより、営業利益は段階的な回復を見込む。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)差異
売上高17,500百万円17,405百万円+95百万円
営業利益300百万円△68百万円+368百万円
経常利益180百万円△157百万円+337百万円
当期純利益△50百万円△512百万円+462百万円
2027年3月期 連結業績予想
出典:ヴィア・ホールディングス 2026年3月期 決算説明資料 P.26

株主還元

本資料に配当金額の記載はなく、株主還元としては株主優待制度(株主割引券)が案内されている。2026年3月末日の基準日より制度を拡充し、保有株式数100株以上の株主を対象に、保有株数に応じて年間8,000円相当(500円割引券16枚)から48,000円相当(同96枚、10,000株以上)の株主割引券を進呈する。株主割引券はヴィアグループが全国で展開する店舗で、飲食代金1,000円(税込)ごとに1枚(500円割引)利用できる。

中期経営計画2028の概要と進捗

中期経営計画2028では、「業態モデルの再定義」「収益構造モデルの再設計&移行」「人財総活躍モデルの進化」の3つの戦略により『戦略的縮小型成長モデル』への転換を進め、2028年以降は出店加速化・海外進出により『500店舗時代(OSC店含む)』を目指すとしている。

項目2025年3月期(実績)2026年3月期(中計策定時計画)2027年3月期(計画)2028年3月期(計画)
売上高17,374百万円17,720百万円19,500百万円22,400百万円
営業利益199百万円310百万円600百万円900百万円
純資産1,159百万円1,750百万円2,000百万円2,800百万円
店舗数308店舗291店舗297店舗309店舗
中期経営計画2028 計画数値(3ヵ年)
出典:ヴィア・ホールディングス 2026年3月期 決算説明資料 P.14

なお、2026年3月期の実績(売上高17,405百万円、営業利益△68百万円)は、中期経営計画2028策定時点(2025年8月12日適時開示)で示された計画値(売上高17,720百万円、営業利益310百万円)を下回った。

進捗施策として、グロースパートナーズ株式会社によるハンズオン型業務支援のもと、E種優先株式15億円および新株予約権15億円により資金を確保し、C種優先株式の償還8億円・出店等4億円・M&A等18億円に充当した。また、備長扇屋創業の地である名古屋で新モデル店舗を出店(2025年2月)したほか、紅とん飯田橋東口店・新宿東口店(2025年10月・12月出店)で地下・空中階を活用した都市型モデルを展開した。物流面では全国の物流センターを12拠点から7拠点へ統合し、最終的には5拠点体制を目指すとしている。

※本記事はヴィア・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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