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サン電子、2026年3月期は経常利益623.1%増 純利益9,663百万円に減少

決算サマリー 2026.08.20
サン電子、2026年3月期は経常利益623.1%増 純利益9,663百万円に減少

※本記事はサン電子が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

サン電子は2026年3月期の連結業績を発表した。売上高は9,907百万円(前期比△8.5%)、営業損益は△15百万円の損失となった。経常利益はCellebrite社の持分法による投資利益4,969百万円の計上が寄与し5,133百万円(前期比623.1%増)となる一方、親会社株主に帰属する当期純利益はCellebrite社の持分変動利益が前期比12,832百万円減少したことにより9,663百万円(前期比△43.9%)となった。2026年3月期の期末配当は1株当たり50円を実施した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高はエンターテインメント関連事業における遊技機部品等の出荷数量の減少、IT関連事業における通信キャリア各社による3G停波に伴うLTE(4G)への移行需要の一巡及び5GやエッジAI関連の新商品の開発・市場投入の遅れなどによる出荷数量の減少により、前年同期比930百万円の減収となった。営業損益は販管費が減少したものの、前期の1百万円から△15百万円となった。経常利益はCellebrite社の持分法による投資利益4,969百万円の計上が寄与し、前年同期比4,423百万円の増益となった。当期純利益はCellebrite社の持分変動利益を前期比12,832百万円減少となる4,727百万円計上したことにより、前年同期比7,564百万円の減益となった。

項目2026年3月期2025年3月期増減
売上高9,907百万円10,837百万円△930百万円(△8.5%)
営業損益△15百万円1百万円△16百万円
経常利益5,133百万円709百万円4,423百万円(623.1%増)
親会社株主に帰属する当期純利益9,663百万円17,228百万円△7,564百万円(△43.9%)

セグメント別の状況

グローバルデータインテリジェンス事業は、Cellebrite製品を中心としたフォレンジックソリューションやインテリジェンスソリューション等に加え、総務省から受託した「多元統合型偽・誤情報検出技術の研究開発と実証事業」により増収となったが、一部の受注条件の悪化に伴い営業利益は減益となった。エンターテインメント関連事業は、遊技機関連事業で遊技機部品等の出荷数量の減少により減収となる一方、販売費及び一般管理費のコントロールにより営業利益は増益、ゲームコンテンツ事業は新作の発売本数減少により減収減益となった。IT関連事業は、3GからLTE(4G)への移行需要の一巡と5G・エッジAI関連新商品の開発・展開の遅れによる出荷数量減少で減収となったが、EKTechグループのマレーシアでの売上伸長や付加価値の高い商品の出荷数量増加により営業利益は増益となった。新設のウェルネス事業は、準備段階のため営業損失△30百万円を計上した。

セグメント指標2026年3月期2025年3月期
グローバルデータインテリジェンス事業売上高1,293百万円1,195百万円
グローバルデータインテリジェンス事業営業利益(利益率)140百万円(10.9%)164百万円(13.8%)
エンターテインメント関連事業売上高5,477百万円5,862百万円
エンターテインメント関連事業営業利益(利益率)648百万円(11.8%)657百万円(11.2%)
IT関連事業売上高3,158百万円3,801百万円
IT関連事業営業利益(利益率)332百万円(10.5%)255百万円(6.7%)
ウェルネス事業営業損益△30百万円ー(新設セグメント)
グローバルデータインテリジェンス事業の売上高・営業利益推移
出典:サン電子 2026年3月期決算補足説明資料 P.4

ウェルネス事業(新設セグメント)

新設セグメントとなるウェルネス事業では、スリープテックを使い睡眠の質改善分野でリードするMyWaves Technologies社の製品の国内販売権を獲得し、サンデジタルヘルス株式会社を通じて販売する。商品は予約を受付中で、各種の準備を進めている段階のため、2026年3月期の営業損失は△30百万円となった。サンデジタルヘルス株式会社は資本金50百万円、サン電子の100%子会社で、代表取締役社長はヤコブ・ズリッカ氏(サン電子取締役)が務める。

ウェルネス事業とサンデジタルヘルス株式会社の概要
出典:サン電子 2026年3月期決算補足説明資料 P.7

通期業績予想(2027年3月期)

サン電子は2027年3月期の連結業績予想として、売上高19,222百万円(前期比94.0%増)、営業利益2,131百万円(前期の営業損失△15百万円から黒字化)、経常利益8,300百万円(前期比61.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7,600百万円(前期比△21.3%)を見込む。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)
売上高19,222百万円9,907百万円
営業利益2,131百万円△15百万円
経常利益8,300百万円5,133百万円
親会社株主に帰属する当期純利益7,600百万円9,663百万円
2027年3月期連結業績予想
出典:サン電子 2026年3月期決算補足説明資料 P.12

株主還元

サン電子は、中長期的な企業価値向上のため将来に向けての事業展開と経営基盤を強化する観点から、中長期のフリー・キャッシュ・フローの推移を考慮して配当を決定する方針。配当水準については収益動向等の経営成績や将来の見通しの観点によるほか、安全性や内部留保とのバランスにも留意する。2026年3月期の期末配当は1株当たり50円を実施した。1株当たり年間配当金は2022年3月期40円、2023年3月期20円、2024年3月期40円、2025年3月期100円、2026年3月期50円で推移している。

年度1株当たり年間配当金
2022年3月期40円
2023年3月期20円
2024年3月期40円
2025年3月期100円
2026年3月期50円
1株当たり年間配当金の推移
出典:サン電子 2026年3月期決算補足説明資料 P.11

※本記事はサン電子が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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