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フジオーゼックス、2026年3月期は増収も営業減益 純利益38.6%増

決算サマリー 2026.08.21
フジオーゼックス、2026年3月期は増収も営業減益 純利益38.6%増

※本記事はフジオーゼックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

フジオーゼックス株式会社は2026年3月期の通期連結業績を発表した。売上高は291億円(前年比+13.9%)となり、前年度に新規獲得した大口受注の通期取込や、前連結会計年度7月にM&Aで取得した株式会社ピーアンドエムの通期寄与により過去最高売上高を更新した。営業利益は25.1億円(前年比△4.2%)と減益となったが、経常利益は27.4億円(前年比+17.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は21.4億円(前年比+38.6%)といずれも増益となった。海外売上比率は34%で、国内販売は前年比8.6%増、海外販売は前年比25.9%増となった。

目次

連結業績(当期 実績)

営業利益は、新規受注に伴う限界利益増や原価低減活動の推進があった一方、賃上げによる労務費上昇、諸資材価格高騰、物流費上昇、メキシコ子会社での運送費増加や北米向け輸出に係る関税負担増などが減益要因となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、株式会社マルヨシ製作所においてセパレータフィルム製造設備の受注減に伴う減損損失を計上した一方、メキシコ子会社での為替変動(ドル安メキシコペソ高)による繰延税金資産の増加が増加要因となり、前年比38.6%増となった。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)前年比
売上高29,093百万円25,544百万円+13.9%
営業利益2,506百万円2,616百万円△4.2%
経常利益2,743百万円開示なし+17.2%
親会社株主に帰属する当期純利益2,144百万円開示なし+38.6%
2026年3月期通期決算ハイライト
出典:フジオーゼックス2026年3月期決算説明資料 P.7

地域別売上高の状況

2025年度の地域別売上高は日本192億円、北米76億円、中国16億円、欧州その他6億円で、総売上高291億円のうち海外売上高比率は34%となった。国内販売は前年度に新規獲得した大口受注の通期取込により前年比8.6%増、海外販売は同様の要因に加え、中国向け販売の新エネルギー車需要増加に伴う影響も受けつつ前年比25.9%増となった。

地域売上高構成比
日本192億円66%
北米76億円26%
中国16億円6%
欧州その他6億円2%
会社概要・地域別売上高
出典:フジオーゼックス2026年3月期決算説明資料 P.3

通期業績予想

2027年3月期の業績見通しは、中東情勢の緊迫化の影響による生産減等から売上高は前年比△3.8%減の280億円を見込む。一方、諸資材高騰や労務費負担増に対し価格適正化及び改善活動を推進することで、営業利益は前年比+3.8%増の26億円を計画する。経常利益は26億円(前年比△5.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億円(前年比△20.7%)を見込む。想定為替レートはUSD155.00円、中国元22.00円、メキシコペソ7.97円(対ドル)としている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)前年比増減額前年比増減率
売上高29,093百万円28,000百万円△1,093百万円△3.8%
営業利益2,506百万円2,600百万円94百万円3.8%
営業利益率8.6%9.3%0.7pt8.1%
経常利益2,743百万円2,600百万円△143百万円△5.2%
親会社株主に帰属する当期純利益2,144百万円1,700百万円△444百万円△20.7%
2027年3月期業績見通しハイライト
出典:フジオーゼックス2026年3月期決算説明資料 P.13

株主還元

2026年3月期は決算内容を勘案し、期末配当を30円から2円増配して32円とした(中間配当22円、年間54円)。あわせて自己株取得8.3億円及び株主優待の拡充を実施し、総還元性向は65.7%となった。2027年3月期は前期同様、年間配当54円を予定しており、3年間の総還元性向平均40%を目安に自己株取得の実施を検討する。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
中間配当金22円開示なし
期末配当金32円開示なし
年間配当金54円54円
自己株取得8.3億円検討中(開示なし)
総還元性向65.7%40%目安(3年間平均)
株主還元の状況
出典:フジオーゼックス2026年3月期決算説明資料 P.15

その他のトピック

前連結会計年度7月にM&Aで取得した株式会社ピーアンドエムを連結範囲に含め、当期は通期での取込となった。一方、株式会社マルヨシ製作所ではセパレータフィルム製造設備の販売低迷による受注減に伴い減損損失を計上した。メキシコ子会社では新規受注の立上対応遅れに伴う運送費等の増加や、北米向け輸出における関税負担増が営業利益の減少要因となったほか、為替変動(ドル安メキシコペソ高)による繰延税金資産の増加が親会社株主に帰属する当期純利益の増加要因となった。

※本記事はフジオーゼックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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