東海理化電機製作所

東海理化、2026年3月期は増収増益で各利益段階が過去最高 2027年3月期は減益予想

決算サマリー 2026.08.21
東海理化、2026年3月期は増収増益で各利益段階が過去最高 2027年3月期は減益予想

※本記事は東海理化電機製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

東海理化は2026年3月期、主要客先の生産台数増や価格改定(値上げ)等により売上高6,447億円(前期比+271億円、+4.4%)と過去最高を更新した。営業利益は人的投資・将来投資等による固定費増の影響で356億円(同+4億円、+1.0%)にとどまったが、経常利益437億円、親会社株主に帰属する当期純利益294億円と、営業利益を含む各段階利益で過去最高となった。なお2026年4月、過年度の退職給付に係る税効果会計処理に誤りがあったことが判明し、2021年3月期~2025年3月期の有価証券報告書等を訂正している。

目次

連結業績(当期実績)

為替影響(円安方向)+48億円を含み実質増減+223億円で、売上高は6,447億円(前期比+271億円、+4.4%)。営業利益は労務費・経費・償却費の増加が値上げによる売価反映効果を上回り356億円(同+4億円、+1.0%、利益率5.5%)。経常利益は投資有価証券売却益等により437億円(同+94億円、+27.5%、利益率6.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は294億円(同+34億円、+13.1%、利益率4.6%)となった。特別損益は投資有価証券売却益54億円・固定資産売却益7億円等により20億円(前期55億円)を計上。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減
売上高6,447億円6,176億円+271億円(+4.4%)
営業利益(利益率)356億円(5.5%)352億円(5.7%)+4億円(+1.0%)
経常利益(利益率)437億円(6.8%)343億円(5.6%)+94億円(+27.5%)
特別損益20億円55億円▲35億円
親会社株主に帰属する当期純利益(利益率)294億円(4.6%)260億円(4.2%)+34億円(+13.1%)

地域別の業績(当期実績)

地域別では、北米・アジア・欧州南米が増収増益となった一方、日本は労務費・経費・償却費の増加により営業損益が悪化した。

地域指標当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)
日本売上高3,257億円3,076億円
日本営業利益(利益率)▲14億円(▲0.4%)▲9億円(▲0.3%)
北米売上高1,734億円1,647億円
北米営業利益(利益率)82億円(4.8%)80億円(4.9%)
アジア売上高1,952億円1,927億円
アジア営業利益(利益率)248億円(12.7%)239億円(12.4%)
欧州・南米売上高506億円493億円
欧州・南米営業利益(利益率)42億円(8.4%)34億円(7.1%)
東海理化 連結売上高(客先別・製品別)前期比較
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.8

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は若干の増収を見込むものの、中東情勢の影響や急激なインフレ影響等、外部環境の先行き不透明さから減益を予想している。売上高は6,500億円(前期比+53億円、+0.8%)、営業利益は労務費・値上り等の増加により300億円(同▲56億円、▲15.8%)、経常利益330億円(同▲107億円、▲24.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益200億円(同▲94億円、▲32.1%)を見込む。

項目当期実績(2026年3月期)予想(2027年3月期)増減
売上高6,447億円6,500億円+53億円(+0.8%)
営業利益(利益率)356億円(5.5%)300億円(4.6%)▲56億円(▲15.8%)
経常利益(利益率)437億円(6.8%)330億円(5.1%)▲107億円(▲24.6%)
特別損益20億円▲20億円
親会社株主に帰属する当期純利益(利益率)294億円(4.6%)200億円(3.1%)▲94億円(▲32.1%)
東海理化 連結売上高予想(客先別・製品別)前期比較
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.13

株主還元

2026年3月期の年間配当金は115円(配当性向33.2%、配当利回り3.9%)。2027年3月期は120円(同51.1%、配当利回り4.1%)を予想しており、増益予想ではないものの配当は増額を見込んでいる。

決算期年間配当金配当性向配当利回り
2023年3月期64円56.3%3.9%
2024年3月期75円27.1%※12.9%
2025年3月期95円30.9%4.3%
2026年3月期115円33.2%3.9%
2027年3月期(予想)120円51.1%4.1%※2
東海理化 配当金・配当性向の推移
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.17

中期経営計画

中期経営計画では、2031年3月期(2030年度)に営業利益490億円(営業利益率7.0%)、ROE10%超を目標として掲げている。

東海理化 業績等の推移(売上高・営業利益・営業利益率)と中期経営計画目標
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.19

※本記事は東海理化電機製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次