※本記事はバンダイナムコホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
バンダイナムコホールディングスの2025年度(2026年3月期)通期決算は、売上高13,482億円(前年度比+1,067億円)、営業利益1,895億円(同+93億円)、経常利益2,019億円(同+155億円)、親会社株主に帰属する当期純利益1,406億円(同+113億円)となった。過去最高の売上高・利益を更新し、中期計画初年度を良い形でスタートした。ガンダムシリーズの売上高が大きく伸長したことが業績を牽引した。
連結業績(当期 実績)
2025年度実績は、2月時点の前回見込み(売上高13,000億円、営業利益1,810億円、経常利益1,900億円、当期純利益1,300億円)に対しても、売上高+482億円、営業利益+85億円、経常利益+119億円、当期純利益+106億円と上振れた。
| 項目 | 当期(2025年度実績) | 前期(2024年度実績) | 増減(前年度比) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 13,482億円 | 12,415億円 | +1,067億円 |
| 営業利益 | 1,895億円 | 1,802億円 | +93億円 |
| 経常利益 | 2,019億円 | 1,864億円 | +155億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,406億円 | 1,293億円 | +113億円 |
セグメント別(事業別)の状況
事業別では、トイホビーは売上高6,739億円(+770億円)・セグメント利益1,269億円(+247億円)と、ハイターゲット商品やカード、カプセルトイ、菓子、ステーショナリーなどが好調で過去最高業績。デジタルは売上高4,765億円(+209億円)と伸長した一方、家庭用ゲームのタイトル編成の違いが影響しセグメント利益は566億円(▲119億円)となった。映像音楽は「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」が好調に推移し売上高955億円(+48億円)・セグメント利益121億円(+4億円)。アミューズメントは施設が好調(国内既存店売上高前期比107.0%)で売上高1,527億円(+113億円)・セグメント利益101億円(+17億円)となった。
| セグメント | 指標 | 当期(2025年度実績) | 前期(2024年度実績) |
|---|---|---|---|
| トイホビー | 売上高 | 6,739億円 | 5,969億円 |
| トイホビー | セグメント利益 | 1,269億円 | 1,022億円 |
| デジタル | 売上高 | 4,765億円 | 4,556億円 |
| デジタル | セグメント利益 | 566億円 | 685億円 |
| 映像音楽 | 売上高 | 955億円 | 907億円 |
| 映像音楽 | セグメント利益 | 121億円 | 117億円 |
| アミューズメント | 売上高 | 1,527億円 | 1,414億円 |
| アミューズメント | セグメント利益 | 101億円 | 84億円 |
| その他 | 売上高 | 389億円 | 362億円 |
| その他 | セグメント利益 | 28億円 | 16億円 |
| 全社消去 | 売上高 | ▲895億円 | ▲795億円 |
| 全社消去 | セグメント利益 | ▲192億円 | ▲123億円 |
| 合計 | 売上高 | 13,482億円 | 12,415億円 |
| 合計 | 営業利益 | 1,895億円 | 1,802億円 |

通期業績予想
2026年度通期計画は売上高13,500億円(前年度比+18億円)と過去最高売上高更新を目指す一方、原材料価格や物流コスト上昇への対応を見込み、営業利益1,850億円(同▲45億円)、経常利益1,900億円(同▲119億円)、親会社株主に帰属する当期純利益1,300億円(同▲106億円)とする計画。
| 項目 | 予想(2026年度通期計画) | 前期(2025年度実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 13,500億円 | 13,482億円 |
| 営業利益 | 1,850億円 | 1,895億円 |
| 経常利益 | 1,900億円 | 2,019億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,300億円 | 1,406億円 |

株主還元
2025年度の配当金は年間73円(ベース配当46円、業績連動配当27円)、総還元性向は51.0%。株主還元に関する基本方針は、総還元性向50%以上を基本とし、DOE3.60%を下限に長期的に安定的な配当を実施、資本コストを意識し適宜自己株式取得を実施するというもの。自己株式取得は取得株式総数600万株、取得価額の総額24,757,598,600円、取得期間2026年2月6日~3月24日で実施し、2026年4月30日に500万株を消却する。次期中期計画の株主還元に関する基本方針にのっとり検討するとしている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 2025年度配当金(年間) | 73円 |
| 内訳:ベース配当 | 46円 |
| 内訳:業績連動配当 | 27円 |
| 総還元性向 | 51.0% |
| 自己株式取得(取得株式数) | 600万株 |
| 自己株式取得(取得価額総額) | 24,757,598,600円 |
| 取得期間 | 2026年2月6日~3月24日 |

中期経営計画/トピック
2025年度は自社IPガンダムシリーズの価値最大化(話題喚起、IP×カテゴリー×地域)と、CW360を中心とした関西万博への出展、全方位のパートナーとの連携推進を進めた中期計画初年度となった。トイホビー事業ではプラモデル新工場により23年度比35%の増産体制を構築、「THE GUNDAM BASE」の海外直営店を拡大した。デジタル事業では「ドラゴンボール ゼノバース3」(2027年発売)や「ACE COMBAT 8」(2026年発売予定)などのタイトルを予定する。映像音楽事業では音楽事業を再編し、バンダイナムコミュージックフロンティアへ2026年4月に商号変更、CW360【project RESONANCE】を2026年6月に開業するほか、株式会社ウドー音楽事務所との戦略的パートナーシップを構築する。アミューズメント事業は2026年度、国内既存店売上高前期比104%を見込み施設事業の好調継続を見込む。
※本記事はバンダイナムコホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。