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TBK、2026年3月期は営業利益59.0%増も当期純利益は未達

決算サマリー 2026.08.21
TBK、2026年3月期は営業利益59.0%増も当期純利益は未達

※本記事はTBKが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

TBKの2026年3月期(2025年4月~2026年3月)連結業績は、売上高547.5億円(前期比0.6%増)、営業利益14.9億円(同59.0%増)、経常利益17.3億円(同459.9%増)となり、業績予想を上回って着地した。もっとも、減損処理等の影響により当期利益は▲1.3億円(前期▲12.0億円)にとどまり、当期純利益のみ未達となった。当期はBrakes India(BI)社との資本業務提携や、北米事業の清算手続き完了(事業再編損・為替換算調整勘定の実現による損失処理、固定資産売却益の計上)も実施した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

連結損益計算書は次の通り。営業利益率は2.7%(前期1.7%)に改善し、ROEは▲0.4%(前期▲4.2%)となった。

科目2025年3月期2026年3月期増減増減率
売上高544.1億円547.5億円3.4億円0.6%
営業利益9.4億円(1.7%)14.9億円(2.7%)5.5億円59.0%
経常利益3.0億円(0.6%)17.3億円(3.2%)14.3億円459.9%
当期利益▲12.0億円(▲2.2%)▲1.3億円(▲0.2%)10.7億円
業績ハイライト(2026年3月期)
出典:TBK 決算説明会資料(2026年3月期) P.4

地域別業績(セグメント別状況)

地域別の状況は次の通り。日本はコスト上昇への対応(価格転嫁・内製化・経費圧縮)を進め、売上高315.8億円(前期287.0億円)、営業利益5.3億円(前期1.5億円、利益率1.7%)。アジアはタイで金融機関のローン審査厳格化など市場の停滞感が続く中、生産性向上と収益改善対策により前期比増益、インドは国内需要増と北米からの生産移管による売上増加、自動化等の生産性向上により前期比増収増益となり、アジア計の売上高は191.0億円(前期180.1億円)、営業利益12.3億円(前期9.4億円、利益率6.4%)。中国は景気低迷の中、新規拡販による売上増とライニング生産設備の自動化による省人化を実施し、売上高40.5億円(前期33.4億円)、営業利益▲1.0億円(前期▲1.0億円)。北米は事業清算に伴い売上高0.1億円(前期43.4億円)、営業利益0.1億円(前期0.1億円)となった。

地域2025年3月期 売上高2025年3月期 営業利益(利益率)2026年3月期 売上高2026年3月期 営業利益(利益率)
日本287.0億円1.5億円(0.5%)315.8億円5.3億円(1.7%)
アジア180.1億円9.4億円(5.2%)191.0億円12.3億円(6.4%)
中国33.4億円▲1.0億円(▲3.0%)40.5億円▲1.0億円(▲2.5%)
北米43.4億円0.1億円(0.2%)0.1億円0.1億円(0.0%)
544.1億円9.4億円(1.7%)547.5億円14.9億円(2.7%)
地域別売上高・営業利益
出典:TBK 決算説明会資料(2026年3月期) P.7

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高530.0億円(前期比3.2%減)、営業利益11.0億円(同26.5%減)、経常利益12.0億円(同30.7%減)を見込む。一方、当期利益は6.0億円(前期▲1.3億円)を計画している。日本は2024年問題による需要増効果の減少と輸出(アセアン向け)の低調、アジアはタイの売上低調継続とインドでの新規拡販、中国は税制変更の影響や原材料コストの上昇を踏まえた計画としている。中期経営計画の2027年度目標として、営業利益率3~5%、ROE5.0%を掲げる。

科目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)増減増減率
売上高547.5億円530.0億円▲17.5億円▲3.2%
営業利益14.9億円(2.7%)11.0億円(2.1%)▲3.9億円▲26.5%
経常利益17.3億円(3.2%)12.0億円(2.3%)▲5.3億円▲30.7%
当期利益▲1.3億円(▲0.2%)6.0億円(1.1%)7.3億円
2027年3月期 業績の見通し
出典:TBK 決算説明会資料(2026年3月期) P.15

株主還元

配当については、配当性向40%以上(継続的に実施)を方針としている。2026年3月期の配当実績は1株当たり8円、2027年3月期の配当予想も1株当たり8円としている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株あたり配当金8円8円

中期経営計画/トピック

2025~2027年度を対象とする中期経営計画では、「収益」(コア技術・コア製品の強化)、「変革」(事業基盤の変革)、「成長」(新領域への挑戦)の3つの基本方針と、これを支えるESG経営の推進(環境戦略・社会戦略・ガバナンス戦略)を掲げている。当期のトピックスとして、Brakes India(BI)社との資本業務提携によるグローバルアライアンス強化(製品の相互販売、調達網・生産拠点の相互活用)、e-Axle+EDBのコンセプトモデルをJSAE展示会「人とくるまのテクノロジー展2026 YOKOHAMA」で発表、鋳物事業(アルミ事業)強化に向けた新設備導入(タイ:ADC135トン設備、日本:GDC導入・量産開始)、NPS活動による改善活動の深化、製造・品質・保全・セキュリティ領域のDX推進、生産体制の再編(日本:鋳物部品の福島地区への集約検討・工場ダウンサイジングの検討、中国:東莞・長春・銅川3拠点のライニング生産の統廃合・生産拠点移管の検討)、DBJ環境格付で今年度最高ランクのA評価を初取得(前年度Bランク)などを実施した。

中期経営計画(2025-2027年度)基本方針
出典:TBK 決算説明会資料(2026年3月期) P.20

※本記事はTBKが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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